釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2022/06/09

小ネタ 電車釣行で若洲海浜公園に行こう!という方への手引き

東京で最もアクセスしやすい海釣りポイントの一つ、若洲海浜公園


初心者向けでいい場所なのですが、若干クセのある釣り場であるため、僕のように電車で若洲海浜公園に行ってみよう!という方の手引きとなる解説をしたいと思います




若洲海浜公園について


若洲海浜公園は荒川の河口部にあたり、東京ゲートブリッジの直下で釣りができる堤防が張り出している釣り場です

都内の釣りポイントの中ではアクセスが比較的良いこと、釣り用品やエサを扱う売店やトイレがあるため、ファミリーや初心者に人気のある釣り場です

若洲で釣れる魚としては

通年:カタクチイワシ、サッパ、コノシロ、スズキ、クロダイ、ギンポ、カサゴ、アイナメ、アカエイ、ボラ、アイゴ
春:サヨリ
夏:アジ、サバ、ハゼ、シロギス、イシモチ、ギマ、アナゴ
秋:アジ、サバ、サヨリ、カマス、イナダ
冬:イナダ、サワラ、マコガレイ、タチウオ、メバル

このあたり 

基本的には常にサッパ、コノシロ、スズキ、クロダイと河口らしい魚が釣れていて、季節のごとにシーズナルな釣り物が出てくる感じです


若洲海浜公園の公式アナウンス及び注意点はこちらを参照してください


要点をまとめると、堤防内はオーバーキャスト禁止、混雑時一人竿2本まで、立入禁止区域には立ち入らない、火気使用禁止です。

※竿は混雑時2本までと書いてますが注意する係員がいるわけでもないので、基本的には2本のみを使うようにした方が無難でしょう




若洲海浜公園の釣り場はA.売店前 B.堤防 C.人口磯の3つに分かれています

売店前や人口磯は24時間釣りができますが、堤防は出入り口が施錠管理されており、朝6時から夜21時までしか釣りができません

売店の営業時間は朝10時から夕方17時まで、火曜日は定休日なので気をつけましょう

以前は釣りエサの自販機があったのですが、数年前に故障したようで最近は設置されていません


堤防と人口磯にはそれぞれ立ち入り禁止エリアがあり、堤防は背中側の2m程高くなっている部分と最先端部分、人口磯はテトラポッドが入ってる荒川河口側のエリアが立入禁止になっています

テトラ帯では過去に死亡事故が起きたため立入禁止となっています



堤防の高くなっている部分は立入禁止です


堤防の背中側は登るのも禁止なのですが、倫理観のバグったジジイクロダイ師や釣りに飽きた子供が登っているのをよく見かけます

数年に一度はバカなガキお子さんが柵の向こう側の5m下の海に落ちて騒ぎになります

幸い今まで死者が出たという話は聞きませんが、救難するのも困難な場所で周囲にも迷惑なので分別のある親ならば子供を壁に登らせないように気をつけましょう(子供が壁を登るのを手伝っているバカ親もちらほら見かけます)


マナーに関すること


売店側のトイレには外部に洗い場が設置されていますが、手を洗ったり道具を軽くすすいだりする程度はいいのかもしれませんが、ここで釣った魚を処理するキチガイ不届き者がたまにいます。禁止行為としてポスターが貼られているため、絶対にしないようにしましょう



立派なトイレがあります



トイレ横の洗い場




また可能な限りゴミは持ち帰るようにアナウンスされていて、さらにゴミ捨て場がちゃんと設置されているにも拘わらず釣り場にゴミを置いていくクソ人間不心得者がいます

自分で出したゴミは自分で片付けましょう

トイレの向かいにゴミ捨て場があります





※ちなみに東京都の条例では都内で撒き餌を撒く釣りを禁止しているため、アミエビなどのコマセを使った釣りは基本的にはできない(サビキ釣りが禁止されているわけではない)と考えられるのですが、トリックサビキはコマセを”撒いていない”という理屈でなんとなく見逃されているような気がします

