この日は最近通っている池に乗っ込みフナを狙いに行ってきました
今回は2つ検証したいことがあったので、釣りながら検証もしてみました
アシの芽が萌えていました |
到着
釣り場に着くといつものヘラ師数名と珍しく小物釣り師がいました
ヘラはまあまあ出ているということでしたが、小物師のおじさんは”クチボソしか釣れない”と嘆いていました
”ここはほぼクチボソだけで、タナゴは居ないか居ても少ないポイントだと思いますよ”と伝えると”だよね~”と言ってたので、分かっててクチボソと遊んでるようです
クチボソ釣りも楽しいので浮気しちゃうその気持ちわかるぞ…という感じ
ということで見慣れた釣り座に着いて釣りの準備をします。今日はヘラ台に座り込みで釣りをすることにしました
”土足禁止”なのでちゃんと靴を脱いであがります |
釣りを始める前に、今日は新しいアイテムを用意してきたのでちょっと試してみます
コードリールに付けて大体10分沈めてみました |
以前は釣りの度に水温を測っていたのですが、最近サボり気味だったのでちゃんと測ることにしました
岸際の水温は15.5℃。この日は気温も20℃に迫ろうかという温かさだったのでやはり浅いところは温まっているようです
これくらい温かいなら魚は浮いているだろうと目星を付けて、いつもより浅めのタナで釣りを始めることにしました
本日の仕掛け
タナゴ釣り用連動シモリ仕掛け
竿:ダイワ ひなた4尺
道糸:サンヨーナイロン タナゴヤマベ0.4号
ウキ:ささめ 匠技 淡水小物ウキ斜め通しタイプS
糸ウキ:UVレジン製自作
オモリ:第一精工 板オモリ
ハリス止め:自作
ハリス:オーナー タナゴハリス
ハリス止め:自作
ハリス:オーナー タナゴハリス
針:がまかつ 極タナゴ /ささめ 紅虹鱗タナゴ
エサ:マルキュー タナゴグルテン
竿を出す準備をしていると、ここ数回ほどフィッシング介護(?)をさせて貰っているYさんがいらっしゃいました
いつもは僕は台に乗らないで椅子でやっているので、椅子を譲って釣りをやってもらっていましたが、足腰の弱っているYさんが台に乗るのは厳しそうなので今回はフィッシング介護はなしです
釣り座の準備をしながら話をしていると、小物釣りに興味を持ったので仕掛けなどを教えて欲しいとのこと
僕の使っているものはいたって普通のものなので、”上州屋でタナゴやクチボソ釣りの仕掛けが欲しいって言えば大丈夫”
”エサはタナゴグルテン、針は極タナゴを用意しておけば間違いないですよ”と伝えておきました
メモでもあれば書いて渡せたのですがメモ帳を持ってきてなかったのは若干反省
来週買って来てみると言っていたので、来週の僕の釣行先が決まってしまいました(笑)
実釣開始
さて、釣りを始めると、二投目にはアタリが出始めたので今回は活性が高そうです
ただフナを狙ったタナよりも浅いところからアタリが出ているので、おそらくクチボソ
でしょう…
それにしても他所と違ってここのモツゴはなんとなく体色の緑が濃い目に出ていて綺麗です
クチボソというと黒線の印象が強いので白黒の魚と思いますが、じっくり見るとお腹は金から緑で背中は紫が乗っていて意外とカラフルなんですよね
気持ちタナを落としてもう一段下の層を狙うと…
やはり小さい個体ほど浮いていて大きい個体はその少し下にいるような印象を受けます
もう一度仕掛けを打つと、モゾモゾっとしたアタリ…またマイクロモツゴかぁ…とアワセると
ギュンッ!!と竿先を引き絞ってきます
おお!フナか!
今日使っているのは僕の手持ちでは一番柔らかいタナゴ竿のひなたなのでグイグイと引きを楽しめます
竿をのそうとしてくるナイスファイトをいなして網でキャッチ
かわいいね~! |
今までよりも15cmほど浅いタナで食いに来たのでやはり水温に合わせて魚が浮いているのかもしれませんね
とりあえず本命をキャッチできたので、今回の課題である検証をしてみることにしました
検証1:新虹鱗タナゴと極タナゴで釣果は変わるのか?
