釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2021/10/01

2021年9月 ヨコハマ当日飛び込みLTアジ紀行 新山下 打木屋

今回は新山下から午後便のライトタックル(LT)アジ船に乗ってきたのでその記録です
今回は事前予約のドタバタあり、乗船前の色々や、船上での色々について思うところがあったので、これから船釣りをやってみよう!という方の参考にもなるかと思い色々書いてみたいと思います




尺アジも出ましたよ


予約編

まず前日に急に船釣りに行きたくなったので、前日予約可能で半日アジ船が出ているところを探しました。幸いにも新山下のあたりの船宿は前日(場合によっては当日)予約可能なところが多く、更に料金もリーズナブルなところが多いのでまずは新山下最安(なんと半日4,400円!)でおなじみの黒川本家さんに電話して午後アジの予約を入れました。

黒川本家は4人揃わないと出船確定しないのでその時点ではまだ出船が決まらず、夕方に改めて電話してみましたが、やはり出船確定はしないとのこと、明朝8時に予約締切するのでその時点でもう一度電話で確認してくださいと言われたので、まあ集まるだろ…とタカを括って寝ました。翌朝電話してみると結局人数が揃わなかったので出船取りやめになったと言われました。

まあ今回は急だったし縁がなかったと諦めるか…と一瞬思ったのですが、いやまだ並びの船宿なら当日予約取れるんじゃね?!と思い直し、並びの船宿の出船予定を見ると出船確定している船宿が1件あったので慌てて電話をして、午後便の予約をとりました!ということでこの日は新山下の打木屋さんにお世話になることになりました

新山下あたりは船宿が何件も並んでいるので、こっちがダメでもそっちはOKみたいなことがたまにあるので諦めないで探してみると良いと思います。
ただし、飛び込み予約の場合は船宿側の準備の都合もあるので諸々レンタルができない場合もあるかと思いますので、できるだけ前日、前々日予約でのんびり準備しましょう



事前準備編はまた項を改めて書きたいと思います 

書きました!

当日の荷物



移動編

我が家から新山下は日比谷線中目黒駅でホーム向かいの東横線に乗り換えて終点の元町・中華街駅まで乗って行けば着きます。
鈍行利用なので1時間半以上かかりますが、なんと乗り換えが中目黒駅の10m程度の距離で1回だけなのでかなり楽チンです(ちなみに始発でも午前便には間に合いません…)

半日船だと総移動時間と実釣時間がほぼトントンですが、まあ気にしない気にしない。

元町・中華街駅では船宿街に一番近い5番の元町口で地上に出ますが、先頭車両がエレベーターに一番近いのでなるべく先頭側に乗るのがオススメです。まっすぐ船宿に向かう場合はコンビニがないので駅の改札出口にあるデイリーヤマザキを利用しましょう。ちなみに船宿街から少し歩けばファミマもあります


元町口は港の見える丘公園の入り口の側です

信号を渡ってドンキ・ホーテの横をテクテクと歩いていきます




途中で横浜市街の方を見ると…

ガンダムの居る風景

新山下の交差点を道なりに右に(上は新山下料金所)

道の反対側に船宿街が見えてきます(信号を渡らないでまっすぐ行くとファミマがあります)



古色蒼然とした船宿街



船宿編

新山下の船宿は店構えからも分かるように家族経営で”昔ながら”の船宿が多く、料金が安い替わりにサービスが若干行き届いてない部分がある店が多い印象なので、ある程度船釣りが分かっている人でないと面食らう事があったりします。
逆に釣りが分かっていてなんもかんも自活できる人ならば、釣り場も近く料金も安いというメリットがあり常連さんは多くかなり釣り慣れている方が多い印象です。


ひなびた店構え


昔ながらの受付け


午前便午後便があるタイプのお店は、午後便出船1時間から30分前くらいに午前便が帰ってくるので、このタイミングが重なると店内にお客がごった返したりします。そのへんを見越して行動しないとお店側にも迷惑になるので気をつけましょう(遅すぎるのはダメだけど早く行き過ぎても邪魔ってこと)
この日は出船1時間前に着きましたが、午前便のお客さんがはけ始めたタイミングで受け付けにいきました。
打木屋の半日アジは氷、赤タン付きで6,000円です


