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2021/10/02

ベテランにもオススメ?LTアジの道具30選! 便利な持ち物チェックリスト付き

今回はLTアジに必要な道具を30種集めてみました!初心者視点の解説なので、ベテランには物足りないかもしれませんが、初めてLTアジに挑戦する人には参考になる情報があると思います!





LT(ライトタックル)アジ釣りは船釣りの入門に最も適した釣りモノ!


…なんて釣りメディアでよく書かれたりしていますが、実際は初心者がやるには結構道具が多く、釣りそのものも若干とっつきにくい面もあり、意外と道具を揃える必要があったり、忘れ物をしたりします。(本当は船シロギスの方が入門向きだと思う)



一般的には最初のうちは船宿でレンタルできるものはレンタルで済ませて、慣れてきたら自分の道具を増やしていくというのが推奨されています

しかし、僕も何度かLTアジ船に乗ってみて、レンタルしない方が良いモノや買った方が良いモノ、想定していなかったけれどあったほうが良いものが絞れてきたので今回紹介してみることにしました

それに併せて自分用にgoogleスプレッドシートで持ち物チェックリストを作ってみたのでよかったらご利用ください



※↑クリックでスプレッドシートが開きます





目指せ!真っ黒桶



以下、チェックリストの順番で持ち物について僕が思うことを簡単に説明したいと思います



1.竿

できればレンタルではなくLT釣り用の竿が各社から出ているので購入しましょう

2.リール

できればレンタルではなく船釣り用小型両軸リールが各社から出ているので購入しましょう


電車釣行で便利なパックロッド:ダイワ モバイルX 73MHとシマノ ゲンプウ200


竿とリールのレンタルを推奨しない理由は、船宿でレンタルしている竿は10年近く使われているようなグラス素材で頑丈かつ激重のモノが多く、さらにリールもロクにメンテされてないようなものがかなりの頻度であるためです。(クラッチが戻らないリールとかザラです)

このようなタックルで釣りにいくと、腕だけでなく全身への肉体的な負担と、スムーズに釣りができないことによる精神的な負担が大きく、ライトタックルと銘打った釣りなのに半日船でもかなり体力気力を消耗してしまうと思います

せっかくの釣り体験を気持ちよく快適なものにするためにも是非最初からタックルは購入していくことをオススメします。東京湾内の釣りモノならば73調子の2m程度のライトタックル竿でほとんどの釣り物をカバーできます(専用品には劣りますが新品でも2万円程度でレンタルの半分以下の重さのタックルが揃います)

どうしても最初は買いたくない!という方は500円から1,000円程度で各船宿でレンタルができますので上記の点は覚悟の上でそれらを利用しましょう

なお、一部の船宿はレンタルで良いタックルを貸してくれるところもあるので、そういう船宿を事前に調べていくことも船宿選びでは重要です


オススメの竿


 

オススメのリール





3.天秤・ビシ

ダイワ快適天秤

アンドンビシ:良いビシはロウ付けがしっかりしています


どちらも船宿のレンタルで借りることが出来ます

大体の船宿ではレンタル代として保証金を預けるスタイルで、1,000円程度の保証金を預けて、乗船時に一式を借りて、沖上がり、または下船時に返却して保証金を返してもらう形になります。(根がかりなどで紛失した場合はお金が帰ってこないということです)

天秤には今の所メーカーによる違いをさほど見いだせていません。(大事なところな気はしているのですが…)

ダイワの快適天秤は軸が黄色に塗ってあるため、抜き上げのときにどこに天秤があるのか一目で分かり、無駄に巻きすぎることなく掴みやすいのは大きな利点だと思います


シはレンタルでは金網とオモリが別になった昔から使われているタイプが多いです。

金網ビシはシルエットが大きいため潮を受けやすく、潮の早いところではおまつりのリスクが生じたり、作りが粗いのでハリスが絡まったりしやすいです

アンドンビシを事前購入する場合は船宿による指定号数の違いと、イワシミンチ用とアミエビ用でビシの目の粗さが違いますので気をつけてください

※LTアジはミンチ用です(ミンチ用の方が目が粗い)

