釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2023/05/28

2023年5月 久々のウナギ釣りで地元河川のポテンシャルを知る

今回は久々に地元河川のうなぎ釣りにチャレンジしてきました


モンスターサイズも出ましたよ

久方ぶりのウナギ釣り、意外と釣れました



田園地帯でナマズゲームをして釣り歩いていたら、偶然出会った釣りおじさん達(それぞれ別の人)が様々なポイントでウナギを狙っていたので、僕も久々にウナギ釣りをしてみようと思い立ちました


ナマズゲームの記事はこちらからどうぞ


釣行記録,デイナマ,ナマズ釣り,マナマズ,用水路,ルアー釣り,ブラックレーベル,ダイワ,スミス,キャタピー,どんぐりマウス,

一日目


ミミズ掘り


ウナギ釣りおじさん達と会った次の日に、偶然別のウナギ釣りおじさんがミミズを掘っているのを見かけたので、自分もミミズを獲りに来てみました


まさかの100点ポイント

 ミミズが獲りやすいポイントにはいくつか条件があるのですが、まず大事なのは広葉樹の落ち葉が積もっていて湿り気のある場所です

例えば公園の一角などに落ち葉を集めて積んである場所などは第一候補になります(私有地には許可なく入らないように気をつけましょう)

特にあまり掃除されていない道路の際や側溝が落ち葉で埋まっているような場所は激アツで、このようなポイントは周囲から集まったミミズが外に逃げられないため、内部で繁殖したりしてミミズが溜まる一方になり、ミミズ密度が高い好ポイントになります

なお真っ昼間に地面にしゃがみ込んで落ち葉を掘っていると当然不審者にしか見えないので、なるべく人の少ない早朝などに行くと良いと思います(笑)


 このような場所で主に採れるのはいわゆるドバミミズです。

ドバミミズは主に腐植質を食べるため、分解されきっていない落ち葉と土の境目みたいなところに多く潜んでいます。なので深く土を掘り返すよりは表層の落ち葉をどかすようなイメージでスコップを動かして表層を探してみるといいと思います

(場所によっては深い場所を好む時もあるのでケースバイケースですが)

また、このような湿った日陰には蚊が多いので長袖、手袋、虫除けスプレーなどでガードをするのを忘れないようにしましょう





ということで早速土を掘ってみると…

オケラ

ヒバカリの子供

釣り同様に様々なゲストとも出会えるので苦手な方は気をつけましょう

僕は生物相が厚いと嬉しくなります


MMZ

5mくらいの範囲を20分ほど掘ってミミズを20匹程度捕まえました。

人が掘っている場所なので若干ミミズの密度は薄く感じましたが、とりあえず一晩やるには十分すぎる量です

小ぶりなものは次代を繋いで貰うべくリリース


早朝にミミズを掘りに行って仕事に出かけ、帰ってきてから荷物をまとめて夜釣りに行きました


本日のタックル

河川ブッコミ釣り汎用タックル

何でもできるオススメの一本

竿:ダイワ リバティクラブショートスイング 15-330

リール:ダイワ レガリスLT 3000CXH

道糸:よつあみ G-soul Upgrade X8 1.5号

リーダー:シーガー フロロマイスター 5号

オモリ:カメオモリ10号

夜光玉:ヨーヅリ テーパー夜光玉M

スイベル:NTパワースイベル #3

ハリス:シーガー フロロマイスター3号

針:がまかつ 三越うなぎ 13号





実釣



スーパーマッディー

 

 釣り場は最近ナマズ釣りに通っている用水路に決めたのですが、どこで竿を出すか色々考えて、一箇所気になるポイントにエントリーしてみました

前々日に雨が降っていたので水量が多く、代掻きシーズンでもあるため水は結構な濁り具合

正直に言うと普通の魚なら釣れる気がしない感じ。でもUNAGIはどうかな?


今回は仕事終わりで向かったこともあり18時半からと遅めのエントリーになりました


 僕はウナギはわりと明確に時合がある魚で、なんでもない日なら時合は大体17時半から19時半くらいの間が釣りやすい魚だと思っています

日中から釣れることもなくはないのですが、このゴールデンタイムに集中してサクッと釣りをして、ダメだったらさっさと納竿してまた違う日に来るみたいな感じでやるのが僕のウナギ釣りのスタンスです

個人的にはこの時間帯をコウモリタイムと呼んでいるのですが、この時間になるとコウモリ(多分アブラコウモリ)が飛び始めて、盛んに糸にアタックしてきます

僕はウナギとコウモリはほぼ同じタイミングで動くと思っているので、コウモリが飛んでる時間がほぼ時合だと思ってもらえれば大丈夫だと思います

他にも潮汐や水の濁りによっても時合は変化しますが、初めてウナギを狙う人はまずはコウモリタイムを狙ってみると良いと思います


水温は17℃

 雨後のド茶濁りとはいえそこまで低水温ということもなく、悪くはないんじゃないかな?もう夏の気配が漂ってきましたねぇ


川の岸際を狙って仕掛けを振り込んで待つと…いきなりココココンッ!と竿先が震えて竿尻が浮きました!

