タイトル通り、毎度おなじみ地元の川バス釣りで3回デコってしまったので記録を残しておこうと思います
魚はいるにはいるんだけどなぁ~!!!!!!
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あまりにも釣れないので本でお勉強してます |
最近バス釣りでボウズ続きなので、オカッパリに役に立ちそうな釣りの本を探していたら、たまたま上の川村光太郎氏の本が目についたので購入してみました
以前も書いたかもしれませんが、僕はバス釣りのスタンスでは村上晴彦と川村光大郎という二人のバスプロの釣りが好きです
それぞれタイプの違う天才だと思いますが、二人とも釣りが好きで仕方がない所や釣りに熱意を持って挑んでいる所に好感を持っています
枕
オカッパリの名手である川村光大郎著の「ボトムアップアプローチ」を読んだ感想は、バス釣りの入門書というよりは中級者以上で氏のバス釣りに対する姿勢や考え方、リグの使い方を知りたい人向けの本だなぁ~という印象です
書かれている内容自体は、ネットで検索すれば氏が長いキャリアの中で様々なメディアで披露されてきた話と重複するので特段目新しさは感じませんでしたが、紙媒体にまとまっていることに意味があると思いました
やはり冊子で持っていると見直しやすいので、一度目を通して”ふーん…”で終わらずに、自分でトライ&エラーを繰り返した後にまた読み返すと違う文脈を見いだせそうだなあと思います(デジタル媒体だとあまり反復性がない感じがしませんか?)
本の内容を頭の片隅に置いて釣りをして、バス釣りへの理解を深めつつ、自分の血肉に変えていきたいと思います
1日目
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FINA NSSフック #1/0 |
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OSP ドライブクローラー 5.5inch ゴーストシュリンプ
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ボトムアップ チビーブル 1/4oz ライムチャート |
で、本を読んだ翌日、当然のようにFINA(川村氏もプロデュースしているハヤブサのフックブランド)、OSP(川村氏がプロ契約していたメーカー)とボトムアップ(川村氏が社長してるメーカー)のアイテムを買いました
いや違うんですよ!(?)
氏の本の中で紹介されていた”スナッグレスネコリグ”が自分の地元の環境や釣りスタイルに合いそうだなと思ったので、それ用の針を買いに行っただけなんです!!
なぜかおまけでワームとスピナベも付いてきましたが!見事にメディアプロに釣られたわけじゃないんですよ!?(OSPの製品は前からお気に入りです)
ちなみにスナッグレスネコリグとは、川村氏が考案?し発展させたスナッグレス(根掛かりしにくい)なネコリグです
いま書いてて気がついたのですが、ネコリグを発明したのは村上晴彦であり、スナッグレスネコリグを発展させたのは川村光大郎なので、偶然にも僕の好きなバスプロ二人の愛の結晶?なリグです
ちなみにこんなやつです
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針先がワーム本体に埋もれているので根がからない
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で、この日使ったのは前回買った画像のバークレイのミッドクローラー5inch スカッパノンブルーフレック
買ったばっかりのドライブクローラーじゃないんかい!という話ではあるのですが…
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まあまあの濁りリバー |
ここ数日雨が降り続いているおかげで川はなかなかの濁り具合で流れも早いですが、逆にこういう時だからこそ水門周りや岸際のカバー下など、流れが少し緩む場所に魚が身を潜めているのではないかな?と思って、濁っていても視認性が高いちょっと濃い目のカラーを選んでみました
まずは本命の水門周りから攻めてみることに…
本日のタックル
ランガン用ちょい長バス釣りスピニングタックル
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オカッパリのランガンにはテレスコロッドがベストマッチ!
