釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2023/05/01

小ネタ ロッドの継ぎがヘタったら…身近な道具ですっぽ抜け対策

最近パックロッドがすっぽ抜けることが増えてきたのでメンテナンスをしました







身近なアイテムで簡単にできるすっぽ抜け対策なので、最近継ぎがガタガタするなぁ…とか竿がすっぽ抜けるなぁ…という方は是非やってみてください


フェルールワックスとは?

並継ぎなり印籠継ぎなり、継ぎのある竿は使っていると段々継ぎ目(フェルールといいます)が摩擦で削れて痩せたり、ヘタって竿がガタつくようになってしまいます

そんな竿の継ぎの痩せ防止、すっぽ抜け止め、固着防止用にロッドフェルールワックスという商品が各社から発売されています




一回買ってしまえばかなり保つアイテムなので、迷っているなら買ってしまえば良いのですがそれなりに値段がするので躊躇する方もいるかもしれません


僕はやったことないですが、古株の釣り人には昔からメンソレータムなどのリップクリームをフェルールワックスとして使う人もいます

※専用品ではないので自己責任でお願いします(笑)




フェルールワックスなんていうと専用の素材が使われているのか?!と大仰なように感じますが、要するに蝋が主成分でパラフィンと混ぜられて固められているものです

パラフィンといわれてピンとくる方もいらっしゃると思いますが、ご明察でフェルールワックスはお仏壇のロウソクでも代用できます

(厳密にはロウソクはパラフィンが主体で、ワックスは天然蝋とパラフィンの混合物です)





メンテナンスの実例と注意点


ということで、今回は愛用のパックロッドであるフリーゲームXTのフェルールにロウソクを使ってメンテナンスをしました




ご存知の通り最近釣れてない割に結構な頻度で使っているので、若干フェルールが痩せてしまっています(見た目上は分かりません)

先日も一度キャスト時にティップセクションがスッポ抜けてしまい肝を冷やしました

そこで、痩せたフェルールにロウソクを塗って抵抗を増やして滑らないようにします


お仏壇から拝借


ロウソクを塗るといっても別に難しいことはなく、ただフェルールにロウソクを擦り付ければ良いのですが、少しだけ注意というかコツがあります


ゴシゴシ…はしなくていい

上の画像は塗りつけすぎです

本来は軽い力で表面を擦るくらいで十分です(撮影用にわざとやっています)


全体的に塗りすぎにしてみました


皆さんはこんなに塗りつけないように気をつけてください(笑)


こんなロウソク盛り盛りの状態で竿を継ぐとどうなるかというと…



パリッパリ!


こんな感じでロウソクが薄い膜状になってポロポロと剥がれてきてしまいます

これだと塗った意味がなくなるので、あくまで軽く擦り付けるくらいにしましょう


ちなみにロッドフェルールワックスだと塗りすぎてもこうはならない(溢れはします)ので、心配な人は素直にフェルールワックスを購入しましょう(笑)


もちろん適量ならばロウソクでも何も困ったことは起きないので、急場しのぎにもオススメです

先にも挙げましたが、ロウソクを含めたフェルールワックスを使うメリットは

・竿の固着の防止
・すっぽ抜けの防止
・フェルールの減りの防止

と良いことづくめなので、基本的には新品の竿でもやっておいて損はないと思います


ということで、ロウソクを使った竿のフェルールメンテナンスのご紹介でした~



おまけ



深く挿しすぎないのが正解


竿の継ぎですが、初心者の方だと思いっきり根本まで挿し込んでしまう人がいますが、基本的には上の写真程度、フェルールが一部見えるくらいが適正とされています

もし深くまで挿し込んでしまっている人がいたら気をつけてください(最悪の場合受け側が割れてしまいます)





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