釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2023/05/03

2023年5月 いつもの釣れないバス釣り記録5月号速報 朝焼けが魅せる40cmオーバー!! 追記あり

今回は今年初のスモールマウスバス40cmアップが釣れてしまったので勢いで速報blogです 


美しい

今年6匹目にして初の40cmアップ!身近な河川でこういうのが釣れちゃうからバス釣りはたまらないですね…


皆様はGW満喫されているでしょうか?僕はというとGW?なにそれおいしいの?といった具合で毎日仕事に追われています


この日も早朝から15時まで仕事してました……帰り際に用水路を覗いてみると……


ザ・田んぼカラー

この独特の白濁り。いよいよ用水路に田んぼの代掻き水が入ってきました

代掻き水は泥の細かい粒子と残留農薬が含まれているそうで、人間でいえば大気中にPM2.5が充満していて更に光化学スモッグが発生しているような感覚

近年でいうと冬の北京のような感じでしょうか?とてもじゃないけど表に出歩きたいとは思いませんよね

そんなわけでお魚もこの時期はあまり動きたがらず物陰や少しでも水のきれいなところでジッとしていることが多くて、河川の魚は釣りづらいシーズンです


家に帰ってからなんとなく釣りに行きたいと思ったのですが、地元河川でもメジャーな釣り場はどうせ釣り人だらけであろうことは火を見るよりも明らか

ということで、スーパーに買い物に行くついでにあまり期待はせずにマイナーめの場所で釣りをすることにしました

買い物袋を下げたチャリでプラプラ移動しつつ釣りをするのはどうかとも思いましたが、まあそういう変な釣り人が一人くらいいても良いんじゃないかな?(自意識過剰)



本日のタックル

バス釣り汎用パックロッドタックル


ロッド:シマノ フリーゲームXT S70ML

リール:ダイワ ルビアスLT 2500XH

道糸:シマノピットブル8+ 0.8号

リーダー:レグロン メガシード タフワン 1.5号

スナップ:ダイワ 強軸スナップ ワイド S

リグ:ネコリグ(シザーコーム)、ダウンショットワッキー(ドライブクローラー)




道糸をよつあみからシマノへ

先日、道糸を元々このリールに最初に巻いていたピットブル8+に戻しました

去年はVARIVAS4のモニターキャンペーンに参加していたため糸を巻き替えて、その後よつあみのG-SOULに巻き替えていたのですが、最近の釣りにはこちらの方が合ってる気がしたので元に戻しました

”トレーサブルピンク”というカラー名の通り、明るいピンク色で糸の視認性が高くキャスト後の糸の行方が分かりやすいので、僕が主にやっているラインでアタリを取るような釣りには向いている気がします

一方で水中の魚からも視認性がいいということでもありますから、これが吉と出るか凶と出るか……(その分リーダーを長くしてます)



実釣

三面護岸の用水路


色々と買い物をして歩いたのでスタートは17時とかなり遅くなってしまいました

すでに透明感のある傾きかけた陽が刺し初夏の夕暮れといった趣

こちらの用水路も代掻きの水が入っていますが、近所の用水路ほどは酷くないかな?


水温は17℃


水温は17℃でした。外気温が21℃くらいながら風が強くて肌寒いくらいだったので意外と温かいかなという印象。バスがいるならちょっと浮いてるかもしれませんね


コーモランの水温計安いのでオススメです(スナップに繋いで3分沈めてます)






水はど茶濁りとまではいかなくてもかなり濁りが強いので、ルアーのファーストチョイスに悩みます(毎年この時期の正解に悩んでいますし答えはまだ出ていません)

まずは水中での明滅を意識してシザーコームのグリパンチャートのスナッグレスネコリグから開始しました

シザーコームのこの色は割と実績があります

スナッグレスネコリグ

フック:がまかつ ハンガーFC-L #1(スナッグレスネコ仕様に改造)

ワーム:ジャッカル シザーコーム3.8inch ”グリパンチャート”

シンカー:YZD タングステンネイルシンカー0.9g




この用水路は秋には一度水門が閉じて水位が60cm程度になるため、その時に捨て石やストラクチャーがある場所を観察できます

そういうところは春に水が入った後にバスの付き場になるため、覚えておくとピンスポットを狙って釣りができるようになるので可能な限り覚えておいています

とはいえ、いつもストラクチャーに魚がいるわけではないのでそれが報われるとは限らないのですが…


ネコリグで足元から対岸まで一通り探るのを3箇所程やってみましたが、流れに対してイマイチ操作感が合ってない感じを受けたのでリグを変えることにしました

一瞬シザーコームの直リグにしようかなーと思ったのですが、先日会った地元バス釣りの心の師匠がダウンショットワッキーで釣ったと言っていたのを思い出したのでダウンショットワッキーをやってみることにしました


ドライブクローラーこの色はどうだ?