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ロッド:ダイワ LAZY 86ML
リール:USダイワ Fuego LT 2500 XH
ライン:VARIVAS VARIVAS4 ウォーターブルー 0.6号
リーダー:クレハ シーガーグランドマックス 3号
スナッグレスネコリグ
ワーム:バークレイ ミッドクローラー 5.5inch スカッパノンブルーフレック
フック:FINA NSSフック #1/0
シンカー:ジャッカル タングステンカスタムシンカー 1/16oz
実釣
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5m先に水門があります
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川村氏の言に従えば、釣り場にアプローチする際は魚にこちらの存在を気取られないように静かに近づき、水面に影を落とさないような立ち位置で、他の人が入らないような場所から際どいカバーにキャストするのがオカッパリのキモ!だそう(忍者か…)
ということで自転車は20m以上離れた場所に静かに止め、足音を立てないようにソロリソロリと水門に近づき、水面がギリギリ見える約4m離れてキャスト!(さすがに離れすぎだと思う)
ネコリグはワームの頭にオモリをセットしているので頭からほぼ垂直に落ち、水底にオモリがコンタクトした瞬間に全身にそのショックが伝わりブルっと身を震わせること、その後立ってるワームが横にボヨヨンと倒れる一連のアクションが釣り人の操作外で発生し、そのナチュラルな動きがバスの食い気に訴えるそうです(全部聞きかじり)
なので、フォール時は糸を張らずにフリーにしておくのがキモになるわけですが、3秒ほど待ってからゆっくり近づきつつベールを返して糸を巻こうと思ったら、投げた糸が下流側に流されていました…水門からは水がチョロチョロ出てるだけだしそんなに流れているように見えないけど流れに乗ったのかな?いや糸が走っているぞ!?
なんかおかしいな?と思った瞬間にグググン!グン!!と猛烈なアタリが手に伝わってきて、何ごとか分からずに慌ててベールを起こしてリールを巻いてしまいました!結果的にこれはビックリ合わせになって、バレてしまいました
やっちまったー!!!!
ネコリグはバイトの8割が最初の着水時に集中すると聞いてはいましたが、こういうことか!!!
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呆然としながら水門の流れ込みを見守る |
いやーネコリグって本当に釣れるんだなぁ…(今までネコでは2回しか釣った事がない)
しばらく茫然自失。水門周りにもう一匹いないか探ってみましたがバスの気配はもう無く、うんともすんとも言いません
完全に一回きりのチャンスを棒に振った感じですが、スナッグレスネコ初挑戦の1投目でいきなりバイトがあるとは、リグのパワー恐るべしです…
暫く水門の流れ込みを見ていると生活排水系の流れ込みで白っぽい濁りの泥質ながら、何らかの魚がチラチラとヒラを打っているので魚っ気はあるようです
ああいう細かい魚を食ってるんだなぁ…何の魚なんだろ…
とりあえずこの場所はこれ以上打ってもノー感じなので転戦しました
地元の川縁は最近除草作業が入ったおかげでランガンし放題な感じになっているので、ためしにこの川縁全部カバー打ちしてみよ…と思い立ち、道なき道を進みながらカバーを打っていきました
もちろん闇雲に打ってるわけではなく、柳が垂れ込んでいたり少しえぐれていたりするちょっとだけ雰囲気のあるところを選んで打ってみましたが全く反応はありませんでした
行きは上流側に向かいつつスナッグレスネコリグを投げ、帰りはスピナベを引きながら戻りましたが結局ノーバイト
やはりもっと水門とか障害物みたいな分かりやすいストラクチャーに付いているのかなあ…?
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対岸側が日陰になっていた |
自分の影が落ちない方と思って日向側の岸を打っていたのですが、もしかしたら日陰側のカバーの方がよかったのかも?
最後はいつもの橋の下まで行きました。ふと見上げると空が夏色をしていて、なんともいえない夏のせつなさみたいなものを感じました
1日目のおまけ
最初にバイトがあった水門でヒラを打っていた小魚の正体が気になったので翌日に釣りに行ってみました
こういう時すぐ釣りに行けちゃうのは小物釣りおじさんの面目躍如かな?
バス目当てじゃないので堂々と水門に近づいてみると、水門の流れ込みにいた40cmないくらいのバスが一目散に逃げていきました
多分この間釣れなかった魚と同じ個体だと思います。どうやらここに居付いてる個体のようですね~
んで竿を出してみると早速一匹釣れました
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ハゼ的な…? |
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家で調べたらウキゴリだそうです
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ヤマセンコーのノーシンカーあたりがマッチザベイトといった感じでしょうか?今度試してみようかなと思いました
2日目
ちょっと笑っちゃうくらい釣ってるので良かったら見てみてください
本日のタックル
オカッパリバス釣り汎用タックル
ロッド:シマノ フリーゲームXT S70ML
リール:USダイワ Fuego LT 2500 XH
ライン:VARIVAS VARIVAS4 ウォーターブルー
リーダー:クレハ シーガーグランドマックス 3号
ダウンショットリグ
ワーム:ボトムアップ スクーパーフロッグ YAMABUKI
フック:ハヤブサ TNSオフセットフック #3
シンカー:デコイ ダウンシンカー コツコツ君3.5g
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ブレブレ |
スクーパーフロッグはカエルの表層スイミングを再現できるワームなのですが、何故かダウンショットで沈めるとバスの反応が良いというのがちょっと話題になっていて気になっていました
本家の川村氏が実際にダウンショットで使って鬼のように釣っていたので”これは僕もやらなきゃな!”と思い、真似してみました
某バス雑誌の記事によるとボトムでこのアクションをするワームが他にないので目新しさで釣れているのでは?とのこと
バスは基本的に好奇心の高い魚なのでまだ釣られたことがない動きには警戒心が低く反応がいいそうです。ホントかいな?
