今回はいつも通っている小物池に出かけて来ました。普段練り餌しか使わない釣り場でアカムシを使ってみたら、色々楽しい経験ができました
夏はこんな水色 |
枕
前回テナガエビ釣りに使ったアカムシが余っていたので、消費するために近所の小物池に出かけました
久々に来てみるとやたらに沢山ヘラ師がいてワイワイやっています。軽く挨拶しつつ、“関わらんとこ…“と端っこで竿を出しました(釣りは自由にやりたいので…)
以前来た時も結構水が赤っ茶けていたのですが、この数週間で結構雨が振った後にも関わらず水は赤い感じです…栄養が多くて植物プランクトンが大発生してるいわゆる赤潮の状態ですが、魚の皆さんは元気にしているでしょうか?
本日の仕掛け
タナゴ用中通し浮き連動シモリ仕掛け(ver.2.0)+プロペラ(ver.2.1)
新作メローイエローと梅ミンツ |
今回は塗料を混合して調整してみた新作の実戦テストです
竿:ダイワ ひなた4尺
道糸:サンヨーナイロン タナゴヤマベ0.4号
ウキ:ナカジマ 発泡シモリウキ1号
プロペラ:ポテチの袋から自作
糸ウキ:UVレジン製自作
オモリ:第一精工 板オモリ
ハリス止め:自作
ハリス:ティムコ ユニスレッド 8/0
ハリス:ティムコ ユニスレッド 8/0
ハリ:新虹鱗タナゴ
エサ:アカムシ/自作ミックス餌/タナゴグルテン
自然に溶け込まない色が良いね! |
まずは手堅く練り餌からスタート
仕掛けを振り込むと水面にいる小魚達がウキにワチャワチャと寄ってきてアタリが取りにくいったらないです
それでも
タモロコ |
モツゴ |
モツゴ |
それにしても仕掛けを投入する度にメダカっぽいのがワラワラと集まってきて大変なことになります…
写真には映らないのですが、30匹くらいの小魚の群れが表層を泳いでいて、仕掛けを着水させるとその波紋か衝撃に反応して集まってくる感じ…
泳層といい泳ぎ方といいパッと見はメダカっぽいのですが、なんとなく上から見下ろしたシルエットがメダカとは違うような…
スマホにはDFフィルターないから撮れない… |
正体が気になるのでアカムシを付けて表層に置いてフワフワしてみると、メチャクチャ元気にアタックしてきます
手応えはないのですが乗った雰囲気があったのでアワセてみました
どちら様… |
あんまり見慣れない魚だなーと一瞬思ったのですが、逆に見覚えがありすぎることに思い至りました
熱帯魚のグッピーのメスにそっくりです
グッピーに似ていて日本で野生化している卵胎生メダカといえば、そう!北米原産のカダヤシ!
この辺にも生息していると幼い頃から聞いてはいたのですが、実物を見たのも釣ったのも生まれて初めてです!
っていうか釣れるんだなカダヤシって…
その後も追釣を狙ってみると…
ホイ! |
ホイ!! |
すごい簡単に釣れます
そして数匹釣ってから気が付いたのですが、この子達針には乗らず、アカムシの垂らし部分を咥えて離さないまま釣り上げられてきます…
アメリカザリガニをスルメで釣るのと同じような感じです
”これって釣りなのか…?”と疑問を感じつつ、反応がいいので結構調子に乗ってホレホレと釣ってしまいました
たのしいカダヤシ釣り動画
なにせフッキングしないので針外しが楽です(ポロリも多いですが
針にはかかってないでしょ? |
なにもそこまでがっつかなくても… |
アカムシは蚊の幼虫であり、カダヤシは”蚊絶やし”ですから、ボウフラがダイスキ!つまり、完全にマッチ・ザ・ベイトというやつです
良型 |
ベイビーサイズ |
デカいのから小さいのまで際限なく釣れますが、この人達の困った所はエサを離した後に地上でメチャクチャ長い距離を跳ね回るところで、バネでも入ってるかのような跳び方をします
バッカンに落ちてくれたらいいのですが、そうでない時は足元をゴソゴソと追いかけっこしないといけません
で、竿をほったらかしてピョンピョンと足の間を飛び回るカダヤシを追いかけていたら、いきなり竿尻が浮きました!!