ダウンショットワッキー

フック:ハヤブサ シングルフック フィネスワッキーガード #1
ワーム:OSP ドライブクローラー 5.5inch ”モーニングドーン”
シンカー:ウォーターグレムリン ラウンドスプリットシンカー 3.3g



ワームの色はチャート系か黒系かとも悩んだのですが、なんとなくモーニングドーンのあやしい青い光が目に留まり夕方のローライトに映える気がしたので採用しました

ちなみに”なんか釣れそう…”と思って買ったこのモーニングドーンですが、今までこのカラーで釣れたことは一回もありません(笑)



自転車で移動しながら足元の捨て石周りを細かく探ってみましたが反応はありません

ただ、普段やらないダウンショットワッキーのボトムタッチ感が動かしていてわりと楽しいので、この日はこのリグと心中しようと思ってやり続けることにしました


改めてダウンショットワッキーを使ってみた感想としてはボトムをしっかり感知できることと、流れに対して定位できることは結構強みだなぁと感じました

シンカーを軽くすればネコリグのようにドリフトさせることもできますし、逆に重くすれば流れの早いポイントでは流れにとどまらせることもできるので(あまり重くすると根掛かりとの戦いになりますが)流れのあるところでしっかりバスにワームを見せたい時に使えるリグだなぁという感じ

これは場所によってはかなり効果があるように思いますし、流れの中にいることを好むスモールマウスみたいな魚には結構向いているように思います



そんなわけで細かく打ちながら釣り歩いていって、以前に子バスがチェイスしてきたポイントにやってきました


ここの護岸際でブレディを巻いていたら子バスが追ってきたんだよなぁ~なんて思い出しつつ、リグを際から30cmくらい離した場所にキャスト

糸は張らずにフリーフォール、しっかり10カウントしてからシェイクしようとするとグッと竿先が絞られて根掛かりしている様子…

シンカーは小さいのでそんなに深刻な根掛かりはしないだろうと、糸を緩めると何故かまた糸が張ります……

…あ、これ魚じゃん……

すぐにアワセたかったのですが、足場が高いのと護岸が張り出しているため、今の立ち位置でアワセると護岸の角に糸が擦れてしまうのが目に見えていたので、糸を送り込みつつ慎重に移動して魚との距離を詰めて魚の真上にティップが来る位置まで移動

アワセる前にもう一度聞いてみるとしっかりと生命感があります…!

竿先を下げながらスラックを巻き取ってグン!!と垂直にアワセ!!

いつもならアワセた瞬間魚が走ったりするものですが、今回は根掛かりのようにボトムに張り付いて上がってきません…

ん…この魚もしかして結構デカいのでは…??

と思った瞬間猛烈に走り出しました!!

足元はストラクチャーが多いのと護岸際で糸を擦られるリスクが高いので、あまりドラグは緩めずに竿の曲がりで走りに耐えながらファイト

川の流れに乗って走られるとMLの竿が思いっきり絞り込まれて、たまらず少しドラグを緩めたりしながらファイトを続けます

なんとか足元まで引いてくると、今度は護岸のせり出しの下に入り込もうとしてPEとリーダーがザリザリとブロックの際に削られます!!!

待て待て待て!?と身を乗り出して護岸際から魚を離す方向に引っ張ります


どう見てもデカいよ!


浮いてきた魚は明らかにデカい!!水面でも全然抵抗をやめる気配はなく、ジャンプしたりまた護岸に潜ろうとしたりと大暴れ

フックは上顎の真ん中にかかっているのでまずハズレないと思うのですが、とにかく糸に傷がいっているのが怖い!



そして、魚が浮いてきたあたりでどうやって取り込むかを考え始めました…

魚もデカいし糸にも傷がいっているので抜き上げはまず無理として、ハンドランディングするには胸の高さの柵を乗り越えてさらに同じく1.5mくらいある護岸を降りるしかない…

なにせ運動神経がない上に体重が三桁あるのでアスレチック的な動きは本当に苦手です


でもここまで来たら絶対バスをキャッチして針を外してやりたいという気持ち一つで決心して、のそのそと柵を乗り超えて、護岸を後ろ向きに飛び降りて、諸々落とさないように身辺整理をしてからしゃがんで魚をキャッチ!(決心してからここまで体感5分くらいかかってます)



獲ったぞー!!!!


護岸で糸が擦れるハラハラのファイトといい、ランディングまでの苦労といい、最後まで気の抜けないやり取りで、喜びと同時に呆然とするような感覚があって思わず脱力

ワームはファイト中に飛んでしまったようですが、信じて良かったモーニングドーン…

君は最高の朝焼けを見せてくれたよ…(夕方だけど…)


46cm!


今年初の40cmオーバーのナイススモールマウス!長さ以上に体高があって迫力がある魚体!カッコイイです!