動画ではダウンショットの端糸の長さは5cm程度、シンカーは3,5gと言っていたので特に工夫せずにそのままマネしています(ファンボーイか)
実釣
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良い感じの水門 |
川村氏は結構な流れ込みでやっていたので、僕の地元で唯一といっていい流れ込みに行ってみることにしたのですが、その途中に雰囲気のある水門があったのでそこで竿を出してみました
相変わらずソロリソロリと近づいて3mくらい離れてまずは水門の翼壁にキャスト
動画だと竿先でチョイン・チョインというリズムで10cmあるなしのアクションを入れていたのでそのままマネしてみますが、チョインの度にボトムを取るのか中層を引くのかがイマイチ分かってないので完全再現はできません(ダウンショットリグ苦手なんです)
翼壁ではアタリがなかったので払い出しを探ってみようと右手の払い出しにキャストした瞬間右の茂みの足元から左側に向かって40cm台のバスが逃げていきました!!
魚居たんじゃん!!
浜辺で沖を見ていると立ち上がった波の中を魚が泳ぎ抜けていくのが見える事があると思いますが、それと同じような感じで水門の払い出しを逆光を浴びながら身幅のあるバスが抜けていきました
うーん…あれは多分狙っても釣れなかった魚だから見られただけでもいいか…
その後もネチネチしましたが反応がなかったので移動しました
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地元で一番の激流ポイント
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一応本命の用水路の最上流にやってきました
ここが地元では一番流れがある場所ですが、さすがにこの流れでは釣りどころではないのでもう少し流れの緩やかな所を探していると、地元のバス釣り師匠の一人であるMさんが釣りをしていました
Mさんは同じ日にこの場所でミミズでスモールを一匹釣ったそう。やっぱり居ることは居るんだなー
後から知ったのですが、夏のバス(ラージの話)は流れを釣るのが常識だそうで、溶存酸素量の多い流れのある場所やその周辺を好むそうです
僕が狙っているのはスモールなので勝手は違うかもしれませんが、僕が思ってるようなカバー周りとかよりもずっと流れがある場所に魚はいるのかもしれませんね
Mさんと別れてから雰囲気のある場所を探しつつ、スクーパーフロッグをチョインチョインしながら歩きましたがアタリはありませんでした
釣れそうな雰囲気はあるんだけどねぇ…
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雰囲気最高 |
流れ込みを下っていくとめちゃくちゃ雰囲気のある水門に辿り着きましたが、手前100mくらいで立入禁止になっていたので、その手前からキャストをしてスクーパーフロッグをチョインチョインしてみたり、スピナベを投げてみたりしました
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チビーブルも実戦投入 |
20分くらいあの手この手で前後左右を打ちまくってみましたが、野太いコイが泳いでいたり、何の魚かは分かりませんがかなり表層でボイルがあってここは表層系なら釣れるのかなーと感じました(ノーシンカーワッキーとかも良さそう)
とはいえ僕の表層の手駒はスクーパーフロッグかポップXしかないのでもう少し手数が欲しいかなあと思う今日この頃です(表層ピクピク系?というのが気になっています)
一通り探って満足したので納竿しました
帰り道空を見上げると飛行機雲が途切れ途切れ続いていました
3日目
2日目の釣行後から梅雨の戻りがあり、集中豪雨があったりしてしばらくバスはお休みしていたのですが、やっと濁りが収まってきたかな?というタイミングでまたまたカバー打ちをしてきました
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でもまだまだドチャってる |
本日のタックル
2日目と同じオカッパリバス釣り汎用タックル
スナッグレスネコリグ
ワーム:バークレイ パワーベイト 5.5inch スカッパノンブルーフレック/バブルガムピンク
フック:FINA NSSフック #1/0
シンカー:ジャッカル タングステンカスタムシンカー 1/16oz
スモラバ
ワーム:エコギア バグアンツ2inch パンプキンカモフラージュ
