釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2022/04/15

2022年4月 検証:タナゴ針って色々あるけど結局どれが一番良いの?

 今回は市販のタナゴ針を複数用意して、どの針が一番釣れるのか?という検証をしてきました。

検証といっても精密なものではない素人レビューですので、気楽にお読みください

今回のエントリー選手の皆さん

果たしてどういう結果になるでしょうか?僕も結構楽しみです


今回はタナゴの釣れる池に行ってきました

この日の水温は…

なんと21℃!

水温が高い!


前回に引き続き、ダイワDV1 N320の強化月間なのでまずはフナ狙いのシモリから

今日もかっこいい

シモリで底を狙っていると、ツンツンしたアタリはあるものの袖3号には乗りません
きっと小さい魚なんだろうなあ…と思い、針をタナゴ用の三腰針に交換しました

ぬまちー

ピンボケテナガー

先日のタモロコに引き続き、ヌマチチブとテナガエビの魂も入魂できました

ヤマメやオイカワみたいなキラキラした魚を釣るために生まれてきたステキな竿で泥臭い魚を釣るのは謎の背徳感がありますね…うふふ

段々ドブ色に染まっていくDV1の未来はどっちだ…?



しかし、この釣り場の底層はヌマチチブとエビばかりで狙っているフナの底釣りができなそうなので、普通にタナゴ釣りをすることにしました


本日の仕掛け



タナゴ用連動シモリ+プロペラ仕掛け

竿:ダイワ ひなた4尺
道糸:サンヨーナイロン タナゴヤマベ0.4号
ウキ:オーナー たなご親ウキ斜め通しスリム
プロペラ:ポテチの袋から自作
糸ウキ:UVレジン製自作
オモリ:第一精工 板オモリ
ハリス止め:自作
ハリス:ティムコ ユニスレッド 8/0
エサ:マルキュー タナゴグルテン



遅ジモリで睡蓮の間を狙います

先日、市販のタナゴ針を何種類か買って、それぞれ違う色のハリスを巻いて性能を比較しようと準備していたので、今回はタナゴ針の比較検証をしてみます


検証条件

今回の条件は

・同じ仕掛け、同じエサ、同じ場所、同じタナで針のみを交換して釣りをする

・エサは針を交換するごとに同じ回数練りを加えたものを使用する

・エサ付けはエサの塊を針先で引っ掻いて針先に残った状態で使用

・アワセを入れる度に1カウントし、30カウントで釣れた数を比較する

・抜き上げバラしも参考値として記録する

こんな感じで比較しました



今回のエントリー選手


がまかつ 極タナゴ極小

     極タナゴ

ささめ針 新虹鱗タナゴ

オーナー 魅玄たなご 新半月

まるふじ 別誂研ぎたなご スレ

これを上から順番に使いました


 


  針の形状は…

がまかつHPより引用


メーカーによって微妙に形状が異なるので一概には言えませんが、がまかつのHPにある針の形状を参考にすると、極タナゴは極小、新虹鱗は流線、魅玄は新半月、別誂研は半月…かなぁ?


ハリスを色違いで3本ずつ結びました(地味に大変)


実釣


がまかつ 極タナゴ極小


がまかつの名作タナゴ針、極タナゴのシルエットを二回り程小さくした針です

極タナゴでは釣れないような極小タナゴをターゲットに…といったコンセプトですが、エントリーの画像を見ていただくと分かるのですが、針のシルエットは極タナゴより小さい一方で、針先の長さはほぼ同じ(気持ち長いくらい)になっています

相対的には極タナゴよりも針先が長いということになりますが、果たしてその差は出るでしょうか?

本当に小さいです(針むすびが大変)





極タナゴ極小では、モツゴ3匹と抜き上げバラシなしでした

評価:針全体が小さくて掴みにくいため、エサはやや付けにくく、針外しもしにくい、針先のエサ持ちは良い、指にも軽い力でしっかり刺さるといった感じ




がまかつ 極タナゴ


タナゴ針といえばマニアの間では昔から市販品やピアノ線を顕微鏡を使って針先に手研ぎを掛けてギンギンに研ぐのが定番でしたが、極タナゴはタナゴ師が手研ぎしなくても使えると太鼓判を押したほどの鋭さを持つ革新的なタナゴ針です

