釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2023/05/25

2023年5月 田植えシーズンデイナマチャレンジ!

田植えが始まりベストシーズンと言われるデイのナマズゲームことデイナマにチャレンジしてきました!


ツキヌキニンドウの楚々とした花

英名だとハニーサックルと呼ばれるだけあって甘い香りが漂っていました


ナマズ釣りは毎年5月頃の田植えシーズンからシーズンインと言われています

というのも、ナマズは河川から用水路を経由して水を張った田んぼに遡上して田んぼの中で産卵する習性があり、そのため用水路周りは魚影が濃くなり釣りやすくなるという感じ

バスでいうスポーニングってやつですね

産卵に絡んでいる魚を狙うのは魚を減らすことになるので基本的には推奨されるものではありませんが、デイナマをやったことがない初心者がやるには一番釣りやすくチャンスがあるタイミングであることも事実…

そんなわけでちょっとお試しに釣りをやってきました


DAY1


田植えシーズンイン!



そんなわけで田園地帯にやってきました

田植えが始まっていて水の張られた田んぼに幼い稲が揺れていてステキな感じ

この時期は釣りをしていると何かと代掻き水由来の濁りに悩まされますが、我々が毎日おいしいご飯が食べられるのは代掻きをはじめとした農業従事者の皆様の日々の努力のおかげなので感謝しています



釣れそう~!!


お目当ての用水路を見てみると水はたっぷりと流れていてなんとも雰囲気アリ

これは初チャレンジでいきなり釣れちゃうかも?


本日のタックル

バス用に買ったベイトタックル

ロッド:ダイワ ブラックレーベルトラベル C70MH-5
リール:ダイワ アルファスSVTW 800XH
ライン:ダイワ UVF フロッグデュラセンサーX8 +Si2 53lb.(4号)
リーダー:カツイチ 鯰リーダー WL-05
ルアー:スミス キャタピー、キャタピークリッカー、ジトラー、VIVA 仔どんぐりマウス




フィネス寄りのアルファスをこんな乱暴に扱っていいのだろうか?

フックはバーブレス化とタコベイト、スイベルチューンしてます

実釣開始!

釣れそう~

小さく投げてポチャっと落としてその場でピチャピチャしたり、ゆっくり引いてみたり…

初めて使うハネモノを使ってみたり…


かわいい

ナマズのルアーはなんかポップな感じのものが多いですね~
なんとなく”これで釣ってみたい”という気持ちが出てきてモチベーションが上がります

提灯してみたり…



足元とか…

ヘラ台周りとか…


色々やってみたんですが反応がありませんでした

水が入ってまだ日が浅いので時期尚早だったのかもしれませんね…

ナマズタックルの使用感は、道糸がPE4号にワイヤーリーダーだとどこに引っ掛けても思いっきり引っ張れば回収できるので普段よりも強気でガンガン攻められるのがすごいなあと感じました

普段PE0.8号リーダー1.5号でネコリグばっかりやってるので世界観が違う!という感じでした

ただ本気の根掛かりをしたときに回収するのが大変なのでグローブか(危険)ラインブレーカーが必要だなと感じました


DAY2



タックルは同じ

水温16℃(前回と同じ)



流れ込みとか探ってみたり?


農業用水を2時間ほど探り歩きましたが反応がなかったので田園地帯に場所を移動しました


栴檀(センダン)が咲いてました


”栴檀は双葉より芳し”なんて言いますが、たしかにとても香りが強くていい匂いです

木は立派ですが花は小ぶりで淡い紫色の繊細な感じがあって素敵な花木ですね

田園地帯は栴檀の香りに満ちていました


ノイバラも咲いてました 改良品種にはない素朴な可愛さです

徐々に天気が悪くなり、小雨交じりになってきました

つまりナマズには最高のタイミングの到来です


主に用水路への流れ込みを打っていきます

足元の流れ込みでバシャっとバイト!!


何箇所か流れ込みを打っていくと、流れ込みに着いてるナマズが見え隠れしているのを見つけました!!

さっそくキャタピーを投げこんでチャプチャプしたり、流れに飲ませてみたりしていると…

ドバッ!!!と大音量で水面を割って食ってきました!!!

が、乗らず!!!


二日目にしてやっとナマズの反応が得られました!なるほどこういう感じで食ってくるのか!!

…っていうかルアーの横腹や周辺に食いついてきていて、全然針と関係ないところを噛んでる感じ…

ナマズはフッキングが難しいと聞いていましたがなるほどこういうことかぁ…



ナマズは目が悪く、全身の側線とヒゲで味覚や振動を感じてエサを取るそうですが、ハリに乗せるというかルアーそのものに食いつかせるのが難しいんだなぁと感じました

その後もチェイスありバイトありと10回以上ナマズがルアーに絡んできましたが1回もフッキングせず…


トレブルだったら乗ってたかもなぁ…?とかタコベイトをソーキングしたら食ってくるかなぁ…?とか思いつつ、何かが合っていない印象を受けました



流れ込みはどこから来ているのかなと観察してみると、この用水路への小さな流れ込みは田んぼに入った水を排水しているようで…

田んぼの端に取水パイプがあって

地面の下を通って用水路に排水

なるほどこういう構造になっているのねー


田んぼにいるザリガニなんかが落ちてくるのを待っているようです


小さい流れ込みを打ちつつ移動していると釣りをしているおじさん達がいたので挨拶してみました

話を聞いてみるとなんと狙いはウナギだそう

潮汐のある川から取水してる用水路なのでウナギがいても不思議ではないのですが、こんなところにウナギなんているのかなあと思い聞いてみると意外と数も型も釣れるそう…

せっかくなので釣れたウナギを見せてもらいました



メソサイズ

一応キープしてるけど大きいのが釣れたら逃がす予定だそうです


うーん、目の毒(笑)久しぶりにウナギ釣りもアリかなぁ…なんて思いつつ納竿しました



DAY3

DAY2に釣り歩いていた時に出会ったヘラ師のおじさんに”この川は最近バスが増えてヘラが減った…”と聞いて、バスいるのかここ!!と目の色が変わった私

日中はバス、夕方からナマズの二刀流をやりに行きました


壁際にネコリグを打っていきます

フナを釣ったことはあるけどバスはいるのかなぁ?


