今回はバス釣りで20数年ぶりにルアー釣りを再開した初心者が近所の管理釣り場でデビューするまでの準備の記録です
意識したわけではないけど道具が赤系に… |
僕自身がド初心者で色々調べながらの体当たり記事ですので、管理釣り場って興味あるけど何を用意すればいいの?という方の人柱参考になればと思います
長くなる気がするので今回は準備編、次回実釣編で二本立てにしたいと思います
枕
そもそも何故管釣りに行きたいと思ったかというと、単純にニジマスが食べたかったからです
最近小物釣りばかりしていて忘れがちですが、弊ブログはタイトル通り”キャッチ&イート”を目的にしており、釣りを楽しみつつ美味しい魚を釣って料理をして、釣りも味も楽しむのがメインテーマです
僕自身料理が好きなこともあり、やはり食べられる魚が釣れる釣りが好きなのです
そんなわけで何か面白くて美味しい釣り物がないかなーと思って調べていたら、近所の水上公園の管理釣り場が11月1日から開始という情報をたまたま目にして、”ニジマスかぁしばらく食べてないなぁ……”と思ったので、行ってみることにしました
今回は初めてのエリアトラウトの準備のために調べたあれこれと、実際に買ったものについて書いていきたいと思います
レギュレーション
皆さんご存知かもしれませんが、管理釣り場にはそれぞれ固有のレギュレーション(ルール)があり、そのルールの制限範囲内でルアー釣りができます
レギュレーションは大体、魚を傷めないこと、むやみに釣りすぎないこと、維持管理に支障をきたさないこと(要するに管理釣り場の極端な不利益にならないこと)を目的に設定されているようです
ちなみにうちの近所の管理釣り場のレギュレーションはこんな感じ
色々細かく書いてありますが、ルアー釣りに関してまとめると
・使って良い針はシングルバーブレスフックのみ
・ワーム、ラバージグ、スカート、革製のルアー、フェザージグ、線維製ルアーの使用禁止
・ウキの使用禁止(飛ばしウキとか?)
・ネットはラバー製のみ使用可
・(日券だと10匹まで持ち帰れるが)一度キープした魚はリリースしてはいけない
大体こんな感じ?多分オーソドックスなレギュレーションかつ若干緩めなのかなと思います
(僕は知らなかったのですが、管理釣り場では結構繊維製のルアーが活躍するそうで、場所によっては困った時のお助けルアーとしてかなり重宝されているそうです
ただ(軽いから?)飲まれやすいようで魚を傷つけることに繋がるためキャッチ&リリースを主とする管理釣り場的にはよろしくないみたいですね)
皆さんも行くつもりの管理釣り場は事前にレギュレーションを調べてから行きましょう
せっかく用意したルアーが実は禁止ルアーだったとかだと結構泣けると思うので…
ちなみに管理釣り場でトラウトを相手にゲームフィッシングすることを”エリアトラウト”と呼ぶそうです
僕は食べるために釣りをしようとしているのでゲームフィッシングじゃなくてただのルアー釣りかなあ…と思うので、区別するために以下、ゲームフィッシング一般についてはエリアトラウト、自分の釣りについてはルアー釣りと書いていこうかなと思います
まあそんな感じで、とりあえず軽く調べてみたところ手持ちの道具以外で用意するべきものとしてはタックル一式、ライン、ルアー、ランディングネット、リリーサーといったところかなと思いました
以下準備した道具について触れていきたいと思います
道具編
※何分初心者が書いているので勘違いや思い込みも多分にあると思いますのでご容赦ください
ロッド
忘れがちですが弊ブログのサブテーマはパックロッド釣行です(実はそうなんです)
近所の管理釣り場にも主に自転車で行くことになるので2ピースは眼中になくパックロッドを探しました
マス釣りの世界では意外とパックロッドはメジャー側の存在のようで、良い竿が充実していて結構迷いました(厳密にはエリアトラウト用じゃなくて源流トラウト用が多い。沢登りや藪こぎをするので小さい竿が有利なんでしょうね)
とりあえず、最初の一本なので一本でスプーンもクランクもなんでもできるUL~Lアクションの6ftくらいのロッドにしようと調べてみたところ、ダイワのイプリミ60XUL、アブガルシアのマスビート634L、ズームサファリ505Lが候補に挙がりました
ネットで色々調べていると、以前から気になっていたテイルウォークのパックロッド、アウトバックシリーズのアウトバックライトS604Lという竿が目に留まりました