今各社が出しているタナゴ専用を謳う針のブームを牽引した針といってもいいでしょう




極タナゴではクチボソ3匹、抜き上げバラシ1匹でした

評価:針は極小に比べればそれなりに掴みやすく、エサ付け、針外しともにまあまあ。エサ持ちは良い、指への刺さりは極小とほぼ同じでしっかり鋭く刺さります

正直この針を使い慣れてしまっているのでこんなもんだろと思ってしまいますが、比べるとやはりよくできているんだと思います




ささめ針 新虹鱗タナゴ


他の針に比べて軸の線径が太く、軸の腰がかなりキツく曲がっている少し変わった形状です

この形状が良いのか、極タナゴと遜色ない釣れっぷりがある針です






新虹鱗タナゴでは、クチボソ2匹、タイバラ1匹、バラシは1匹でした

評価:おそらく極タナゴよりも0,05mm程度太いだけだと思うのですが、その差だけで針が非常につかみやすくなっています。そのためエサ付け、針外しがしやすいのが特徴かなと思います。エサ持ちはいい方、指への刺さりもまあまあだと思います




オーナー針 魅玄タナゴ 新半月


今回採用した針の中では唯一の新半月。針先が一番短く、腰の先にチョンと針先が載っている感じの針です。形状から分かるように垂直に鋭くアワセて口先に掛けて釣る短竿のタナゴ釣りに向いている針だと思います




魅玄タナゴではクチボソ2、抜き上げバラシ4でした

評価:針の軸が長いので掴みやすく、針外しはし易いですが、餌の乗りと餌持ちが極端に悪く、振り込むたびにエサを付け替えないといけません。指への刺さりは悪くないのですが、針先が小さいためか抜き上げでバレることが多かったです




まるふじ 別誂研ぎたなご スレ

キミ写真と中身違くない?


このシリーズはオカメ豆バラ対応を謳っているわりに他のものに比べて針先が長いのが特徴で、他の針の倍くらいの長さがあります

本来は長い針先の先端のみにエサを乗せて使うのがベストなのでしょうが、今回は検証条件を統一するために同じエサ付けで挑みました



別誂研ぎたなごでは、何も釣れませんでした

評価:エサ付けはし易い方だと思います。返しがないからか餌持ちはイマイチ、指に刺した感じもイマイチでした。魚の食いが深ければ釣れるはず…といった感じ




結果

ということで、今回使った針の結果をまとめてみました

針先 掴み易さ 餌持ち 刺さり 釣果 バラシ 単価
極みタナゴ極小 短い 3 0 60円
極みタナゴ 短い 3 1 60円
新虹鱗タナゴ 短い 3 1 25円
魅玄タナゴ 極小 × 2 4 30円
別誂研ぎたなご 長い × 0 0 35円

※単価は定価を封入数で割った額です


素人がアワセ30回を一周しただけなので参考程度の検証なのですが、釣果は別誂研ぎたなご以外はほぼ横並び。魅玄タナゴは掛け易い一方でバラシが多い。コスパの面では新虹鱗タナゴが優秀といった感じになりました

針先が小さい(短い)ほど掛けに行ける反面、小さすぎるとバラシが多くなり、長いと乗りにくいという、まあ順当な感じになった気がします

今回はこのような結果になりましたが、勿論魚の食い気やスレ加減、タイミングや季節、使うエサの種類、エサ付けによっても結果は変わってくると思います

また、今回は練りエサを使った結果がこうなったわけですが、在来タナゴを狙うアカムシエサだと適する針はまた違ってくると思います


ということで、簡易ではありますが市販タナゴ針5種の比較でした

バランスとしては新虹鱗タナゴが良い気がしますが、極タナゴはバラシが比較的少ないので、ここぞの一匹を逃したくないという時には良いのかもしれません


皆さんの推しの針はありましたか?

またどの針を使ってみたくなりましたか?

※今回参戦してないけどオススメの市販針があったら教えて頂けると嬉しいです







本日の釣果


クチボソ 約30匹

タイリクバラタナゴ 1匹

ヌマチチブ 1匹

テナガエビ 1匹



この池は常にタナゴ師が常駐するようなかなりプレッシャーの高い釣り場で、魚もスレきっている感じですが、魚がスレていない場所で同じ検証をしたら結果は変わるだろうか?と興味が湧いたので近日また検証しに行ってみることにしました


お楽しみに


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