午前便で船長が釣ったワラサを女将さんが捌いてました


秋なので横浜港内にも青物が寄ってきてるみたいですね。アジの泳がせで釣ったそうです


受け付けを済ましてのんびりしていると、釣りに着たとは思えない感じの格好の女子大生ぐらいの二人組が入ってきて、午後アジの受け付けをしていました。手持ち無沙汰に見ているとなんでも釣りをやったことがないけどレクチャーして貰えると聞いて来てみましたとのこと…。
船釣りどころか、釣りが初めてでいきなり船宿に飛び込んで来たというその無鉄砲な行動力と心意気に思わずゾクゾクしてしまい、ちょっと声をかけたところ本当になんの準備もしてきていなかったので、鞄は預かってもらったほうが良いとか、タオルか軍手、カッパを借りたほうが良いとか、LTアジがどんな釣りなのか動画を見せてみたり、聞かれた範囲で疑問に応えたりしました。

僕も当日飛び込みで予約だったので若干気が引けていましたが、それを上回る大物が来たのでちょっと気持ちが楽になりました(笑)

そうこうするうちに午前便のシロギス船が帰ってきて入れ替えで船に乗船しました。



乗船編

新山下の船宿は船宿同士の距離が近いので、乗船の際に船を何隻か渡って一番外側に泊めてある船に移動する必要があるパターンが多いです。
僕は運動神経が相当悪いのでこの移動が本当に苦手です。
初めて船釣りする人にあまりオススメできない点はこういうところで、お高い船宿だと船が桟橋に横付けしてあってすぐ乗船できるようになっていたりします。
まあ6,000円ですから文句は言うまい…

3隻渡った先から見る桟橋


とりあえず右巻きなので右のトモに座って準備を始めようとしていたら、船長から今日は人数少ないから全員左舷でお願いしますと言われて左舷のトモに移動しました。
まあ仕方ないと左舷のトモに座って釣座のセッティングを始めます


この日のセッティング(やや広く取りすぎました…)


LTアジは手返しが大事なので、釣り座のセッティングが非常に重要です。
右巻きの場合、右手からコマセバケツ、正面に桶、左にロッドホルダーという配置にすると動線が整理されて手返しが早くなりますが、この船は足元の流水パイプが短く、またすぐ外れてしまうので桶を正面に配置できず、出足から躓いている感じがありました。(6,000円だから我慢)
また今回はコマセバケツと設置したロッドホルダーの間隔が若干広かったです…大体コマセバケツからロッドホルダーまでは肩幅より少し広いくらいが僕はやりやすいと感じました。この辺はまだ経験値が足りていないなあと反省。



最初の仕掛けはがまかつのライトアジ仕掛け2本針、針9号、ハリス1.5号


市販品だとこれが一番出来が良くバランスがいいと思っています。針がケイムラ仕様の極アジなのが特にいいですね!迷ったらとりあえず一袋忍ばせていくことをオススメします。
あとはイソメを事前に3匹くらいチョキチョキしておくのがオススメです。
そんなこんなで12時27分に出港。









55分に釣り場到着(おそらく本牧沖)で釣り開始です。
潮は横浜の夏の色よりはやや薄くなった薄濁り、風は4mくらい、それなりに波がありました。


本日のタックル

ロッド:ダイワ モバイルX 73 MH-180
リール:シマノ 20ゲンプウ 200GT
道糸:よつあみ ヴェラガス船 1.5号
天秤:ダイワ 快適天秤 マルチ Φ1.4-250
ビシ:フジワラ テーパービシ 30号
仕掛け:がまかつ ライトアジ五目仕掛 2本針9号 ハリス1.5号
エサ:アオイソメ(前日に買ってきた30g)

ロッドホルダー:第一精工 フリースタンドLT
仕掛け置き:第一精工 ゴム磁石ラーク竿受け専用 200
尻手ロープ:ダイワ 尻手ロープST 1500


この日の新山下の潮汐



実釣編

実釣については色々能書きを語りたい部分もあるのですが、まだ語れるほど数をこなしていないので簡潔に。この日のタナは3m~3.5mで少し潮の走りがあり、底を取るまでに1m以上仕掛けが流される感じでした。