この竿はエリアトラウト用ではなくてライトゲーム用の竿ですが、アジングタックルでもエリアトラウトは普通にやれると以前から聞いていたので、それならいい機会だし候補に入れておくかあ…と考えました(前からライトゲーム用の竿が欲しかったというのもあります)
候補を絞りきれずに悩んでいる時に近所の釣具屋に行ったところ、偶然にも購入候補の竿が全部現物があった(そんなことある?)ので、一本ずつ触らせて貰いました
実物を手に取ってみると、イプリミは柔らかめかつ差し色が少し派手、マスビートはチューブラーティップ、ズームサファリはコルクグリップが好きではない…と、それぞれ気になる点があり、一方でアウトバックライトは全体がシャッキリしていてソリッドティップも柔軟でEVAグリップで良さそうな雰囲気(要するにライトゲームロッドらしい味付けってことです)を感じたので、結局アウトバックライトに決めました(実際は買わなかった竿もいい竿なんだろうなとは思いましたが…特にイプリミ)
(とはいえ、アウトバックライトは今回挙げた候補の竿の倍の値段がするので、それに見合うだけの価値があるのかは未知数というか、買って実際に魚を釣ってみないと分からないのが辛いところ…全部一度レンタルできればいいんですけどね…)
一般的なマルチピース用の竿袋 |
全体的に細いけどティップがとにかく細い |
第一印象として、ハードケースは邪魔っぽいので布ケースなのは嬉しいところです
ですが、それなりの値段のソリッドティップの竿にしては竿袋にティップを保護する工夫というか機構が何もないのが気になりました
竿の重さは68g、仕舞寸法は50cmです。パックロッドとしては仕舞が若干長い…
個人的には持っているカバンの縦の長さに収まる45cm以下だと嬉しいのですが、カバンから竿袋の頭が出ても、見た目がかっこ悪い以外の不利益はないので我慢します
まるで良いところがないような書き方をしていますが、逆に気になるのはそれくらいで実際持ったり振ったりした時の竿そのものの印象は非常に好感触で良い竿だと思いました
ピースによって継ぎ方を印籠継ぎと並継ぎを使い分けているコダワリの作りになっているのがパックロッド愛を売りにしているテイルウォークらしい…のかな?
誂えたようにルビアスとマッチ |
リール(ルビアスLT)と合わせた時の色味の収まりの良さも魅力的です(ルビアスはこの竿のメインリールではありませんが…)
リール
ダイワ ルビアスLT 2500 XH
調べてみたところ、エリアトラウトでは一般的に1000番か2000番のシャロースプールのノーマルギアのリールが使われるそうです
シャロースプールが使われるのは狭い管理釣り場ではあまり遠投が必要ではないこと(そもそも重くても3g程度の軽いルアーを使うのでそんなに飛ばない)が理由みたいです。別にノーマルスプールに下巻きでも全然問題はないと思います
2000番以下のノーマルギアのリールが使われる理由は、小さい分軽くなること、ギア比が
低いほうが巻きが軽くなること、巻き取り量が多すぎないこと(マス釣りではデッドスローなリーリングがキモになるのでハイギアだと自然と難易度があがる?)
なお大きめの魚がかかった場合に1000番だと若干力不足になることもあるそうです(どのくらい差があるのかは使ったことがないので分かりません)
調べた限りでは、エリアトラウトの道具で一番お金をかけるべきなのはリールだそうです(とにかく投げて巻く釣り物なので、キャストとリーリングにストレスがないほうがいいってことだと思います)
とりあえず、我が家にある一番小さい番手のリールは2500番でXH(エキストラハイギア)なので、2000番のノーマルギアのリールを新しく買うことにしました
どれにしようかな~と候補を探していたところ、丁度シマノの廉価グレードのリールであるミラベルが発売されたタイミングだったので、渡りに船とミラベルの2000Sを買うことにしました
ところが、シマノのカタログにはあるもののどんなにネットの海を探してもミラベルの2000番が見当たりません。後で釣具屋で聞いた話ではミラベルの初回出荷分は2500から3000番までだったそうで、このタイミングで購入することはできませんでした(予約はしました)
ということで、当分の間は以前に汎用で買ったルビアスLT2500 XHを使うことにしました
※結論からいうと2500番でもエクストラハイギアでも普通にマスは釣れました……アレ?