何事?!!とアワセるとなかなかの手応え!一瞬フナかな?と思いましたが、横走りなのでフナではなさそう
少しのやりとりから上がってきたのは…
デカモロコ |
デカいタモロコでした…びっくりさせるなよーもー
それにしてもなんとなく美味しそうだよねキミ…
アワセが遅かったので若干針を飲まれていたのですが、ひとまずバッカンに入れて、カダヤシを回収してから針外しで丁寧に針を外してやりました(自作針外し地味に役に立つ)
その後も飽きるまでカダヤシを釣りました(意外と楽しい)
見なれた日淡にグッピーみたいなのが混ざってる違和感 |
それにしても、アカムシはカダヤシには特効エサなのは間違いないのですが、いつもの小物の皆さんも練り餌よりもアカムシの方が倍以上反応が良いです
練り餌と違って餌がそもそも針から外れにくいというのもあると思うのですが、アタリから一気に浮きが消し込んで仕掛けがかっ飛んでいきます
練り餌を愛する人間としては若干のジェラシー?を感じます(笑)いや、釣れればなんでも嬉しいんですけど
フワフワとしたウキの動き、ハッシとアワセるとググッと鈍重な手応え!
これは20cmはあるデカフナかな!?慎重にやりとりします
タナゴ用の細仕掛けではありますが、竿の柔らかさを活かして引きをいなしていけば時間こそかかるものそれなりの大きさの魚も相手にできます
格闘すること約1分、なんか黄色っぽい魚が上がってきました!!
この池で釣れる魚に黄色い体色のものに心当たりがないのですが、カバンから手網を取り出してキャッチ!
ア、アメナマかぁ……? |
うーーわアメナマかよー!!!!!!この小物パラダイスにもついにアメナマが来ちゃったかー!!!
池の取水源である川にはアメナマがいるので、ここに居てもおかしくないとは思っていたのですが実際釣れるのは初めて…
残念に思っていたのですが、落ち着いて冷静に見返すとなんかこの魚僕が今まで何度も釣ってきたアメナマとはちょっと違う雰囲気があります
アメナマの特徴といえば
アメリカナマズことチャネルキャットフィッシュは主に流芯の中にいる魚なので、泳ぎに特化した流線型でやや狭い身幅、黄色みがかったブチ模様に白い腹、そして黒いゴマ状の斑点が特徴(黒ゴマの少ない個体もいます)です
対して今回釣った魚は、やや体高があってずんぐりした体型で、黄色いブチ模様は共通ですが黒ゴマは無く、なにより顔がちょっと違う感じがします
素人なので同定はできませんが、おそらくこの魚はアメナマではなくギギかギバチのような気がします
ギバチならば在来、ギギも元々は関西に居た魚なので国内外来種ではあるのですが…アメナマよりはマシ…なのかな?
いずれにしても肉食性の強い魚なのでアカムシじゃなければ釣れなかった魚だと思います。いやーエサを変えるだけでこんなに釣りが変わるんだなあ~と感心しきり
ギギ(仮)はヒレにトゲがあって危ないのでさっさとリリースしました
ここまでの釣果 |
半分以上はアカムシの釣果です。淡水小物の万能エサとして知られるだけあってアカムシのエサ力はやっぱり強いなーと思います
さて、そろそろフナの顔が見たいなということで、エサを練り餌に戻して深い棚を探っていきます
仕掛けがやや軽いので底を取る前にクチボソーズに邪魔されるのですが、なんとなく狙う筋を変えてみると…
ホイ! |
ホイ!! |
ホイ!!! |
待ってましたとばかりにフナが飛びついてきてくれて三連打となりました!!
フナ、愛してる…
フナの連発を決めた所で練りエサが切れたので納竿としました
本日の釣果
クチボソ 約30匹
フナ 4匹
カダヤシ 約20匹
ギギ(仮) 1匹
正直ここの池の魚は一通り釣ったつもりでいて、あまり足の向く釣り場ではなくなってきているのですが、エサを変えるだけでこんなに変化があるとは夢にも思いませんでした
ちょっとエサを変えただけでこういう結果になるならば、まだ会ったことのない魚がいるのかもしれないなあ…(たとえばここにはタナゴがいないと思っているのですが、もしかしたらいるのかも?)
いずれにしてもいい経験になりました。他の釣り場もエサを変えたら面白い釣りができるのかなーと思う今日この頃です
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