ベテランは手前まつりやミンチの引っかかりを嫌ってアンドンビシを使うことが多いですが、実は金網ビシの方がコマセを詰められる量が多いので場合によっては思わぬ大釣りになることもあったりします

釣りの面白いところですね


オススメの天秤


 


 オススメのビシ




4.仕掛け


個人的なオススメ仕掛け:がまかつライトアジ五目9号 ハリス1.5号



どの船宿でも300円程度で”船宿推奨仕掛け”をメーカーに作ってもらって販売していますので、それを買ってもいいですし、コダワリのある人は自分で事前購入したり、作ったりした仕掛けを持ち込んでみてください。
LTアジの場合は全長2m程度、幹糸1.5~2号、針9~10号が基本になるかと思います

ポイントとしては、予備を多めに持ち込むことで船上での手前まつりや隣の人とおまつりした時にいちいち解くよりもさっさと仕掛けを切ってしまえば自分の釣りに集中できます

わざわざお金を払って釣りに来ているのであって、糸の絡まりをほぐしに来たわけではないというのを意識しましょう(絡まった仕掛けは持って帰って家でほぐしましょう)

3本針派と2本針派では結構意見が分かれるところですが、僕は絡まりの少ない二本針のほうが優れていると思っています

オススメの仕掛け



↑のLTアジ仕掛けは1.8m、ビシアジ仕掛けは2mですが、使ってみるとこの20cmの差を結構感じると思うので、是非一度使い比べてみてください

5.竿置き


硬質スポンジのもの 軽いので楽

第一精工のもの しっかりした作りで便利

竿置きをレンタルしている船宿はあまりないと思いますが、あるところにはあるので電話で確認すると良いと思います(標準で船縁にセットされている船宿もあります)

800円程度で硬質の発泡素材のものが売ってるのでそれが1個あると軽いし便利だと思います

発泡素材のモノは竿置き用の穴に挿して使うのですが、そのために自分の釣り座が固定されます

ネジ式のモノは好きなところに固定できるので釣り座のセッティングの自由度が上がりま

ネジ式を固定する際は船縁に置いてある木材を借りてクランプと船体との間に挟み、直接船体に傷をつけないように注意しましょう

ラーク竿置きのように竿置きに竿が固定できるものは置き竿釣法には便利ですが、LTアジの場合は最初から置き竿では釣りが上達しないのでオススメしません

ちょっとした差ですが、発泡素材の竿置きはシマノ製は竿をきっちり固定できる穴があって結構便利です。ダイワ製は固定できないので、小さな差ですが大きな違いがあります

竿置きのオススメ


6.尻手ロープ



短すぎると動きが制限されるため、150cm程度あると余裕があります

レンタルタックル、固定式の竿置きの場合は必要ないですが、自前の竿の場合はあったほうが無難です。なくてもいいけどあると安心できるアイテム。転ばぬ先の杖、落水した時の尻手ロープ。

動作に慣れたら要らないという人も多いとは思いますが、大した荷物にもならないので僕は持っていってます。
コイル式ではなくストレート式のものを選ぶと、尻手ロープと糸が絡まるリスクが減るのでオススメです

尻手ロープのオススメ



7.クーラーボックス


コロ付きのクーラーボックス 電車釣行の強い味方です

LTアジの場合は大体15~20リットル程度のクーラーボックスが適したサイズになるかと思います。大は小を兼ねるのでもっと大きくても構いませんが大きいほど重量と体積が増して取り回しに難儀します

大概の船宿では500円から800円程度で発泡スチロールの箱を売っていますので、手ぶらで行く場合はそれを利用することになります。発泡スチロールのクーラーボックスは中身が入ってないと風で飛んでいってしまうので船に乗ったら飲み物や氷などを入れて重しをしましょう。
船が走り出した瞬間に発泡スチロールのクーラーがふっ飛ばされるのは初心者の多いLTアジあるあるです

オススメのクーラーボックス



8.氷
通常船代に1から2リットルサイズの氷が1個分含まれている事が多いです。ホームページで調べてみましょう。めったに無いですが夏場などに船上で氷が溶け切った場合は船宿で200円程度で追加購入することもできます。コンビニで板氷を買っていってもOKです



