釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2022/07/15

2022年7月 ウォーターリリーの咲く頃に、ロングアームを仕留める

今回は雨の合間にテナガエビを短時間狙いに行ってきました


久々に釣りに行きましたが短時間ながらそこそこ釣れて良い釣りになりました

テナガエビ釣りの僕なりのHow toはこちらからどうぞ




過去のテナガエビ釣り(大河川編)はこちらからどうぞ

先日上州屋にルアーを買いに行った時に、針コーナーを見ていたら面白い針を見つけました

マルフジ エビ専

初めて見た針ですがかなり変わったカタチをしています


タナゴの流線針を丸くしたような感じ

メーカーの謳い文句によると”エビの口形状にあわせた専用フックで釣果が変わる!”とのこと

ホントに~?それにしたって2号にしてはちょっと針が大きすぎやしないかい?と思いつつも、面白さ優先で乗ってみることにして、赤虫と一緒に購入しました


僕がいつもテナガエビ釣りに使っている針はこんな感じ


オーナーのエビ針は袖タイプ


オーナーの手長エビ針は秋田狐タイプ


意外と使いやすいタナゴ針(画像は新半月)


僕はテナガエビ釣りの時は複数種の針を使っていて、その日の反応によって使い分けていますが、エビ専は釣れ方に差は出るでしょうか?

テナガエビ釣り用の針は何故か各メーカーによって針形状が袖針っぽいのと秋田狐っぽいのの二種類に大別されていますが、両方用意しておくといいと思っています

というのも、どういう理由なのかは分からないのですが、僕の経験上テナガエビは毎回同じ針(の形)が調子良く釣れるということはなく、日によって何種類か用意したうちのいずれかに乗りやすい針の傾向があると感じているためです

潮汐の状態なのか、エビの活性によるのかは謎ですが、とりあえずテナガエビを釣りに行くなら複数種類の針を持っていくとその日のアタリ針に会えるかもしれません(あと根掛かりの多い釣りなので多めに予備の針を持っていきましょう)

また僕の釣りは餌を赤虫で固定していますが、赤虫を使う関係上タナゴ用の針だと線が細くて赤虫を潰しにくいのでタナゴ針も結構愛用しています

今回用意した針

ともあれ、久々にテナガエビ釣り用の仕掛けも準備して、針も補充して準備万端で出かけました


今日のポイントはいつもタナゴ釣りに行く池

ここは地元ではタナゴのポイントとしてそれなりに有名なのですが、最近はタナゴが非常に不調らしく、この日もタナゴ師はいませんでした(ここに暇な爺様タナゴ師がいないのは結構異常事態)

とはいえ、そのおかげで場所は選び放題だったので、いつもテナガエビ狙いの時にやっている場所で竿を出すことにしました

タナゴは不調でもエビはいるといいなぁ…


本日の仕掛け

テナガエビ釣り”池用”仕掛け

竿 ベイシックジャパン 振出万能小継90
道糸 ヤマトヨテグス トラスト磯 1.5号
ウキ ナカジマ 蛍光玉ウキ4号
ウキゴム 第一精工 ウキゴムV型
オモリ ヨーヅリ ガン玉5B
パイプ 東邦産業 絡みどめパイプ超!ケイムラ
ハリス止め ホチキス芯自作
針 オーナー 手長エビ2号 ハリス0.3号
  がまかつ タナゴ 新半月 ハリス0.3号
餌 赤虫



わざわざ”池用”と銘打っていて河川用と何か違いがあるのか?というと、この池は足場が狭いわりに水深が1m以上ある深い釣り場なので、取り回しを考えて竿は90cmの短竿を用意しつつ、仕掛けの全長は180cmというかなりアンバランスな構成になっています

一応自分なりに何回か通って導き出したバランスではあるのですが、本来であれば竿と仕掛けの長さは同じほうが取り回しは良いです(当たり前)

竿は同じ竿を3本並べる関係上、一番安いヤツでいいや!と以前に1本900円で買った竿なので特にコダワリなどはありません

あえて言うならテナガエビ釣りに高い道具は必要ないというのが僕のコダワリかもしれません

安いグラスロッドなので扱いが楽

久々のイエローライン

上にリンクが貼ってありますが、今回使った道糸ヤマトヨテグスのトラスト磯1,5号のナイロンライン、現在お試し期間だそうで150m巻きでなんと360円程度の超廉価設定なので、是非購入をオススメします。

以前に購入して今回初めて実戦投入してみましたが、イエローで視認性も高くテナガエビみたいな雑な釣りには強さもあっていい糸だと思いました

実釣


いつもの3本体制

釣り座を構えて竿3本でそれぞれ針をまるふじのエビ専、オーナーの手長エビ、がまかつの新半月で始めてみました

3時間後に雨予報ではありますが、曇り気味で過ごしやすく睡蓮の花が咲いていてとてもいい雰囲気です

なんてボケッとしてると早速ウキがポクポクスーッと横走り



ヒットシーンではないですが、テナガエビってこんな感じにアタリます

ちなみにこの動いてる時はまだ手で餌を掴んでいるだけで針を口には咥えていないのでアワセても乗りません。動きが収まって食べ始めた所で聞いてみる感じです

で、落ち着いたところでアワセるとブルブルッと手応え!

いや、エビの手応えじゃないなこれ?

ぬまちー

ファーストヒットはダボハゼことヌマチチブ君でした。テナガエビ釣りでは定番の外道ですね

まあエビっぽいアタリもあるから焦らず待っていれば釣れるでしょう…と思いつつ、餌を確かめて見ようと他の竿を上げてみるとビンビンッという手応え!