後から冷静になって調べた感じだと、廉価グレードのリールはダイワならカルディア、シマノならアルテグラが良さそうだなーと思いました
ライン
僕はPEライン信者的なところがあって、PEラインに謎の信頼感を持っているので迷わずPEラインを選びました
エリアトラウトで主に使われるPEラインは6.5LB、0.2号とかいう恐ろしい単位のラインだそうです
ネットで色々調べてみたところ、どこを見てもお勧めされていたのはVARIVASのスーパートラウトエリア マスターリミテッド スーパープレミアムPEという頭の悪そうなかっこいい名前のラインで、個人的にVARIVASさんには恩があるのでこのラインを購入しました
そろそろ恩ポイント使い切るくらいにはVARIVAS製品買ってる気がします(笑)
色は特に考えずにピンクを選びましたが、オレンジの方が視認性が高かったのでは…と実物を見て思いました
まあ全然見えないわけではないし、いまのところ糸でアタリを取る縦釣りもやってないので糸が見えなくても困りはしない…かな?
極細の0.2号ですが今のところアワセ切れは起きていないので強度は十分あるようです(さすがVARIVAS)
リーダー
サンライン トルネード 松田スペシャル ブラックストリーム 0.8号
つよそう |
PEやエステルラインにあわせるリーダーは0.6号から0.8号くらいのフロロカーボンラインが一般的だそうです(もっと細くても良いみたいですけど切れたら元も子もないしね)
これまた色々調べましたが、磯釣りのハリスがお勧めされていたので買ってみました。この糸は以前から本家磯のフカセ師やタチウオジギングのサイトなどでもお勧めされていて気になっていた糸です
その名もトルネード 松田スペシャル ブラックストリームです。もう名前がかっこよすぎて気絶しそうですが、磯師の間では大人気で実力は折り紙付きです
ラインの技術的な特性は公式サイトを参照していただくとして、なんといっても表面処理が特殊で指で触るとゴムのような粘り感というかしっとりした感触がありつつ、しなやかで柔らかい糸です
なんとなくシーガーグランドマックス(ハリスのほう)にも似ているような、同じ号数の糸よりも中身が詰まっているような感じがあります
また黒潮カラーというグレーの配色がされていて他の透明な糸と比べて見てもかなり見づらいのですが、水中では”消える”と表現されるくらい見えなくなるそう(それがメジナの警戒心を下げるのに一役買うそうです)
確かに見えない… |
ルアー
シマノ カーディフサーチスイマー ウォブンロール1.8g~2.2g、なぶらや エスプリ1.8g~2.1g
エリアトラウトで使われるルアーは主にスプーン、クランクベイト、ミノー、バイブレーションあたり、更に”投げて巻くだけで釣れる!”と言われている、ぐるぐるX、セニョールトルネード、Xスティックなどの不思議な棒状のルアー群があります(実際はスプーンもクランクも投げて巻くだけですが……)
で、トラウトのルアーといえばスプーンでしょ!と思いがちですが、実は完全な初心者はクランクの方がレンジキープし易い(勝手にレンジを維持してくれる)ので釣れやすかったりするそうです。
もちろん基本に忠実にスプーンから始めてレンジを探る練習をしてもいいのですが…最初は釣れるほうが嬉しいもんね…
僕は特にコダワリがなかったのでキャスティングオンラインで安い順で出てきたシマノのカーディフサーチスイマー ウォブンロールとナブラヤのエスプリというスプーン(どちらも250円くらいでした)を買ってみました(ダイワ系であるキャスティングはシマノ製品の在庫を抱えたくないのか、仕入れはするもののすぐ値下げして手放す印象なのでシマノファンの人は要チェックです)
その後ツイッターでエリアトラウトをやっている方にオススメを聞いて(知らない釣りは経験者に聞くのが一番確実です)セニョールトルネードスリム(赤、黄色)、ダイワのワブクラjr DR、ティモンのペピーノ DR、パニクラ MRを購入し、更に釣具屋に行った時に初心者向けとオススメされていたバスデイのペレットペレットとダイワの鱒の種、鱒の小枝を買いました
スプーンと |
クランク、その他 |
要するにスプーン以外に表層、中層、底層とレンジごとで使えるルアーを一通り揃えてみた感じです(一応ルアーを揃える時の基本に則ったつもりです)
結論から言えばこれは正解だったように思います
いまのところ2回釣行してみて、底層のクランクだけで釣れる日と、表層から中層のスプーンでひたすら釣れるけどクランクに反応が薄い日と、全然違うパターンの釣りに対応できています
逆に”巻くだけで釣れるルアー”の類は未だに釣れてないのでどうなんだろな…という気持ちがあります(スプーンもクランクもダメな日に活躍する…のかなぁ?)