9.ライフジャケット

高階救命器具のOEMなのになぜか本家よりもベルト幅が充実しているダイワ製

船宿でレンタルしていますが、手入れの行き届いていないモノは魚臭かったりして悲しい思いをすることがあります。評判のいい船宿を選びましょう。

レンタルでよくある昔ながらのオレンジベストタイプは夏は暑くて結構邪魔っぽいです、腰巻きタイプをレンタルしている船宿もあるので、あったらそちらを借りましょう

僕のように腹囲が1mを超えているような人は、レンタルではままならないことがあるので事前に体型にあったものを購入しておきましょう


ライフジャケットのオススメ



国内メーカーのライフジャケットは大体ブルーストームで知られる高階救命器具というメーカーのOEM製品です

メーカーロゴにこだわりがなければブルーストーム製を購入すると同等品が安く購入できます


10.タオル
薄手の安いモノを少なくとも2枚持っていきましょう。一枚は首に巻いて日焼け止めや乗船中の手の汚れ拭きなどに、一枚は釣り後の道具の片付けやクーラーボックスの水気落とし、足拭きなどに使います。船宿で1枚頂けることもあるので、その場合はそちらを優先して使いましょう。

魚にまみれて汚れたタオルは頑張って洗うよりも思い切って捨ててしまうのがオススメです(使い古したタオルを捨てに行くつもりで持っていくのもいいでしょう)



11.長靴

LTアジ釣りの船内の床は桶への給水で常に水浸しになっています

ウォータープルーフのスニーカーはオシャレですが、一度でも浸水したら家に帰るまでずぶ濡れです

クロックスタイプはかさばらないのでいいのですが、靴としての性能がいまいちなので歩くのに疲れます(個人の感想)

ビーチサンダルタイプは船員さんが履いていることはよくあるのですが、素人は足にオモリが落ちたり、針が刺さったりと何かと危険があるのでオススメしません

かなり船釣りをする友人はダイワのデッキサンダルが一番良い!と太鼓判を押していたので人によってベストは違うと思います

結局のところ長靴が一番無難で安定だと思うのですが、どうしても嵩張ってしまうのが難点です。

船宿でレンタルもできますが、衛生面で気になるとか、僕のようにオーバーサイズ気味な人は合わない長靴の締め付けによって酔いやすくなったりもするので、最初から自分の足にあった長靴を用意しておくのがオススメです

ちなみに、桶の側部にある排水穴の位置をうまく調節すれば足元を濡らさないで済む場合もあります(位置によっては長靴でも浸水してくる)乗船後に桶の排水穴の位置は気にしてみてください

デッキシューズのオススメ



こんなアイテムもありやなしや…

12.カッパ
船宿によってはレンタルしています。

釣り中の水ハネによる衣服の汚れ防止は勿論、釣り場までの移動時に結構波しぶきで濡れますのでその時だけでも着ておくと便利です。

移動時の波しぶきは必ずオオトモに逃げるかキャビンに避難すると決めておけば濡れるのはある程度は予防できますが、瀬替えのタイミングでは移動が間に合わない場合があったり、コロナ対策でキャビンが使用禁止になっている所も多いので結局カッパを用意しておくのが無難かもしれません

コンビニのものでもメーカー品でもゴアテックスでもお好きなものを用意しておきましょう。

コンビニカッパなら捨てていってもいいのですが、高いカッパは返り血や潮水で汚れる可能性があるので袋を忘れずに持っていきましょう



13.針外しorフックリリーサー

暴れる魚から針を外す時にあると便利です


鉗子タイプ(フォーセップ)の針外しが一つあると何かと助かることがあります。プライヤーで兼用することも可能ですが、針を掴んでねじる力が加わった時にプライヤーの先端がねじれると悲しいことになるので、専用の針外しを使ったほうが無難です

また魚体に触れずにハリが外せるリリーサーもありますので、慣れたらこちらのほうが手返しはよくなります



14.スナップ
忘れがちですが天秤とリーダーとの間に1個スナップをかませると天秤のローテーション(必要ならば)が簡単にできます。3個くらいはもっておきましょう



15.予備のリーダー

結局グランドマックスなんだよなぁ…

リーダーの要不要論争はありますが、僕は竿先絡みの防止と仕掛け絡みをほどきやすいという理由であったほうが良いと思っています

LTアジでは3号から5号程度のリーダーを1m~2m程度つけておくといいでしょう。(結びコブをトップガイドに巻き込まないほうが手返しがいいので竿より短いほうがいいかも?)
ノットは揺れた船の上でもできるように事前に練習しておきましょう




