今回は来るハゼ釣りシーズンに向けて、沢山デキハゼを釣った時の効率的な下処理について書きたいと思います
![]() |
釣ったからには美味しく食べてやりたい |
ハゼ釣りは楽しくて一束二束とついつい必要以上に釣りすぎてしまうことも多い釣り物です
しかし釣った以上は美味しく料理して食べてやるのも釣り人の責任だと僕は思います
たくさん釣るほど下処理が大変になりますが、今回は僕なりの効率的な下処理を記したいと思います
今回はかなり短い小ネタですが、覚えておくと役に立つかもしれません
ハゼの体表や尾びれのヌメリには棲んでいる環境によって川や泥の匂いが蓄積していることがあります
ハゼを調理する際、ある程度の大きさのヒネハゼならば一匹ずつ鱗を引いていってもいいのですが、小さなデキハゼを一匹ずつ包丁で処理するのは大変な手間です
唐揚げにする場合は軽く洗う程度でもこれらの匂いを油で飛ばすこともできるのですが、どうしても泥臭さが気になる方もいると思うので、今回はその匂いの原因である鱗とヌメリを効率的に落とす方法を紹介したいと思います
■用意するもの
氷
ザル
ボウル
三角コーナーネット
粗塩(100均などの安いもの)
①まず釣り場での処理ですが、僕はハゼがある程度溜まったら死ぬ前にバッカンから取り出し、水を切ってジップロックに入れて空気を抜き、クーラーバッグの中の保冷剤に乗せます
これで夏でも帰宅までの間に魚が傷むことはなくなるので衛生的です
![]() |
これで電車釣行でも水が漏れずに安心です |
ちなみにハゼ釣りにはサーモスのソフトクーラー5Lのものとロゴスの保冷剤を利用しています
この組み合わせ、サイズ的にジャストフィットなので重宝しています。行きにはおにぎりや飲み物なんかを入れておいて帰りは魚を入れて帰りますソフトクーラーは保冷力とかメーカーには特にこだわりはないのですが、見た目が良いのと釣り用のデイパックに押し込めるサイズなので4年ほどこれを愛用しています(最近は選択肢が増えて目移りしますね)
ロゴスの保冷剤は凍結時間が24時間以上とかなり長く、もっと効率的なものがあれば知りたいと思っているのですが、なかなか良いものは見当たりませんね…
②自宅に帰ったらボウルに氷水を作ってそこにハゼを放し、まだ生きている個体があればそこで氷締めにします。5分ほど置いておけばほぼすべてのハゼが絶命するので氷締め完了です
![]() |
鮮度を落とさないために大事な工程 |
③水を替えて氷を捨てて、三角コーナーネットを手にかぶせて、三角コーナーネット越しにハゼの身体を尾側からしごきます。
鱗を落とすことをイメージして指を動かしましょう。頭を使う料理の場合は身体だけでなく頭部までしっかり落とすといいでしょう。またハゼの尾には臭みが溜まりやすいので、尾は頭側からしごきヌメリを落とします。処理の終わったハゼはボウルの中で軽くゆすいでから、氷を敷いたザルの上にあげておきます
これまた安いもので良いです(100円くらいだったはず) |
手にはめて |
ハゼの体表を指でゴシゴシと擦り洗う感じ |
鱗と粘液でこれくらい水が汚れます |
④ザルの半分くらいまでハゼが溜まったら氷を捨てて、粗塩を適当にふりかけ、シャカシャカと振ります。塩とザルの目でハゼの身体を擦るイメージです。これをボウルに入れて綺麗な水で流してザルで水を切るという工程を2回繰り返します
![]() |
しっかり美白になったハゼ |
⑤水気を切って表面処理は完了です。あとは一匹ずつお腹を出してまとめて洗いましょう
お腹出しは簡単にはなりません… |
あとは唐揚げなり、天ぷらなりお好きな料理にしていきましょう
![]() |
ハゼの唐揚げ |
![]() |
ハゼの天ぷら |
ハゼは誰でも簡単に釣れて、そのわりに天だねとしては最上級の旨さを持つ魚です
以上簡単ではありますが、効率的な下処理のご紹介でした
コメントを投稿