釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2022/03/16

2022年3月 今年初のブッコミ釣りでデカイのを釣って食べてみる

今回は今年初のブッコミ釣りに行ってきました

普段バサーが沢山いる川のポイントで夜にブッコミ釣りをすると何が釣れるのか…楽しみですね!


春の息吹(左はモグラ塚)

都内河川では寒ウナギが釣れているようですが、我がホームリバーでは何が釣れるのか…


冬なので減水気味で水質はいまいち…でもバサーはいっぱい

夜釣りは下見が大事なので下見しつつ現地で釣りしているバサーから情報収集してみました


皆さん口を揃えて全然釣れないですねーとのこと…


気温は暖かくなっても水温は上がりきってないからまだ冬の川なのかなぁ…?と思いつつ


潮汐が僕の好きな中潮だし冬なら冬で外道があんまりいないからいいか!と割り切って釣りに出かけました


今回は地元の川が大きく湾曲する淵があるあたり、護岸の切れ目で水が淀んだり巻いたりと変化があるので魚がいるんじゃないかなという見立てです


果たして見立てがハマるかどうか…?

増水期には沈んでいるポイント


今回は3本竿体制

本日の仕掛け ブッコミ仕掛

リール:3000番

道糸:PE1号

リーダー:フロロ3号

オモリ:カメオモリ10号

ハリス:フロロ3号

針:チヌ針3号/ウナギ針11号

エサ:シマミミズ



まだ明るい夕方の17時から場所を吟味して、竿を用意します


今回はハリスは30cm程度にしてみました


仕掛けを結んで釣座のセッティングを終えるともう日が落ち始めていました


本日の釣り座

愛用の竿先ライトをセットしてのんびり待ちます


類似の商品は色々ありますが、冨士灯器のこの竿先ライトがお気に入りです


付属のダイオードをリチウム電池(BR425)で発光させるのが一番明るいですが、100均のケミホタル37がぴったりハマるのでそちらで代用も可能です



お茶を飲んで一息つくやいなや、一番右のシーバスロッドの竿先が乱暴に叩かれて、ギュギュギューっと糸を持っていかれました


あーこのアタリはアレかなぁ…と思ってドラグを軽く締めてファイト開始!!


この遊泳力の強いガンガンガンというトルクフルな引きはジャパンの人ではない感覚!!


3分程度ドラグを出しながらのやり取りから上がってきた頭でっかちな姿はやっぱりいつものあの人


手前は30cmもない浅場なので、足元まで引き寄せて、タックルパワーを信じてぶっこ抜き



60cmくらいのアメリカナマズでした


この数年近所の川で釣りしてて思うのですが、本当にアメナマ天国になりつつあるようです


その後もあたったかわからない程度のアタリにあわせて釣れた小ちゃいアメナマや…


あまりにもイエローすぎる


レアな黄金アメナマなどを釣りました(あまりにも黄色くて一瞬アリアケギバチかと思った)


帰ってから調べたのですが、体色の黄色いアメナマは富栄養化している(汚いってこと)水域で多く見られるそうです


水が少ない時期はやはり汚くなってしまうのか我がホームリバー…


綺麗な水域のアメナマは色が黒っぽくなるそうですよ


ちなみにアメナマの身質に黄色い部分があるのをご存知の方もいらっしゃると思いますが

あれは黄色い植物プランクトンを食べた動物プランクトンに由来する色だそうですよ


閑話


春の気配が漂ってきたとはいえ夜は冷え込みがきつく、(なんと最低気温3度)油断した軽装では凍えるほどだったので20時半で納竿しました


もう少しで潮が動く時間だったので粘っても良かったのですが、近所だからまたくればいいやとそそくさと帰ってきました


粘らないのも大事



親子か?

本日の釣果

アメリカナマズ3匹


で、アメナマなのですが、我がホームリバーのアメナマはゲオスミン臭くて食えたものではないのですが、特定外来生物を生きてリリースするわけにもいかないので現地で活け締めにして血抜きして持って帰ってきました


今回は先達の記事で読んだアメナマの臭さを除く方法をいくつか試してみたかったのです。


都市河川の魚に染み付いたゲオスミンの香り(アスファルトや土の匂いと形容されますが、個人的には台所用中性洗剤の匂いだと思う)は、酸や熱で分解すると言われていますので一通りの工程を試してどの程度マシになるか検証してみました


料理しがいのあるサイズ

太い

卵持ちのママだった模様

今回試した臭み抜きのポイントは

①ぬめり落とし

②血合い切除

③塩水洗い

④ふり塩

⑤酢洗い

⑥二度揚げ(160℃→200℃)

の6つ、ぬめり落としは下処理なので、ゲオスミン対策は②から⑥の5つです


①ぬめり落とし

さばく前に90℃のお湯を全体にざっとかけて体表に黄色く凝固したぬめりを包丁でこそぎ落とします


②血合い切除

アメリカナマズは血合い骨がありませんが、血液に匂いがあるのでアメリカや東南アジアではわざわざ切り分けて柵にするそうです

※今回は念を入れて血合い部分は全て丁寧に切除しました

タラっぽいきれいな白身


③塩水洗い

スズキやコイの洗いでおなじみの塩水洗いです。3回ほど水を替えながら洗いました


④振り塩

これも魚料理では定番の下処理、パットにキッチンペーパーを敷き、軽く塩をして浮いた水分をペーパーで拭き取りました(今回は更に一晩寝かせました)

段々おいしそうに見えてきたでしょ?


⑤酢洗い

酸性成分がゲオスミンを分解するということで、調理前に酢に10分程漬けてみました


⑥二度揚げ

今回はフライにしてみました。念入りに二度揚げして徹底的に対策をしてみたつもりです

果たして上手く匂いを飛ばすことができるのか…


アメナマのフライ 右手前はイモのフライ


苦心の末においしそうな料理になったので満足感があります!


これで見た目通り美味しければ言うことないのですが…



いただきまーす!!!


サクッ!


サクサクのホクホクで美味し……


台所洗剤くっせえええええええ!!!!!!!!!!!!


口にした瞬間に食べてはいけないものの香りが口いっぱいに広がり全部廃棄しました 

ごめんアメナマ…やっぱ無理…

ということで、今回の検証は失敗に終わりました。


個体差もあるかもしれませんが、60cm程度に育っていぶし銀の香りが染み付いた老成個体の匂いは抜けないみたいです…

同じ川で釣ったウナギ、ナマズやスモールマウスは臭くないので、アメナマが特別臭みを貯めやすい魚なのかなと思いますが、それにしても臭すぎる…


ショックすぎて小さいアメナマの味見するの忘れてた…


以前牛乳でアメナマの臭み抜きを試してみたことがあるのですが、牛乳の臭み抜きは逆に魚の個性や旨味が全部抜けてしまうのでそれはそれで難しさがあります…

でも食べられないよりはマシかな…今度また牛乳で臭み抜き試してみたいと思います



アメナマ調理、難しくて面白いのでオススメです


釣り味がよくて味が良ければ言うことないんだけどね…

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