これこれ~♪


テナガエビ(メス)

最初のヒットはオーナーの手長エビ針でした。エビ専君がんばれー

テナガエビ釣りはどちらかというと向こう合わせで待ちの釣りになるのですが、この3本出しスタイルは餌の確認も兼ねて2分と置かずに順番にアタリを聞いていく半分攻めの釣りです

エビの活性が低い時はアタリを頻回に聞いてもチャンスを逃してしまうので、まずは様子見でしっかり食わせることを意識しました

ちなみに居食いも結構あるのでウキに反応がなさすぎる時もかえって怪しいです

その後も

エビ反りッ メス 新半月タナゴ

メス 手長エビ

メス 手長エビ


メス 新半月タナゴ

しれっとスジエビ 新半月タナゴ


ここまでの釣果を見れば分かると思いますが、エビ専は全く釣れません

使う前から分かっちゃいたんですけどエビに対して針が大きいんですよね…

1号とかあるならいいのかもしれないけど

約50分の釣果





せっかく3本竿並べておいて1本は針の問題で食わないのではもったいないので、検証はここまでにしてエビ専を新半月タナゴに替えました

この日はエビの活性はほどほどあるほうだと思うのですが、エビによる餌外しが激しくエサ付けをかなりシビアにしないと釣れない感じでした(というかこの場所は常に餌外しが激しい気がする)

荒川などのゴロタ場にいる大型の個体を相手にする時は赤虫の頭にチョン掛けするだけでも結構平気だったりするのですが、この場所は通し刺ししないと餌だけ持っていかれることが多い印象。

これも小型が多い陸封型のテナガエビ釣りの特徴なのかもしれません

この場所での赤虫の刺し方は

通し刺し

若干通しきれてないですが、こんな感じで固い頭から針を入れて柔らかい部分で針先を抜くと、垂らし部分から食べていって針を飲んでくれます


メス 新半月タナゴ

片腕のオス! 手長エビ 

メス 新半月タナゴ

ビッグママ 手長エビ

メス 新半月タナゴ

メス 手長エビ

メス 新半月タナゴ

やはり3本がフルに回るといいペースで釣れます(同時にいいペースで餌を持っていかれていますが)

餌持ちの点ではアカムシの通し刺しが有効なわけですが、テナガエビ釣りでは釣れた後の外しやすさを優先してスレ針を使う方もいます。僕は餌を外されないためにもカエシが必要だと思っています

また餌も手軽に入手できる魚肉ソーセージや生ハム、カニカマを餌にする方もいますが、人工餌には”皮”がないので針持ちが弱く、餌だけ持っていかれることが多いと感じているので、アカムシ、キジ、サシなどを使うべきだと思っています。場所によってはサシが有効という話も聞くのですが、ベストはやっぱりアカムシかなあと思ってます

オス 新半月タナゴ

オス 新半月タナゴ


オスが連発してホクホクしていると、ウキがかなり激しい走り方をします!

これは…!!

モツゴかーい!

アタリがうっすら遠のいてきたので3歩ほど横にずれて竿を出してみると…

メス 手長エビ

メス 新半月タナゴ

メス 新半月タナゴ

メス 新半月タナゴ

やはりちょっと動くだけでアタリが戻ってきます。この池の底にはどんだけテナガエビがいるのか…

それにしてもテナガエビは繁殖期にメスから接岸すると言われていますがあまりにもメスだらけですね…

オスはいないのかなーと睡蓮の茂みの足元を狙っていると、ウキが全く動かない…居食いっぽい

アワセてみるとズッシリと重い手応え…これはビッグワンの予感!!!


約15cmのビッグアーム! 手長エビ

やっとテナガエビらしいテナガエビが釣れました!

やっぱりかっこいいですね~!


メス 新半月タナゴ

オス 手長エビ

メス 手長エビ

モッ

モッ


最後はなぜか魚の活性が上がったのかモツゴ二連発になりました

約2時間で持ってきたアカムシ(上州屋の1杯の半分)を使い切ったのと、雨予報30分前になったので納竿しました

本日の釣果


テナガエビ 約25匹
スジエビ 1匹
ヌマチチブ 2匹
モツゴ 3匹


釣行全体としては餌を取られることが多くて、アタリに対してフッキングは4回に1回くらいだったと思います

全部を掛けに行けたら釣果は4倍ですからなかなかのものですよね。まあそんなに甘くはないのですが

メス多めながら大きめのオスも混じって楽しい釣りとなりました。曇りで過ごしやすかったのもよかったです


この池は生体の持ち出し禁止なので最後にリリースして綺麗に掃除をして帰りました



気になる針ごとの釣果の違いは…



がまかつ 新半月タナゴ 13匹
オーナー 手長エビ 10匹
マルフジ エビ専 0匹


となりました。

写真に写っている範囲での集計なのと、エビ専は1時間で使うのをやめてしまったので正確な比較ではないですが、やはり針によって差が出るなあという印象です

この中では新半月タナゴが一番細い針なので、通し刺しでアカムシに針先を立てても体液が漏れること無く使えて良い感じだなあと思います。手長エビ針は3回に1回くらい体液が染み出ちゃう感じです。それはそれで寄せ効果があるから良いんだけどね

ちなみに極タナゴなどのタナゴ専用フックでも当然釣れるのですが、針が小さすぎて少し使いづらいという難点があります(小さい分フッキングはいいのですが飲まれやすい)



ちなみにテナガエビ釣りは針外しにピンセット必携なので忘れないように気をつけてください(泥抜きのために活かして持って帰る、またはリリースする前提なら絶対に必要です)


 


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