釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2022/09/18

2022年9月 ヨコハマ飛び込みLTアジ釣行 大潮の日ってどうなの? 新山下 渡辺釣船店

今回は久々にLTアジに出かけてきました、途中でトラブルに見舞われてまたも当日飛び込みで他の釣り船店にお世話になるという大変な目に遭いましたが、そんなドタバタ釣行の記録です





過去のライトアジ釣行記録はこちらからどうぞ!


今回は釣りの前日の午後に黒川本家に連絡をして翌日の午後アジが出るか聞いて、出船予定と聞いたので予約を入れて準備を始めました

ひさびさのLTアジなので以前作ったLTアジお荷物チェックリストを見ながらいそいそと準備をしました。自分で作っておいてなんですが本当に便利です

黒川本家は半日アジが4,400円ととにかく破格なのが利点ですが、安い分色々と目をつぶらないといけないのがポイントで、始めてLTアジをやる人には正直あまりオススメできない船宿です

LTアジの所作が全部分かっていて自分で自分の世話をなんでもできる人ならば安さが一番の利点になると思うので、他の船宿でいろはを学んだらチャレンジしてみるといいと思います

ただ今回はとんでもないトラブルがあってちょっと店に対する信用を無くしたので個人的にはもう使わないと思います







毎度おなじみのクールラインキャリーで電車に揺られて2時間かけて元町・中華街へ



駅についたのが11時半だったので気持ち駆け足で船宿に向かいます

…が、横断歩道を渡って船宿街に入ってすぐに異変に気が付きました

何故か分かりませんがお世話になる予定の黒川本家のシャッターが降りていて、入り口だけ少し空いてる状態

”なんかあったのかな~?”と店に入って声をかけると社長がノソノソと出てきました


当日の午後アジの予約をした者ですが…と話をすると、”今日は船出ませんよ?”との返答


はぁ?と思いながら”昨日予約入れたので入ってるはずなんですが…”と話をすると


”いや今日の予約は入ってないですねぇ””本当にウチで予約したんですか?”と、のらりくらりの対応に段々イライラして”予約記録見てくださいよ”と言って、一緒に確認するとなんと前日の午後アジに僕の名前がありました

前日の午後(出船後)に連絡してるのに、そこに予約が入ってるなんてありえないでしょ?と詰問しましたが”いやぁ~今日は出ないのでどうしようもないですね…”と苦笑交じりに応えられました



以上は僕の主観ベースの話ですが謝りもしないし客商売としては考えられないロクでもない対応だと思います

さすがに今回は腹が立ちました…



で、黒川本家を飛び出して並びの船宿に聞いて回りましたが”災難でしたねえ”などとお声がけ頂いたりはしたのですが休みの店が多い

”…今日はダメかもなぁ…”と思いながら、船宿街の一番奥にある渡辺釣船店に行ってみると”これから午後便出ますよー”とのこと!

とにかくありがたいのと飛び込みで申し訳ないと謝意を伝えつつ記帳して出船準備に入りました


ちなみに渡辺釣船店は半日アジ6,000円で仕掛け1枚(二組)付き、アオイソメは船宿で購入で300円です





30分後の12時半出船ということで近所のコンビニに行って水分を購入して荷物を整理します

今回の釣座は左舷に団体さん、右舷はトモ側に先行者がいたので個人的に苦手なミヨシ側に座りました

ミヨシは揺れキツイから苦手なんですよね…(案の定今回酔いました)





この日は一日曇り予報だったのですが、いざ当日になってみると晴天でとてもカッパを着ていられない暑さだったので半袖アームガードでの釣りとなりました

船に乗り込んで左右の方に挨拶をして、釣座を組みます


今回の釣座はこんな感じ

竿受け:第一精工 フリースタンドLT
ホルダー:第一精工 ゴム磁石ラーク竿受け専用200
魚つかみ:第一精工 ワニグリップMC
ハサミ:ささめ ヤイバマルチシザースミディアム
ロッドベルト:ダイワ ベリピタ尻手ベルトS
尻手ロープ:ダイワ 尻手ロープST1500