いつものスナッグレスネコ


しつこく打ち直していると一回だけクンッとアタリがありましたが、おそらくバスではなくフナとかそういう感じ…

三面護岸の農業用水路は基本直線でストラクチャーや水が巻いたり緩む所があまりないので僕の好きなネコリグで勝負できる場所が少なく探るのが難しい…

どこかに魚はいないかと歩き回っていると流れ込みに魚影が!


お?!

すわ、ナマズか!?とよく見てみるとコイの群れ……

いやでもコイの群れの中にナマズやバスがいるかもしれないし…とルアーを落としてみると、コイがルアーにビックリして大暴れして場を荒らして逃げていきました

うーん…コイきらい…



バスはノー感じのまま17時になったのでナマズタックルに変更


夜仕様でケミ刺し


よーし今日も流れ込みを狙うぞー!と鼻息荒く歩いてみると、なんと先日ナマズ達が着いていた田んぼからの流れ込みが軒並み無くなっているじゃありませんか!!

この前はたまたま田んぼに水を入れるタイミングだったので水が流れていたようです……すごい貴重なタイミングだったのか…

で、当然のように付き場がないので護岸際をキャストしてチャプチャプと巻きで探ってみましたが完全ノーバイト…

水位が高いのもあるのですが、思っていたよりも難しいなぁナマズゲーム…





あるはずのものがない!?

意気消沈して家に帰って道具のメンテナンスをしていたら、ルビアスのハンドルノブキャップが外れてました…


カバンを確認してもどこにもないのでどうやら釣り場で落としたようです…ショックすぎる…

そもそもこれ何かで留まっているわけじゃなくてハマっているハンドルノブのゴム素材で滑らなくなってるだけなのでノブが減ってくると自然と緩むんですよね…うーん……


DAY4


この日は前日の夜に雨が降った後の用水路に来てみました



雰囲気はバッチリでしたが魚っ気はなし…と思っていたら川の真ん中で流れてきた何かをバホッと音を立てて食いついていたナマズを見かけました

端っこじゃなくて流芯のドリフトなのか?と思って流してみたり巻いてみたりしましたがノーバイト

途中で会ったルアーマンに話を聞くともう少し水位が落ちないと難しいんじゃないかな?とのこと

たしかにナマズゲームは膝下くらいの水位がベストと言われてますから、水位が1m以上ある現在はイマイチタイミングがあってないのかもしれません…でもチャンスはあると思うんだよなぁ…



DAY5


暫く間を明けて、雨が降った翌日の河川にやって来ました


今日こそは!?

いつものタックル

勘のいい人は気がついたかもしれませんが、上の写真ルアーにフックが付いてません(笑)

前回までの反省を活かしてタコベイトをソーキングして針を外していたのを忘れて釣りをしてました

今回は田んぼからの流れ込みが復活していて、3回もバイトがあったのに乗らないなぁ…と不思議に思って見てみたらタコベイトもフックも着いてなかったという…

アホすぎる…

んでタコベイトは家でガルプ汁に漬かっているのでとりあえずフックだけ付けて続けてみました




こういう隙間を気にせず打てるのは強いラインセッティングのおかげですね…



こういう護岸のブッシュ際のポイントは魚に気取られたくないので基本的に覗き込まずに竿先だけ出して釣りをしています

ブッシュ越しに流れ込みにルアーをチャポンと落とすと、グッという重みが加わりました!

とはいえ流れ込みに糸が叩かれているだけかもしれないので聞いてみるとグッグッと引き返してくる生命感!!

来たか?!とアワセてみるとスっぽぬけ…というのが2回あって、なんなん?!と覗いてみるとなんとウシガエルがルアーに抱きついていました…

そういうパターンもあるのか!!!

っていうか流れ込みにいたら君もナマズの餌食になるのでは…???



この日は3バイト1ウシガエルで納竿して帰路に着いたのですが、途中でウナギ師っぽいおじさんがいたので話を聞いてみました

話を聞くにこの人は相当なウナギマニアのハイアマチュアだなぁと感じたのですが、ふと足元に目線を移すとスモールマウスが転がっているじゃないですか!


ここで釣ったのですか?と聞くと、来てすぐに釣れたから死ぬまでほっといてるとのこと

外来種憎しのパターンなんでしょうが、何も野締めにすることはなかろう…と思いつつ、”この魚食べると旨いんですよねー貰っていいですか?”と聞いてみるといいよーとのことだったのでさっさとナイフで締めてお持ち帰りしました




そんなこんなで5釣行かさねてみましたが結局ナマズは釣れず……

バイトやチェイスはあっても針に乗らずじまいでフックセッティングが悪いのかタックルが悪いのか単純に腕が悪いのか…

トレブルなら…とか、スカートをソーキングすれば…とか、フックサイズを変えれば…とか、そもそもナイトゲームなら…とか、色々代案は考えられるのですが、何が悪いのかはもうちょっと釣ってみないと分からないので継続してチャレンジしていきたいと思います

今回の釣行を通じて、この用水路には意外と面白そうな魚がいることが分かったので、今後継続してナマズを狙いつつも他の魚も狙ってみようかなと思っています


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