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2022/07/03

小ネタ 意外と簡単?タナゴ釣り用バラ針のハリス結び

今回はタナゴ釣り用のハリスの結び方について書きたいと思います



慣れれば1cm未満の極短ハリスなど、好きな長さのハリスが結べるようになりますよ~


過去の自作仕掛け全般についての記事はこちらからどうぞ


タナゴ釣りをしていると、市販の糸付き針ではどうもハリスが長すぎる感じがするなーと感じる時があったりします

これをどうにかするにはバラ針を買って自分で結ぶしか無いのですが、普通の針なら手結びできるよという人も、おそらく日本の釣り界で最も小さいタナゴ針にはどうやって糸を結べば良いか分からない人も多いと思います

そこで今回は、僕がやっている比較的簡単にタナゴ針に糸を結ぶ方法を紹介したいと思います

ネタ元



そもそも今回紹介するタナゴハリスの結び方はつり人社のyoutubeチャンネルにて公開されている方法を僕なりに解釈してアレンジしたものです

まずは↑の動画を見れば十分といえば十分なのですが、分からないところがあったらこの記事の解説を読むとわかりやすいかもしれません


用意するもの



ハリス結びに必要な道具はそんなに多くありません

・バラ鉤
・ハリス
・ウレタンパイプ
・紐
・ピンセット
・ハサミ

上記の道具があれば作れます

細かく解説します

バラ鉤
針はお好みのものを用意してください

糸付きで買うよりも倍近く安く購入できるのもメリットだと思います

個人的にはささめ針の新虹鱗タナゴが価格と性能のバランスがとれていると感じていて結構気に入っています

定番のがまかつの極タナゴももちろんオススメです(高級針でおなじみですが糸付きで買うと1本100円、バラ針で作れば1本40円とかなりリーズナブルになります)



ハリス

専用品としてはオーナーのタナゴハリスというPEラインがあります

PEなのでいい意味でコシがなく頑丈で不意の大物でも切れにくいのですが、その分竿への負担があります

それを嫌ってあえて大物相手には切れやすい裁縫用の絹糸を使う方もいます

僕はティムコのフライタイイング用のユニスレッドを使っています。8/0(細い)か6/0(太い)がオススメ

こちらは若干コシがあるので結びにくさもありますが比較的丈夫な糸です

僕がこの糸を使う理由は色が豊富なことで、針の種類ごとにハリスの色を替えて使う時に一目で区別がつくようにしています

ハリスの細さや色も自分好みで選べるのもハリスを自分で巻くメリットです



ウレタンパイプ

つり人社の動画では0.3mm径のウレタンパイプを紹介しています

この0.3mm径のパイプは結構レアモノで、僕が探した範囲では主にヘラブナ釣りコーナーに置いてあります

入手性がイマイチなので、どこの釣具屋でも売っている0.6mm径のFIXパイプを使っています

0.6mm径だと針の軸に対して緩めなので慣れるまでは若干使いにくかったりしますが、数本結べば特に問題は感じなくなると思います




動画ではリリアンを勧めていますが適当な太さの編み紐なら何でも良いと思います(太めのセキ糸や竿巻き糸、タコ糸など)入手性の良いもので十分です


ピンセット
動画では登場していませんが、紐を片結びする工程であったほうが楽に作業ができると思います


ハサミ

釣り用でも日用品でもなんでもいいです。切れ味がいい方がいいです(当たり前

↓のスコッチのチタンコートハサミは値段のわりにかなり切れ味がよくて日常使いのハサミとしても愛用しています


結び方

文章で説明すると
①ウレタンパイプに内掛け結びをして、結び目をずらしてパイプの頂点に移動する
②ウレタンパイプに針の軸を差し込み、内掛け結びの結び目をずらして針に移動して針を抜く
③移動した結び目を端糸、本線の順で引っ張り仮止めする
④結び目を針のチモトに移動させ、軽く濡らして本締めをしてから余り糸を切る
⑤紐をハリスに重ねて、使いたいハリスの長さで折り返し、紐をその折り返し点に当てる
⑥針とハリスの端を指で摘み、ハリスと紐を一直線にした状態で人差し指に一周巻き付ける
⑦巻き付けたハリスと紐でできた輪でゆるく片結びをする
⑧片結びした紐の上に重なっているハリスの輪をずらしていき、紐から抜いて結ぶ
⑨余ったハリスの端糸を切って完成

