なんと半日4,400円という驚安の殿堂プライスで半日アジが楽しめるこちらの船宿、果たして安さの秘密はどこにあるのか?!
安すぎて逆に不安になるけど実際のところどうなのか?確認しつつ遊んできたので記事にしたいと思います
リンクを貼っておくのでよかったらご利用ください
いつも通り地元から約2時間電車で揺られ、元町・中華街駅で降りて車輪付きクーラーをコロコロ転がしながら船宿に向かいます。
新山下の船宿街は海の見える丘公園の入り口、ドン・キホーテ新山下店の横を通っていくのですが、ここのドン・キホーテには大きな水槽が設置されており、道行く人の目を楽しませています
新山下名物?ドンキ前の巨大水槽もハロウィン仕様になってました |
(あのウツボとかマナガツオに似てるヤツ旨いのかなーとか考えちゃう釣り人のサガ)
左にはガンダム |
船宿編
ハマの空気感を堪能しつつテクテク歩いて
やってきました船宿街 |
いつ通っても釣り人が沢山いて、潮香と紫煙の漂う独特な雰囲気の通りです。
今回お世話になる船宿は先日お世話になった打木屋の隣の黒川本家
12時半出港ですが、余裕を持って来たら1時間前に着いてしまいました。
受付でおじさんにお金を払って控室へ。今回すっかり忘れていましたが、こちらは氷が有料(440円)なので氷を購入して準備をします(出費を抑えたい人はペットボトル氷などを準備していきましょう)
お店の内装はひなびた船宿そのもの
古式蒼然としたいい雰囲気です |
時間までの待合室 |
新山下の並びの船宿は船までのアプローチはみんな同じ作りですね~ |
若船長が船の掃除をしていました |
レインジャケットとライジャケ、長靴に履き替えて準備を整えて待っていると(靴は断ってからベンチ下に置いてきました)若船長から「もう乗船してもいいですよー」と伝えられたのでいそいそと船に乗り込みました
この日の乗船人数は6人で、4名の団体さんと僕を含めた2名が個人で来ていて、左舷にバケツが据えられていたのですが僕は右巻きなので気にせず右舷トモに座って準備をしていました
準備が終わってのんびりしていると若船長から「お客さんはこっちで」と言われ、「釣り座決まってるなら先に言ってよ~」と文句を垂れつつ渋々左舷のトモ前に移動しました。(6名だったら片舷に集めたほうが効率良さそうだけどそうでもないのかな?)
改めてセッティングしなおした今回の釣り座はこんな感じ |
出港前に船上で購入したイソメを10匹程度石粉をまぶしてチョキチョキして、準備万端で出港。
団体様の席には桶が設置済みでしたが、こちら側は自分で準備しなさいということのようで釣り場についてから桶がないのに気付いて(遅い)慌てて桶を準備しました。
ここでは自主性が求められます。
実釣編
この日の新山下の潮汐 |
この日は12時半出港でしたが、事前に潮汐表を見た感じだと出港直後は潮が緩くて、14時半頃の潮止まり前後くらいはまあまあ良さそうな雰囲気ですが、前半は多分厳しい感じになるだろうなと思っていました
さて答え合わせはどうなるか…?
本日のタックル
ロッド:ダイワ モバイルX 73 MH-180
リール:シマノ 20ゲンプウ 200GT
道糸:よつあみ ヴェラガス船 1.5号
天秤:ダイワ 快適天秤 マルチ Φ1.4-250
ビシ:フジワラ テーパービシ 30号
仕掛け:がまかつ ライトアジ五目仕掛 3本針9号 ハリス1.5号
エサ:アオイソメ(船宿で買ったもの)
ロッドホルダー:第一精工 フリースタンドLT
仕掛け置き:第一精工 ゴム磁石ラーク竿受け専用 200
大黒沖 |
第一新堤沖 |
本牧バース |
最初に移動したのは大黒沖、指示タナは2m~3mでせっせとコマセを撒きましたが無反応
一度だけアタリがあったのですが、最初試しにクッションゴムを使わないでいたせいか痛恨の口切れバラシ…!クッションゴムはやっぱりあったほうがいいのかもしれません…
続いて東扇島沖、第一新堤沖、本牧バースと転々と移動して行きましたが一時間以上アタリが出ない状態
船中お通夜ムードな感じで”おいおい大丈夫かいな…”となんともいえない空気が漂っていました
赤灯沖 |
なんだかんだ無反応のまま1時間が経過し、赤灯沖に帰ってきました。
行きにクーラーに入れておいた荷物(長靴やライジャケなど)は帰りはエコバッグを用意しておくと持ち帰るのが楽になります。この方法以前からやっていたのですが最近は某ボンボンのおかげでエコバッグが身近になったので更に利用しやすくなりました
ここで以前黒川本家に結構通ってる友人から”指示ダナよりもベタ底にアジがいる時がある”と聞いていたのを思い出して、指示ダナを無視して底から1.5mくらいで探るとすかさず魚信が来ました!なんだ底にいるんじゃん!!とワクワク巻き上げると…
かわいいピンクのイシモチ! |
この際イシモチでもなんでもいい!釣れれば嬉しい!
あとで確認するとファーストフィッシュは14時02分。
実に出港から1時間半迷走してたわけで、事前に予想していたとはいえ、ここまでの修行タイムはかなり堪えました。
ともあれ、イシモチは生きているうちに血抜きしないと臭みが残る魚なのでさっさと締めて血抜きして次の一匹を狙います
同じくベタ底狙いで一巻き60cmで2回、さらに一巻きして1回コマセワークをして、1.5mまで巻き上げて待ってみるとすぐにシビビビッと魚信!