個人的には微妙なところだなあ…と思うので推奨するわけではありませんが、若洲でサビキ釣りをするならトリックでやると比較的後ろ暗い思いをせずに?釣果を得やすいかもしれません

売店でも以前は下カゴ式のサビキ仕掛けをレンタルしたり、冷凍アミエビやアミ姫などを売っていたのですが、最近は扱わなくなりました(そのあたりで色々察してください)

なにかと白黒はっきり付けたがる昨今ですが、灰色がいいことも沢山あるんじゃないかなぁと思う今日この頃です

どうしてもコマセを使った釣りがしたい!という方は千葉か神奈川の釣り場に行きましょう




釣りポイント解説



Aの売店前ポイントは丁度売店の目の前あたりに石が積み上げられていて磯っぽくなっていて、ギンポやハゼなどを狙っている人をたまに見かけます

家族で来て、1匹でもいいからどうしても魚を釣りたい!という時は最終手段としてここで穴釣りに興じるのもアリだと思います(カニなりダボハゼなりが釣れます)

この場所は売店から離れるにつれて水深が深くなるので、深い方ではサビキやちょい投げ、ウキフカセに落とし込み、電気ウキなど色々な釣りを楽しめます


右端にブイが浮かんでいます



Bの堤防は手前半分くらいまで沖に黄色いブイが浮かんでいるのが見えると思いますが、そのブイの周囲は人工的な漁礁になっています

この周囲は根が荒く投げる度に仕掛けをロストする根掛かり必至の地獄エリアなので、投釣りで狙うには適さない場所です

しかし、手前3m~5mくらいのエリアは不思議とシロギスが溜まっていることがあるため、根掛かり覚悟で狙ってみると思わぬ収穫があるかもしれません(手前も根があるので天秤吹き流しよりも胴突きが向いています)

手前5mほどのエリアで釣れたシロギス


漁礁周囲で奇跡的に釣れたカワハギ


手前のエリアで釣りをする場合、底を取らない普通のサビキ釣りや落とし込み、ウキフカセ釣り、電気ウキ釣りなどが向いていると思います

ブイがある場所よりも先、堤防の半分より奥のエリアは砂地になっていて根掛かりの心配はあまりありませんが、地形変化に乏しいため魚が回ってくれば釣れるし、回ってこなければ釣れないというなかなか玄人好みのポイントです

こちらではちょい投げでの天秤吹き流しや胴突き、ブッコミ釣り、電気ウキなどが向いていると思いますが、エサを底に放置していると若洲名物の一つであるアカエイが掛かってきますので気をつけましょう

(普通のタックルではまず抜き上げれないのでどうしても釣りたい人は大きめのタモを持っていきましょう)


堤防真ん中付近で釣ったイシモチ



Cの人口磯は足場が悪く水面が近いためABと比べるとやや釣りの難易度が高く、本格的に釣りをする場合は磯靴など足元が滑らない装備をしていくことが必須となります

スニーカーで行くと痛い目を見るのでやめておいたほうが良いと思います

手前ではカニ釣りなどの磯遊びができるので、飽きっぽいお子さんと遊ぶにはいいかもしれませんが、足元には十分気をつけましょう

夜に電気ウキ釣りやルアーでカサゴやシーバス、クロダイが釣れるので人気がありますが、沖に何箇所か岩が入ってる場所があるため、明るいうちや干潮のタイミングに下見に行って根の場所を観察しておくと根掛かりを回避しつつ、良い岩陰を狙うこともできるためオススメです