全工程の動画はこちらからどうぞ




工程を順番に説明します


①ウレタンパイプに内掛け結びをして、結び目をずらしてパイプの頂点に移動する

まず基本となる内掛け結びについてはこちらの説明がわかりやすいと思います
簡単に説明すると片結びを一周で結ぶのではなく4周くらいさせてから結ぶイメージです

内掛け結びをして(僕は4周にしてます)

結び目を先端に移動させます

動画でもどうぞ







②ウレタンパイプに針の軸を差し込み、内掛け結びの結び目をずらして針に移動する

針の軸をウレタンパイプに差し込みます

結び目をずらして針の軸に移動させます


動画でもどうぞ




③移動した結び目を端糸、本線の順で引っ張り仮止めする

針ごと結び目をつまんでいます

端糸、本線の順に2回程度に分けて引いて仮止めします

1つ目のコツ

端糸、本線の順で2回位に分けて引き絞るのですが、この順番を逆にしたり、一度に思いっきり締めてしまうと結び目がダマになったり糸が余って輪になったりするので気をつけましょう

失敗例:糸が輪になっています

※ちなみにこの状態でも見た目がダメなだけで普通に釣りには使えます


動画でもどうぞ



④結び目を針のチモトに移動させ、軽く濡らして本締めをしてから余り糸を切る

摩擦による糸の損傷を防ぐために軽く湿らします

本締めの際に糸を濡らすというのはポイントというほどではないですが、糸結びの基本なので覚えておきましょう

また本締め前に糸の結び目が針の内側を向くように回して移動させましょう。こちらは針結びの基本です

つり人社の動画では針側の端糸を余らせていますが、端糸があると次のチチワ結びの工程で結び目に巻き込んだりして邪魔になることが多いので僕は切っています

動画でもどうぞ




⑤紐をハリスに重ねて、使いたいハリスの長さで折り返し、紐をその折り返し点に当てる

文より画像の方がわかりやすいですね

2つ目のコツ
ここからの工程は針先を人差し指に軽く引っかける程度刺して固定してしまった方が楽に進められると思います
手研ぎ針ならば針先が傷むのでやらないほうが良いですが、市販品ならばここで指に挿しても刺さり具合には遜色ないと思っています


⑥針とハリスの端を指で摘み、ハリスと紐を一直線にした状態で人差し指に一周巻き付ける


これまた画像の方がわかりやすい


文章だと意図がわかりにくいですが、片結びをするために人差し指の先で輪っかを作ろうということです

⑦巻き付けたハリスと紐でできた輪でゆるく片結びをする

輪を作って

ここでピンセットの登場

輪の手前からピンセットを挿し込んで、紐の端を掴んだまま引き抜きます(片結びをするということ)


完全に締めないようにしましょう


⑤⑥⑦をまとめて動画でどうぞ



⑧片結びした紐の上に重なっているハリスの輪をずらしていき、紐から抜いて結ぶ

紐に巻き付いているハリスを針側にスライドします

完全にスライドさせるとあら不思議。チチワができています

動画でどうぞ


※動画ではちょっとハリスの締めがキツすぎたため外すのに若干手間取っています


⑨余ったハリスの端糸を切って完成

紐を抜いて糸の余りを切ります


出来上がり

といった工程で比較的簡単にハリスが結べます

慣れるまでは数回は失敗すると思いますが、数度やればコツをつかめると思うので諦めずにチャレンジしてみましょう


僕は今は大体3分かからないくらいで結べます

暇な時にまとめて結んでおいてストックしましょう


以上、簡単にできるタナゴのバラ針へのハリス結びの方法のご紹介でした~


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