お尻にオレンジ色のポッチがあるのでおそらくプリスポーンのママバスなのではないかと思います

産卵に絡んでいるからなのかは分かりませんが、かなり芳しい魚体で久々にバスの香りを堪能しました(笑)



以前にも釣られていたのか口蓋やヒレが傷んでました

メジャーは一応濡らしてから使ったのですが、これからの季節に地面に置いて測るならそれ用の水を携帯しないとダメだなぁと感じました(または流行ってる幅広メジャーを買うか…)


虎柄が綺麗



お疲れタックル(直置きすな)

今回は本当にタックルに助けられて魚を獲らせてもらったという感じが強かったです。根ズレに負けずに耐えてくれてありがとう…ピットブル8+、メガシード…

今後も地元でバスをやる限りは今回のようなランディングシーンも増えると思うので、やっぱりバス用の小さいランディングネットを買おうと決意しました


まとめ


今回は代掻きの水が流れる状態ながらバスをゲットすることができました

とはいえ今回の魚の釣れた場所の水は同じ用水路の中でも比較的水が澄んでいて、見えない所から他の流れがある場所だったのかなと後になって思いました

魚にしてみれば少しでも水のいい場所にいたいでしょうし、丁度そういう場所で休憩していたバスの目の前にリグを落とせたのかもしれませんね


僕のダウンショットワッキーはスナップにフックを通して、更にスナップに捨て糸を結んでシンカーを付けるという邪道も邪道のセッティングなので本来のダウンショットワッキーのアクションが出せていない可能性がありますが、まあ瑣末事だと思ってやってます


本当は近いうちに新しいLアクションのバス用パックロッドを買うつもりでいたのですが、今回本当にランディングで苦労したので、小さいカバンにも入る小さいランディングネットを買うことにしました

スーパートリックスターネットがいいのかなあと思っていますが、若干色が派手でやんちゃな感じなので悩んでいます(どこかに新品の有頂天カラーver売ってないかなあ…)




追記


翌日に昨日の釣りに再現性があるのか、短時間釣行ですが確認しに行ってきました


昨日と同じモーニングドーン

早速昨日アタリがあったポイントに仕掛けを振り込みます

ネコリグもそうなのですが、個人的にはこういうフォールしてワームを見せる釣りは動かすことよりもステイをしっかり意識することが大事だと思っています

まず最初にフリーフォールさせたら10秒待ち、3秒くらい細かいシェイクをしてまた10秒待ち…という感じで僕みたいにせっかちな人にはあまり向かない釣りです(笑)

今回も4回くらい振り込みとシェイクを繰り返しましたが、反応があるようなないような…?



なんとなくリグが合ってないのかな?と感じたので、レインズスワンプの"リンタロウNEXT"(キャスティングオリカラ)でスナッグレスネコリグに交換しました


レインズスワンプ 安くて良いワームです


レインズスワンプは素材がかなり柔らかいので僕はうどんというよりそうめん感覚で使っています(なにそれ)


フォールとステイ、シェイクと繰り返すとツン…と魚が触った感じがありました

毎回書いていますが、バスが食いついてきた時はその食いついてきた時のアクションを繰り返すべきらしいのでそのままシェイクしてると、グインと引っ張り込まれる感覚

ワッキーのように針が表に出ているリグならばここで即アワセなのですが、スナッグレスネコはすかさず糸を送って放置!カウントしながら糸の行方を見つめます



普段なら咥えてからモグモグして満足したら?糸がスーッと走るのでそこでアワセるのですが、このバスは何故か動きません

あれー離しちゃったかなぁ?と思って軽くシェイクするとまだ魚がいる感覚があります


糸が走るまでと思って30秒くらい待ってみたのですが動かないのでいい加減にいいかーと思って垂直にアワセると…乗りました!!


ゴンゴン!!と底に向かって首を振るのでリフトさせます…上がってきたのは…やった!結構デカい!!と思ったら、いきなり走って竿がのされてラインブレイク!!


やっちまったー!!!!!


スナップとの結束が甘かったようです… リグを替えた時に傷がいっていたのかもしれません…横着しないでちゃんと結び直せばよかった…


さすがにすぐには食ってこないよなぁと思いつつ、いつものネコフリックに交換して振り込むとまた同じ場所でアタリ!



どうなってるんだ?!群れなのか??



またもや走らないので10カウント以上しっかり待ってアワセ!


乗りました!!!



今度はドラグもしっかり緩めてファイト!


昨日と同じくらい40cmオーバーのバスです!!


スモール独特の猛烈な横走りを堪能しつつ、昨日と同じルートで川岸に降りてしゃがみこんでハンドランディング!!


ナイスバス!



喉奥にはレインズスワンプが!


釣ってみたらビックリ、なんとさっきバラしたのと同じ個体…!回収できてよかったー!!と思いつつなんとなく体側を見てみると…見覚えのある特徴的な胸鰭の欠損!!


昨日と同じ個体!!


まさかの昨日と同じ個体が釣れてしまいました…!


そこで思い至ったのですが、昨日この魚を釣った時にこの個体を"プリスポーンのメス"だと判断したのですが、今日再現性を確かめるために同じ場所を攻めて同じ個体が釣れたということは、このバスはおそらく産卵床を守っているママバスで、僕は無意識にネスト打ちをしてしまったわけです


それに気が付いた途端に、本当に魚に申し訳ないことをしたという気持ちでいっぱいになり喜びよりも罪悪感が強くなってしまいました


しばらくはこのポイントを探るのはやめようと心に決めて帰りました



魚は記憶力が弱くて3秒しかもたないなんて話を聞きますが、モーニングドーンには反応せずにワームを変えたら食ってくるあたり侵害的な体験は意外と覚えているんじゃないかなぁと感じました



 


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