人口磯の最下端は潮通しが良く、シーズンになるとルアーマンが入れ代わり立ち代わりで入る人気スポットです。ルアーでシーバスや回遊系の青物などが狙えるポイントです



新木場駅周辺案内


若洲海浜公園(若洲キャンプ場前停留所)行きのバスは新木場と東陽町から出ていますが、最寄り駅は新木場駅です

僕は新木場駅しか使ったことがないので新木場駅について解説したいと思います


新木場駅周辺スポット


コンビニ


新木場駅は駅から降りて目の前にファミリーマート、駅を背中にして左側にデイリーヤマザキがあります

ファミマでは氷も扱っているため、氷が必要な方はここで買うこともできます

なおどちらのコンビニでもトイレは使用禁止になっています

ファミマの横にある交番の前に公衆トイレがあるため新木場駅周辺でもよおした時はこの公衆トイレを使いましょう

交通機関

電車釣行する方が新木場駅から若洲海浜公園(停留所は若洲キャンプ場前)に行くための公共交通機関はバスのみです

都営バスの木11甲という路線で、運賃先払い式で片道210円です。乗り場は新木場駅前の1番乗り場になっています

1番乗り場は駅の前にある大きな木の奥側



バスで若洲海浜公園に釣りに行こうと思っている方が注意すべきことは2点あります

一つは、先述通り若洲海浜公園の堤防はオープン時間が毎朝6時なのですが、若洲キャンプ場前行きのバスは一番早くても平日では7時18分新木場発(休日では7時47分発)と、バスでは朝マズメには間に合わないこと(そして通勤時間なので激混み)


二つめは、上の時刻表を見て頂くとわかるのですが、平日は11時から15時までの間は新木場駅発若洲キャンプ場行きのバスが一時間に一本しかないこと、土日祝日は7時台、8時台、10時台、11時台、13時台がそれぞれ一時間に一本のみの運行になっています 

タイミングが悪いと丸々一時間を駅周辺で過ごすことになるので注意が必要です(コメダや飲食店など時間を潰す場所は沢山あるのが救いかな?)

これにより、電車釣行の場合は必ず朝マズメには間に合わず、まためぼしい釣り場はほぼ自転車の地元勢や自動車勢に取られてしまいます

平日はそれほどでもないですが、休日や何かしらの魚がフィーバーしている時などは特に混み合うためこの時間の差が致命的になることもあります

その場合は午前は捨てて昼過ぎから夕マズメを狙うと朝イチ組が帰る時間と重なるため隙間に入れることもあるので覚えておいてください

これらはバスで若洲に釣りに行く人が必ず直面する問題で、悩みの種でもあるので頭の片隅に置いておいてください


どうしても朝マズメに堤防で釣りしたい!いい場所を確保したい!という人はタクシーを使うと良いでしょう(運賃はNAVITIMEによると大体1,540円だそうです)

また、新木場駅前と若洲キャンプ場入り口にはそれぞれドコモのレンタサイクルポートがあるため、荷物が少ない方ならレンタサイクルで行くという方法もあります

エサ自販機

都内有数の釣りのメッカである若洲海浜公園を擁する新木場駅の周囲にはなんと釣りエサの自販機があります

自販機ですので品切れしていることも予想されるため、可能な限り事前に準備しておいた方がいいのですが、もしもの時の緊急避難的に利用すると助かることもあるかもしれません

釣り餌自販機は1台は新木場駅から徒歩3分程度のところに、もう一台は駅から徒歩8分程度の新木場一丁目付近にあります(遠い方の自販機を利用する場合は新木場一丁目停留所から若洲キャンプ場行きのバスに乗りましょう)

ちなみにここで手に入らなくても、釣り場にある公園内の売店でもイソメは扱っていますので、最悪そちらで買うことも可能です(10時オープンなのと火曜日定休なのを忘れずに



品揃えはこんな感じ



青イソメパックは30gほど


そんなわけで自分がこの数年で何度か通って感じた若洲海浜公園に関するアレコレを書いてみました

休日は激混みなのでできれば平日に行くのがオススメですが、初心者のアテンドには何かと便利な施設なのでぜひ一度は釣りに行ってみてください


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