フック:ダイソー100円スモラバ黒
ジグヘッドリグ
ワーム:ジャッカル シザーコーム 3inch グリパンチャート
フック:ネイルボム #1/0
ああいう大濁流の時ってバスはどこに居るんでしょうねぇ…
今回は最近テナガエビ釣りをした関係で(?)魚もエビを意識しているんじゃないかなーと思ってこんなルアーチョイスでやってみました
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…どう見てもエビですね!(すっとぼけ |
ルアーはイミテートじゃなくて雰囲気が大事なの!と思うのですが、若干エビというには無理がある人がいる気がしないでもない
カラーチョイスは濁りでも見えそうな色ということで強めのスカッパノン、バブルガムピンクと、ナチュラル系のパンプキン、明滅のグリパンチャート。透け感のある色は弱いかなと思って用意しませんでした
バス雑誌によるとテナガエビを意識する時はワームにグリーンフレークが入っているといいそう。なので、道具箱の隅にいたバグアンツ(海用)を連れてきました。
エビに緑の要素無いと思うんだけどね…先達のアドバイスは素直に聞いておこうね…
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参考資料 |
リアルに寄せるならモーターオイルとかコーラが近いのかなあ…?リアルなら釣れるというものではないと思うけれど
どうでもいい豆知識ですが、テナガエビってかなり肉食性が強いので泥抜きなんかで狭い環境に入れておくと結構共食いするのですが、共食いしたエビは何故か甲羅の色が赤っぽくなるので一目でわかります。よくあるオンラインゲームでPKした人が赤くなるのに近い感じです
エビの集団の中で一人だけ赤くなったら目立つから捕食されやすいだろうし、なんか因果というか神の見えざる手が働いている感じがあります
閑話休題
実釣
大雨で河原まで水が上がっていたのですが、ここ数日日差しがキツかったのでだいぶ乾いていました。でも場所によっては靴が3cmくらい沈む場所もあって歩きにくかったです
おかげで雨からこちら先行者がいなかったのを確認できたのはよかったのかな?でも先行者がいないってことは…
雰囲気のあるカバーは沢山あったのでどこでも打ち放題だったのですが、今回は特に濃いめのカバーや岸のえぐれ、水門の流れ込みなどを2時間ほどかけて丁寧に探ってみましたが結局反応は得られませんでした
今回も3mくらい離れた所からソロソロと近づき際どいカバーにキャストする川村流のアプローチをやりながら釣りをしました
いかにスナッグレスとはいっても道糸PE0.6号では回収できない藪があることが分かって良かったです(よくない
何箇所か探り歩いているとカバー際でコイがパクパクしていたりしたのでなんらかのベイト要素はあったのかもしれませんが、全体的に大雨のダメージからまだ回復していない雰囲気でした
18時を回って日が陰ってきた頃に川のアウトサイドベンドを探っていると、まず対岸でライズ(多分シーバス)があり、あっちかー!!!と思っていると今度は手前の反転流でオイカワ?らしき小魚がライズしていました
動画撮ってみました
もしかしたらそんなステキな魚じゃなくていつものタモロコとかニゴイかもしれませんが、やっとバス釣りに関係しそうなベイトの生命感を感じられたので少しだけ安心しました
でもエビを意識したルアーチョイスはミスマッチだったってことだよね…_(:3」∠)_
(魚の正体が気になるので後日蚊針の流し釣りでもしてみようかと思っています)
今回は川村光大郎氏のオカッパリアプローチを学んだおかげで少しだけ立ち回りが上手になったような気がします
実際バイトはあったしバスの姿も見れたりと本当にちょっとしたことを心がけるだけで魚に近づきやすくなるもんだなと感じました
最近は暑かったり寒かったり大雨が降ったりとダイナミックな気候の変化に翻弄されている今日この頃ですが、魚達はより直に影響を受けていると思うので、そこらへんを意識しつつ釣りをしていかないとダメなのかなぁという印象を持ちました
それにしてもバス釣りは色々な釣法があって釣れなくても面白い不思議な魅力がある釣りだなとは思いますが、バスとのやりとり自体は釣らないことには巧くなりようがないのでもうちょっと釣らせて欲しいなと思います…
場所の問題なのかなぁ…?
まだまだ諦めずにやっていきたいと思います
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