今回やりたかったこと1つ目はは、極タナゴ以外の針で同じ釣りができるかという検証です
今では小物釣りには極タナゴ一筋になりましたが、3年前に釣りを再開した頃から今に至るまで結構色々なメーカーのタナゴ針に手を出してきました
がまかつの極タナゴは間違いなく釣れる針なのですが、値段が他メーカー品の倍近くするのでコストパフォーマンスに欠けるのがネックです
僕が釣りを再開した頃、たまたま近所の釣具屋に極タナゴが置いてなく、オーナーの魅玄タナゴやささめ針の新虹鱗タナゴなどで釣りをしていました
これらの針でも十分に釣れていたのですが、極タナゴを使うようになってからは極タナゴ一筋になってしまいました
僕のblog記事を読んでいただければ分かると思いますが、最近では信頼を通り越して半ば信仰に近いところに行ってる気がしたので、自分を見つめ直すためにも前に使っていた針でちゃんと釣れるのか検証してみることにしたのです
今回使った針は針ケースに残っていた、ささめ針の新虹鱗タナゴの赤針バージョンである紅虹鱗タナゴです
赤いから3倍釣れる…ということはない |
パッと見で分かる極タナゴとの違いは針の軸の太さと軸から腰の湾曲の強さです
指でつまんで差が分かるほど、新虹鱗は太いです。
一般的には細い針のほうが掛かりがいいとされていますが、軸が太くても針先の太さが変わらないならそこまで刺さりに違いはないんじゃないかなと思います
また、タナゴ針の場合は軸のつまみやすさはエサ付けや針外しのし易さに繋がるので手返しはよくなるかもしれません
ということで実釣…
ホイ |
ホホイ |
ホホホイ |
多少すっぽ抜けることはありますが、ミニマムなモツゴも遜色なく釣れます
そうこうしていると、またモゾっというアタリ…
動画でどうぞ!
針が赤いからアカムシと勘違いしたりするのかな?
その後も数匹追加して、足がしびれたので検証を止めました。
久々に紅虹鱗タナゴを使ってみた感想としては、掛かりは極タナゴとそこまで遜色ない印象を受けました
手返しの面ではエサ付けは変わりませんが、針外しは極タナゴよりもし易い気がしました
針先の指への刺さりは極タナゴの方がきっちり刺さってくるので、もう少し数を釣ったら差が出るかもしません
またこの日は魚の食いが立っていたので遜色ない結果になりましたが、食いの浅いショートバイトの時に同じような結果になるかは分かりません
とはいえ、価格は極タナゴの約半額と魅力的なので根掛かりすることもある底ベッタリを狙うような時はこっちを使ってみるのもいいのかもなぁと思いました
検証2:戴き物のプロペラ仕掛けを試してみる
ウキもプロペラもハリス止めもお手製だそうです |
実は以前出逢った釣り師のお爺さんに”使ってみてよ”と手作りのプロペラ仕掛けを頂いていたので、それを試してみました
今日くらい魚が浮いているなら遅シモリのプロペラ仕掛けはハマるだろうとの目論見です
自分でも遅ジモリの仕掛けは作るのですが、人様の作った仕掛けを使うのはなかなかない経験なのでどうなるかなと…
で、実際やってみると
ホイ |
ホホイ |
ホホホイ |
と、まあ釣れることは釣れるのですが、釣った数の倍以上バラシていて前半やっていたゼロテンションのウキ釣りの方が釣れるという結果になりました
慣れの問題もあるのかもしれませんが、遅ジモリが特別優れているという感じはなかったです
(今見返してみると昔結んだハリスが2cm程度とちょっと長いのでアタリを拾いきれていなかったような気もします)
ただ水中で走る糸ウキを見てるのは楽しいので、プロペラ仕掛けが好きな人はあの糸浮きの動きを見るのが楽しくてやるんだろうな…といった感想を持ちました
本日の釣果
本日の釣果
クチボソ 約30匹
マブナ 2匹
フナを狙いに行ったわりにはフナの数が少ないですが、検証したかった釣りができて満足です
次回は複数の針を持ち込んで使い心地の違いを検証してみたいと思います
今回水面や顔の周りで大量の羽虫が飛び交っていたのでなかなか難儀しました…
血を吸う蚊ではなかったのでうざったらしいだけで済みましたが、これから蚊も出てくるんだろうなあ…
自然が豊かな証拠ということで我慢するしかないですが、虫の多い季節も徐々に近づいてきているようです
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