あとは現状あるスプーンでもそれなりに事足りているのですが、緑系と地味系の色が足りない気がしているので追加購入するかもしれません
ランディングネット
プロックス ラバーランディングネット15型
今回一番の大物道具 |
特にコダワリがなかったので、色んなサイトでおすすめされていて、釣具屋でも店員に勧められたプロックスのラバーランディングネット15型を素直に買いました
値段は3千円程ながら枠は44.5cm×36.5cmでポールを含めると112cmと結構な存在感があります。ポールがスライドロック式なので畳むと67cmくらいになるのがいいところ
気になる点は340gとやや重いこと。買う前は”たかだか340gじゃん!”と思っていたのですが実際手にしてみると重心がネット側に寄っているので長さと相まって結構ずっしり感じます。女性だと片手で扱うにはやや持て余すかも?(このブログの読者に女性がいるのかは謎ですが)
購入した後にキャスティングでこれよりひと回り小さくて小さく折り畳めるムカイのカーボン製ネット(240g)を見かけてこっち買えば良かったー!!!!と思ったりしました
とはいえ現状特にトラブルもなく、お魚もキャッチできているので初心者にはいいんじゃないかなと思います(大きくて重いけど)
リリーサー
ベルモント フックリリーサー L
実はリリーサー持ってなかったので買いました
釣りの小物で迷ったら第一精工、スミス、ベルモントのいずれかで選んでおけば間違いないと思っているのでベルモント製
リリーサーの良し悪しとか分かりませんが、特に可もなく不可もなく。柄が木製なので水に浮き、色が赤いので目立つのがいいところかな?
その他
あと管釣り専用に安いカバンを買いました
Hilander 2ルームバックパック
Hilanderというチャイナの激安アウトドアメーカーのバックパック(容量34l)です
ナチュラムでセールで2,480円だった(今見たら今も同じ値段だった)のでまあダメでもいいか…というつもりで買いました
底面がPVCになっていたり、見た目は価格のわりに意外と見れるカバンなのですが、案の定作りが安っぽくてジッパーがゆるめ(パーカーのジッパーより緩いくらい)なので、小さいカラビナで留めてます
やっぱり値段相応だな…という感じですが、安い分適当に扱えるし管釣りだけに使う分には困らないのでまあいいかな…
全くの偶然なのですが、このカバン先程のプロックスのタモがシンデレラフィットします
まるで専用で誂えたようですね! |
これを背負うと若干レオパルドン(キン肉マン)感が出てしまいますが、薄目で見れば
爽やかテニスボーイに見えなくもない…?
カバンに入らなかったらシーバスランガンマンみたいにカバンにタモ下げて通うつもりだったのでこれは嬉しい誤算です
他に持っていったもの
これらの他に、折りたたみ椅子、偏光グラス、折り畳みナイフ、フォーセップ、ソフトクーラー&保冷剤、水筒とお弁当、タオル、ジップロックを持っていきました
そんなこんなで荷物を全部映すとこんな感じ
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