アワセると猛烈な走り!これはウナギではないな?!

いなしていなしてでゴリゴリと巻き上げて一気に引っこ抜き


ドーン!

60cmないくらいの立派なニゴイ!綺麗な体型ですねぇ

ニゴイをリリースした直後に隣の竿に反応が出ました!





 シッチャカメッチャカですがウナギが釣れました。ウナギにせよアナゴにせよウツボにせよ、長物系の魚はランディング後にかなり暴れるので針を外すのが大変です

個人的なオススメは、とりあえず釣ったら着地させずにそのままバッカンやクーラーに入れてハリスを切ってしまうこと

家に持って帰って魚が落ち着いてから(または締めてから)針を抜く方がお互いにとって安全な事が多いです

その分替え針は多めに持っていきましょう



ライトオン!

その後は…

ニゴーイ

デカニゴーイ

でっかいニゴイが2連発。引っこ抜く時竿が折れるかと思うくらいの魚でしたがショートスイングはカーボン50%くらいの半分グラス竿なので余裕があります

こういうところがこの竿をオススメできる理由です

見た目はなかなかクールでそれなりに頑丈でいろんな釣りに使えて良い竿だと思っています

その後メソサイズのウナギを一匹追加して納竿となりました




狙って釣りに行ってちゃんと結果が出たので満足!

本日の釣果

ウナギ 2匹
ニゴイ 3匹



※メソちゃんは落ち着いてから針を外して後日リリースしました


二日目



 初日早めに納竿してエサが余っていたので地元の別水系の河川にやってきました

ここは以前からウナギがいるんじゃないかなー?と思っていたポイントなので期待してきました

そこそこマッディー



 17時からエントリーして釣りの準備

この日は夜が小雨予報だったのでカッパを着込んで座ってアタリを待ちます

15分ごとに打ち返しつつ、ここはバスがいる川なのでバスが釣れたりするかなー?とうっすら期待?していたのですが、どこに打ち込んでも魚からの反応がありません

あまり魚がいないのかなぁ…?


2時間経ってそろそろ荷物まとめるかぁ…と思っていたら、バーン!!と竿尻が跳ねました



おいおいおい?!ナマズか?!と慌ててアワセるとドン!!と乗りました

川の流れもあってかなりの重量感!グイッグイッと首を振る感じ、やはりナマズか…

水面を照らしてみると黒くて太長い身体…やはりナマズっぽい!

エイヤッと抜き上げてランディングすると……


え、ウナギじゃんこれ!!?


バッタバタと大暴れするウナギをタオルで巻いてバッカンに入れて…ジッパーを締め…と思ったらジッパーが壊れている!?

尻尾からニョロニョロと脱出を試みるウナギ!バッカンに仕舞う私!!4回くらいその攻防を繰り返していると、今度は隣の竿の竿尻が跳ねました!!

オイオイオイオイ?!

とりあえずもう一本の竿はドラグをユルッユルに緩めつつ、ウナギをバッカンに押し込み、ビニール袋で包んで固結びにしました




デッカ…



ウナギは落ち着いたので放置していた竿を巻いてみると、さっきの感覚とは明確に違う引き、これは多分ナマズ!
 


ナイスナマズ!


 マナマズ君、エサじゃなくてルアーで釣りたかったけども、久々に釣れたので嬉しいです

久々に天ぷらをたべたいような気もしたのですが、バッカンがウナギでいっぱいなのでサイズ測ってから丁寧にお帰りいただきました



本日の釣果
マナマズ 1匹
ウナギ  1匹



家に帰ってきて先日のウナギと合流させてみました




いやデカすぎだろ…

サイズ比較に500円玉を置いてみました

デカすぎる…


 もはやウナギというより細めの雷魚といった趣です…すごい

今までもちょくちょくウナギ釣ってきましたがここまでのごん太は初めてです

ここまで育つのに何年かかるのだろうか…地元の川の底力を見せられた気がします



翌朝見たら食べたエサを吐いてました

多分モクズガニの足…?