このアタリは…!
キミを待っていたんや… |
やっとアジが釣れてくれました!
この後も底狙いを続けているとポツポツとアジが釣れてくれます。
あーよかったと胸をなでおろしつつ、並びの釣り客とタナ情報を交換しつつ二人でコマセをせっせと撒きつつ追釣を狙いました
ようやくステージが出来てきてアタリはじめたなーというあたりで無情の”竿上げてくださーい”コール…
最後はおそらく本命であろうベイブリッジ下に移動しました
ここも指示ダナは3mだったのですが2m以下だとアジが、それより上だとサバがかっ飛んでくる感じでした
根がかりリスクはありそうですが、丁寧に底をトレースするイメージで釣っていきます
ここは一投一匹でポンポン釣れて楽しかったですが、一荷狙いでジワジワと巻いて来るとサバが横槍を入れてくる感じになったので、一荷狙いは辞めて一匹ずつ丁寧に釣っていきました
途中から何故かアタリがあっても乗らないことが増えてきたので、仕掛けを自作の細仕掛けに交換しました
コマセとの同調重視で1.6mの細仕掛け |
結果的にこれが奏効したようで、アタリだけで乗らないアジもまたポンポンと乗るようになって最後までテンポを崩さずに釣り続けられました。
やはり何種類か仕掛けを用意しておくと色々試せていいですね…
竿先をキューッと絞り込むアタリ…たまりません |
肉厚なハマの黄アジ |
横浜周辺のマアジは内湾型の体高があって体色が黄色いタイプで、脂が乗っていておいしいことで有名です(このタイプは関東だと金谷や松輪の金アジが有名ですね)
魚屋さんでよく売っている長崎県や島根県産の細身のマアジは黒アジなんて呼ばれたりしますが、亜種などではなくDNA的には同一の種類なんだそうです
日本列島には何種類かマアジのグループがあって、住む環境(外洋を回遊するか、
内湾で居着くか)で体型が変わるそうです。面白いですね
右下にちょっとだけ写ってますが、今回は全部の魚を釣った瞬間に締めて血抜きをしてみました。(桶の見た目がスプラッターになったので撮りませんでした)食味にどれくらい差が出るか楽しみです
無の時間がなかなか厳しかったですが、最終的にはそれなりに釣れてよかったです
本日の釣果
マアジ 38匹
マサバ 5匹
イシモチ 2匹
以下船宿HPから引用
午後アジ | 17~28cm | 10~45匹 | ----- |
---|
【コメント】
午後もご乗船していただきまして、ありがとうございました。
午後も前半は、潮止まりも有り、午前と同じ展開。後半からでやっぱり午前と同じような展開でしたが、終わってみれば中型メインにサバ・イシモチ混じり。
午後もご乗船していただきまして、ありがとうございました。
午後も前半は、潮止まりも有り、午前と同じ展開。後半からでやっぱり午前と同じような展開でしたが、終わってみれば中型メインにサバ・イシモチ混じり。
初の竿頭いただきました(45匹程度でと言わないで笑)
料理編
料理は後日追加していきます
今回思ったこと
黒川本家さんは新山下の船宿の中でも半日アジが(おそらく)最安の船宿ですが、多少気になる点はあっても、特別不快な思いなどもなく最後まで楽しく釣りができました。
安いから何か問題があるかと言われれば特に問題はないと思います。あえて言うならばミンチが粗いくらいでしょうか…?
完全な初心者はちょっと事前準備が必要かもしれませんが、LTアジのシステムが分かっている人ならば別に気にならないかもしれません
黒川本家のイワシミンチは僕が今まで経験したどの船宿よりもミンチの目が粗くて、ゴロゴロの切れ端が入ってるようなミンチで驚きました
僕はフジワラのテーパービシというかなり目の粗いビシを使っていて、今まで行った船宿ではミンチの出が良すぎて1度の誘いで全部流れてしまい少々困っていたくらいなのですが、
ここのミンチは逆に1投ごとにビシを掃除しないといけないレベルで、大分面くらいました
レンタルの金網ビシや普通のビシだったらいっそ蓋をしないでコマセ蒔くくらいで丁度いいくらいかもしれません(写真撮ってくればよかった)
お値段が安いからといって別に釣りの質自体が変わるという感じはありませんでしたが(当たり前)、釣り座の件や桶の件など、事前に説明があればどうにでもなるのに、”行き届いてないな”と思うところは地味にありました。
そういう意味ではLTアジが初めてという人には素直にオススメはできないかなという印象を受けました。
個人的には若船長はタバコを吸わない方だったので、それだけで多少のマイナスが気にならないくらい快適だったと付け加えておきたいと思います
あとは潮の緩い時間の無駄さについては自然に左右される出来事なので仕方ないと思うのですが、自分なりに引き出しを持てたら良かったなあと思います(割り切って底物狙うとか)
オマケ①
コマセに触れたり塩を含んだ道具は全部大雑把に桶で洗ってから水気を切ってジッパー式の袋に入れて持ち帰ると周りを汚したり、匂いの心配をしなくて済むので電車釣行の人には特にオススメです(船宿の水道で洗えると更にいいですが、混んでる時はできませんね)
オマケ②
After |

にほんブログ村
コメントを投稿