16.エサ
大体の船宿では船代に赤タン(染色したイカ)が含まれています。さらにアオイソメがサービスでついてくるところや別途200円程度で購入するところなどがあります。

LTアジの付けエサの差は特に感じたことはないのですが、個人的には毎回の釣りを定量化するためにイソメを持ち込んでやっています。
普通サイズのイソメだと半日船なら20gから30gで十分です



17.帽子・偏光グラス・日焼け止め

僕は偏光はJINSスイッチで済ませてます

日焼けは炎症ですから、疲労感に関わります。釣りの後でヘトヘトになる方は意外と日焼けが原因ということもありますので、日焼け止めは使った方がいいでしょう
また、網膜も日焼けしますので、視力のほごのためにも偏光サングラスはあったほうがいいです。



日焼け止めならなんでもいいのですが、ジェル系の日焼け止めは汗で落ちるので都度塗り直す必要があります。アネッサは高級ですが汗に反応して皮膜を形成しより落ちにくくなるという特性があるため、何度も塗り直さなくて済むというメリットがあります。

18.ハサミ
これは持ち手が大きくて便利でした

ラインを切ったり、魚を締めたり、爪を切ったり、イソメを刻んだり、針の刺さった服を
切ったりと、釣りには必須の道具ですので必ず持っていきましょう。2個あってもいいくらいです
画像のハサミは閉じたままでナイフの代わりに脳天じめができるのが特徴です。持ち手が大きいので咄嗟の時も使いやすいです




19.魚つかみ

第一精工のワニグリップ どんな釣りにもオススメ


アジは尻ビレやぜいごなどが手に刺さるので暴れる魚を掴む時や、桶からクーラーに魚を移すの時などにあると便利です。軍手や作業用手袋でも代用できます



20.ビニール袋(大)
25から30L程度の厚手のゴミ袋が2、3枚あると何かと重宝します

船宿で靴や鞄などの荷物を預かってくれない場合は袋に入れて防水したり、釣った魚を直接クーラーに入れないで、ビニール袋の中で海水氷を作るとクーラーの汚れを防げます

また汚れた衣服、長靴などを持ち帰る際にも便利です



21.ビニール袋(小)
レジ袋を数枚用意しておきましょう

釣り中のゴミ入れ用、下船後に着替える靴下やタオルなどをまとめて入れておくと防水もできて便利です



22.エコバッグ
クーラーに入れてきた荷物は、帰りには魚が入ったクーラーに入れられないので(願望)もう一つ手提げ鞄があると何かと助かることがあります



23.飲食物
食べ物は飴程度でもいいのであると気分転換になるかもしれません(半日船なら要らないかも)

飲み物は忘れないようにしましょう。船上は意外と喉が渇きますし、欲しくても手に入りません

船酔いしやすい人は味や匂いのあるものよりミネラルウォーターのほうがオススメです



24.酔いどめ

酔う方は飲んだほうが良いと思います。飲み方は色々言われていますが最低でも出船の
30分前に飲みましょう。が、酔う時はどうしたって酔うので僕は最近諦めて飲んでません



25.換えの靴下
帰り道に足元がドライで帰れるかどうかは結構メンタルに響きます。ビニール袋に入れて濡れないようにしておきましょう



※リストは30ありますが記事では25にまとめています


たくさん釣れるといいですね!


という感じで、全部の道具が専用ではないもののLTアジからマジメに釣りに入門しようとすると結構色々な道具が必要であることが分かると思います。勿論最初にはなくてもいいものも含まれていますが、あると便利なものを絞っただけでこれくらいの量になります

今回はチェックリストもつけましたので、これはあれで代用できるな…とか色々考えながら道具を揃えていってみてください!




参考までに僕の過去のLTアジ釣行記録もお読み頂けるとより理解が深まるかもしれません


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