釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2020/02/24

2020年2月 真冬の小名木川にデカハゼの夢を見る

2020年2月24日 晴れ 大潮


冬の落ちハゼをまだ諦めていなかった僕

ネットを探してみると、ハゼの聖地クローバー橋でおなじみの小名木川の夜釣りで結構型の良いハゼが釣れているという情報が目に止まりました

良型のハゼなら10匹も釣れば天ぷらとしてはいうことなしだな…!と思いつつ電車に揺られ夕方16時着でやってきました久々の住吉・小名木川


冬の夕日は釣瓶落とし。あっという間に暗くなります


川の様子はどんなものかなと足元を覗き込んでみると、何かの稚魚が大量に泳いでいました。
小名木川といえば、クローバー橋の橋の下を埋め尽くさんばかりにハゼがいた記憶もありますので、もしかしたらハゼの稚魚だったりするのかもしれません

真ん中より上にびっしりいる白い点みたいなものが全部稚魚




冬の釣りは基本的に釣り場に魚っ気を感じないので、最初にこういうものに出会えるとなんとなく希望が持てます

竿を出す場所を求めてポテポテと川べりを歩いていると、今度はクロダイの群れが泳いでました。
なんだなんだ結構いいんじゃないか?とワクワクしながら釣りの準備をします



本日の仕掛け ハゼ胴突きミャク釣り仕掛け

竿:ダイワ ひなた中継32M
道糸:PE0.8号
オモリ:竿辰本店オリジナル 0.8号
ハリス:スーパーホンテロン 0.6号、トヨフロン スーパーL EXハイパー0.8号
針:袖1号
エサ:ボイルホタテ



小名木川の特に右岸はアシが生えている場所が多くて竿を出しにくかったりしますが、そのアシ際は縦のストラクチャーになっている部分が多いので狙い所だったりします

アシの切れ目を探して間からスルスルと慎重に竿を出すと、夏ハゼと比べると相当繊細ですがたしかに魚信があります!

パシッとアワせると

ナイスハゼ

想定していたよりは小さいですが綺麗なハゼが釣れました
釣れた瞬間に喜びがアドレナリンとして駆け巡って寒さが吹き飛んでいきます

冬のヒネハゼの特徴として、夏よりも食いが立ってないので積極性がなくアタリが繊細になる傾向がある気がします
そんな彼らを釣るために、ステイを長めにしたり、ハリスを長めにしてフォールをしっかり見せるなど夏よりも一箇所にかける時間を増やしてネチネチ釣るイメージでやってみました

とはいえハゼ釣りですので、釣るためにはやはり足を使って居る場所を探してランガンするのが何よりも大事なことは変わりありません
アタリのある場所を探りながら徐々に上流に釣り上がって行きますが、50mに一匹釣れるかどうかで数が出ません

釣れないと寒さが身に沁みてきます


同じ川に何度も通えば魚の溜まってる場所も分かってくるものですが、経験が物を言う世界なのでアウェーの場所は厳しいですね。

クローバー橋を渡り、夏にハゼが沢山いた横十間川の水門橋のたもとにも行ってみましたが全く魚っ気がなかったので今度は左岸側を釣り下ります
なんとなく右岸側では街灯の側でアタリがある場所が多かった印象だったので、左岸側も街灯の側を念入りに探っていくと…

また同じようなサイズのハゼが釣れました。
嬉しいんだけど、話に聞いていたのは18cmくらいのサイズ感なんだよなぁーと思いながら同じ場所を攻めると…
モワンとした違和感
あ、これアタリだろ?!とアワセを入れると

やっと釣れた18cmクラスのデカハゼ!

これこれ、こういうのが欲しかったんだよ!

ハゼは数は釣れますが大きい個体はなかなか釣れないので、こういう大きな子が釣れると喜びもひとしおです

結局その後も街灯の下を念入りに攻めて同じようなサイズのハゼを2匹追加して最初に降りた橋の手前までもどってきたのでおしまいにしました。

結局3時間で6匹…面白かった!

真冬の小名木川の夜のデカハゼ釣り、かなり渋いですが夏のハゼとは違うテクニカルな駆け引きがあって面白かったです
もう少し早いシーズンのほうが釣れていた気がしたので、来年は12月くらいから通ってみたいかな?
同じ”夜釣り”でも、もっと深い時間だとまた釣れ方が変わるのかもしれないので試してみたい気もします

凍えるような寒さの中で釣れてくれたハゼを食べてしまうのはなんとなく忍びなく思えて、全部リリースして納竿としました。
この子たちの子孫が来年、再来年と楽しませてくれるといいなと思います


本日の釣果
マハゼ 6匹



今回思ったこと

・小名木川は川の深さもそれなりにあって、場所によって岸際1mくらいの護岸があってから鋼板でストンと落ちる構造(旧中川と同じ)のため、その外側を攻めるためにそれなりの長さの竿が必要。場合によっては4mクラスの竿の出番もあるかも?
・冬のハゼもボイルホタテで釣れるが、食い渋りがあるため動く生き餌のほうがいい可能性もあるかも?
・真冬の夜釣りはとにかく防寒対策をしないと死ぬ



おまけ


百均の折りたたみ座布団

話は変わりますが、冬の釣りの防寒対策でわりと大事なのが腰掛ける時に座面とお尻の間に緩衝材を入れることだったりします
釣り中に休むためにベンチなどに腰掛けると、冬は地面が冷えているのでベンチとの接地面から延々と体温を奪われてしまいます。
そこで、上の画像のような折りたたみ座布団や、中身を出したカバンやトートバッグなど、とにかく座面に直に座らないことで地味に体温の低下を防げます(といってもないよりはマシレベルですが)
そりゃそうだろ!と思うかもしれませんが、意外と忘れちゃうものなので記憶の片隅にでも置いておいてください。


冬のベンチの直座りダメゼッタイ