ウナギはカニも食べるのかぁ…でもモクズガニなんてあんな硬いものよく食べられますよね…すごいです

モクズガニは特エサになるんだろうかと一瞬思いましたがそもそも入手性に難がありすぎですね(笑)


三日目


また仕事終わりに釣りに行きました

水温は19℃



 この日は手頃な40cmくらいのマナマズが一匹釣れただけでおしまいでした

一瞬持って帰ろうかなと思ったのですが、お腹がでっぷりしていて繁殖前っぽい雰囲気だったのでリリースしてきました





本日の釣果

マナマズ 1匹




オマケ

ウナギ釣りの仕掛けについての雑感

僕のウナギ仕掛け

 僕はウナギ釣りは一般的なブッコミ仕掛けで行うことが多いです。上の写真の仕掛けは流れの緩いところなのでオモリ軽め、ややハリス長めです

夜光ビーズは集魚目的ではなく、仕掛けを回収した時にどのへんに仕掛けがあるか一目で見て分かるように付けています(夜光といってもあまり光りません)

これだけで意外と夜釣りのトラブル防止になるので個人的にはオススメです

夜釣りで仕掛け絡みしたりすると最悪なので、なるべくシンプルに、見やすい工夫をしておくと捗ります

 針はいままではチヌ針を使うことが多かったのですが、最近思うところがあってウナギ針を試してみています

いまのところウナギ針でも普通に釣れているのでこれでもいいのかなとも思いますが、なんとなくアワセバラシが多い気がするのと価格が高いのでメリットをあまり感じないかなぁ…?多分またチヌ針に戻すと思います


オマケ2

で、そのへんの川のウナギはおいしいの?

 ウナギの調理法については過去記事にまとめてあるのでそちらをご参照いただければと思います

料理,ウナギ,アメリカナマズ,チャネルキャットフィッシュ,ニゴイ,ブラックバス,蒲焼き,川魚料理,料理方法,食べ方,ウナギの蒲焼き,ウナギのさばき方,
ごん太くんは約70cmでした

 
 頭はハサミで割って、アラも大まかに切ってグリルで軽く焼いてから、砂糖醤油味醂酒で煮込み、タレを作ります

お家で作る蒲焼のタレは売り物よりも色や粘度が浅いので、若干白っぽい感じに出来上がります

売り物同様にしたい!という方はザラメや黒砂糖、カラメルなどを使ってタレの色を濃くすると良いと思います


これだけで御飯食べられる

魚をさばく前に炭を起こして熾火にしておくと作業が手っ取り早いです



 ウナギは皮目と身の間にあるゼラチン質に臭みを貯めやすい魚なので、東西を問わずいかにそのゼラチンを処理するかがポイントになります

上に貼ってある調理法は関東風の伝統的なやり方をアレンジしたものですが、今回最初に焼きを入れるのを忘れました(アホ)

要点をまとめると関東風は下焼き(皮目を焼き切る)→蒸し(ゼラチンを溶かす)→本焼きの工程で焼くのですが、久々にやったこともあり今回はいきなり蒸してから焼いてしまいました

なのでイマイチ皮が綺麗に焼けていない…

またどうせそんなに臭くはないだろうと高をくくってぬめりを落とさなかったのが……



見た目は美味しそう





 結論から言うと皮目が泥臭いというかゲオスミン臭がありました

皮を剥いて食べると身には臭みがなかったので単純に下処理と焼き方が悪かったということですね


原因として考えられることは…


・そもそも本流ではなく用水路なので農閑期には水がほとんどなくなり、その期間は実質ドブ川状態になるのでくさみが溜まりやすいのでは?
・下処理でぬめりを一切落とさなかった
・下焼きをしなかった


この辺が反省点でしょうか…タレ単体には一切臭みはなく、身の味も別に変なところもなく、肝吸いも美味しくいただけたのでやはり皮目の処理まわりに問題があったように思います


以前の経験からなんとなく地元のウナギでも別に臭くないし大丈夫という慢心もあった気がします

次やるならもう少し丁寧にやってやらねばいけないと思いました

ごちそうさまでした


それにしてもウナギをさばいて蒲焼きを作るのはめちゃくちゃ手間がかかるので、お店で5千円くらいで食べるのが正当な対価という感じがあります

自分でやってみると職人さんのありがたさが改めて身に沁みて分かると思うので是非一度やってみてください


にほんブログ村 釣りブログ 関東釣行記へ

0 comments:

コメントを投稿