僕が思うライトアジの基本的な動作は
①仕掛けを投入(サミングする)
②底立ちを取る(重要)
③目標のタナの1mマイナスまで巻き上げて短く鋭いコマセ撒きを2回
④50cm巻き上げてコマセ撒きを1回
⑤さらに50cm巻き上げてステイ
⑥30秒待ってアタリがなければ仕掛けを落として②からやり直し

といった感じです。

大事なのはタナを合わせる事と、コマセと仕掛けを同調させること

僕はさらに⑤を一気に巻き上げるのではなく、仕掛けが落ちて糸が張っていくことを意識しながらゆっくり竿を上げてタナに合わせていくようにしています

あとは魚が当たったらゆっくり竿を上げてアワセて、リールを1/4回転ずつ巻き上げながら追釣を狙います

この日の船中のファーストヒットは僕の隣に座った先ほどの女子二人組で、釣れたのはまさかの小型の真鯛でした

ビギナーズラックってあるんだなあ…と思わず感心してしまいました

僕のファーストヒットは仕掛けが全部沖に引っ張られるので何事かと思っていたら今度は横走りしはじめて、あ、サバだろこれ!?と慌ててパワーファイトしましたが、隣の女子の仕掛けと絡んでしまいました…(しかも下針にはアジもついていた)

この日いつものワニグリップが見当たらずワニグリップミニを持ってきたのですが、ミニサイズではごん太のサバを抑えきれず難儀しました。5分くらい格闘してやっと締めて仕掛けを
交換して釣り再開


ブレブレ

尺アジ!


その後潮止まりまで尺混じりで中羽のいいアジがポツポツ釣れ続け、数は出ませんでしたがまあまあ満足のいく釣りができました。

この日は沖の風がそこそこあって波がうねっていたので、初心者の女子の片方は早々にグロッキーになっていました。

僕も潮止まりのタイミングで桶からクーラーに魚を移していたら船酔いして吐いて、吐いたらすぐ回復したのですが沖上がりに近い時間だったので納竿の準備をしました。

15時50分に沖上がりとなりました。


午後4時、日暮れ前に帰れるのは魅力


横浜名物キリンさんの群れ






そんなこんなで

本日の釣果は
アジ20匹
サバ4匹
カサゴ2匹

カサゴはチビカサゴがフォールでアタり事故った感じで釣れたのですが、針を飲んでいたのでお持ち帰りしました



尺アジが4本いるのでなかなかの充実感




以下、お店HPから引用

◊午後LTアジ船 8尾~45尾(17cm~26cm)

※午後も横浜沖を釣りました。午後からもアジの喰いは良く皆さんに良い感じでアジが釣れて来てくれていました。船酔いされた人が8尾ぐらいでしたが、他の人達は、良くアジを釣り上げていました。午前、午後とアジの喰いは絶好調ですね。


この日並びで僕以外レンタルタックルの人しかいなかったけど僕より釣ってる人いたかなぁ…?


そんなわけでその日の朝予約の飛び込みライトアジ。リーズナブルに一日遊べるので結構オススメです。ただし初心者は経験者と行くか、サービスの良いの船宿で経験値積んでからの方がいいと思います


持ち帰った魚はご近所に配ったり…



アジの刺し身

アジフライ

アジのタタキ

アジとサバのアラ汁

2日寝かせたアジの刺し身

色々料理をして楽しんでいます




・この日思ったこと
この日の釣り自体にはさほど不満はなかったのですが、仲乗りの爺さん(おそらく大船長?)がずーーーーーーっとタバコ吸っててそれがキツかったです。
正直タバコの臭いでかなり酔いました(女の子が酔ってたのもそれじゃないかな?)。
また女の子に付きっきりで相手をしているわりに(魚捌くまでやっていた)他の客は放置、僕がデカサバや大アジ釣ってもタモ入れもしないし、コマセ切れたと伝えたらミヨシまで自分で取りに行けと言われるしでまあ6,000円だから我慢するけど…みたいな気持ちにはなりました。
昔ながらの船宿ってのはこういうもんだとも思うのですが、行きずりの客が文句を行ったところで爺さんが態度を改めるわけもないだろうしで我慢しました。
打木屋さんはHPなんかはかなり親切丁寧に書かれているので若船長はサービス精神があるのかもしれませんが、仲乗りさんは悪い人ではないですがダメですね。代替わりを期待します


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