出港前に気合い入れてちゃんとセッティングしたのですが、釣り始めから1時間くらいしてから船長から右に一歩ズレてーと言われてセッティング全部台無しになりました(笑)

気合入れて釣り座を組むのは悪くはないですが、ほどほどにしないと荷物増えるばっかりで潰し聞かないのでなんともかんともですね

もちろんちゃんと機能してる時は手返しがとてもよくなるのでオススメではありますが



本日の仕掛け

LTアジパックロッド汎用タックル

竿:ダイワ モバイルX 73MH
リール:シマノ ゲンプウ 200PG/ダイワ アルファスSV TW 800H
道糸:シマノ タナトル8 1.5号/VARIVAS ノガレス ウルトラパワーフィネス 2号
リーダー:クレハ フロロマイスター3号
天秤:ダイワ 快適天秤マルチφ12 20cm
ビシ:フジワラ テーパービシ 40号
ゴム:ヤマシタ ゴムヨリトリ ライトアジSP
仕掛け:自作フロロ1.5号、金ムツ/極みアジ(ケイムラ)9号 2本針
餌:アオイソメ





毎度思いますがライトアジって本当に荷物多いですよね…

今回の仕掛けは自作金ムツ9号、幹糸フロロ1.5号、ケイムラ、蛍光ボール1.8m2本針仕掛けです

3本針が好きな人も居ると思いますが、僕はトラブル少なめな2本針のほうがストレス少ないので好みです

がまかつのライトアジ五目という仕掛けの寸法をコピーして作っています



実釣


ということで12時半出港。

想定していたより風が強くうねりがあります。

ミヨシなので揺れが大きくなかなか難儀しそうだな…と思いました



紅白キリンさん(ガントリークレーン)


最初はどこからはじめるのかなー?と思っていると意外と移動長め、まずは本牧のバースからスタート

この日の潮汐は大潮で12時丁度くらいがソコリで18時満潮なので釣り始めが一番雰囲気あるはず…と思って気合い入れてシャクリましたが反応がイマイチ

バースからD突堤沖など細かく移動を重ねて行きますが、あまり良い反応が得られず船中になんとなく漂うお通夜ムード

ライトアジは楽して数を釣りたいのであってテクニカルな釣りをしたいわけじゃないんだよなぁ…と思いつつコマセをせっせと撒きます

一応ポツポツとアタリはあるようですが、いまいち魚の気配を感じられません

船中全体に反応が出始めたのは出港から1時間くらい経った13時半頃の大黒沖から






タナのアナウンスは3mですが、雰囲気的にもう少し沈んでる感触だったので底を意識して誘っていくと、グググ…ガツーン!と大きな手応え!

おお巨アジか?!

バレるなよーと祈りつつ慎重にやり取りをしながら巻き上げると、上がってきたのは30cmくらいのイシモチでした…

いやイシモチかーい!!嬉しいけど!!

グーグー鳴いてるモチから針を外して仕掛けを再投入、大潮だからか仕掛けがとにかく流されるのでしっかりサミングしながら仕掛けを入れて、斜めになった仕掛けを底立ちを取ってまっすぐにしてからぴったりとタナ調整をします

正直釣れる時はそんなことしなくても雑にやっても釣れるものですが、この日はミヨシ側なのと若干席間隔が狭いのでとにかく慎重に…

今度は2.5mくらいで流すとクククンッと竿先が絞り込まれました。一荷狙いはせずに一匹ずつ丁寧に釣っていきます

ライトアジは意外と釣りが忙しいので釣ってる時に写真を撮ってる余裕がないんですよね…

開始2時間くらい


一番釣れている時間に船酔いのピークが来て吐いたりしていたのですが、この日は端的に言って渋くて難しい一日だったと思います




後半ゲンプウがバックラッシュしたので予備で持って行ったアルファスSVTWに交換して釣りをしてみました


肝心のリールが写ってない(笑)



先日購入したばかりのアルファスは一応ソルト対応リールなので予備機として持ち込んでみました

本来はバス釣り用に買ったリールで、今回はオフショアのバーチカルの釣りなので性能を完全に活かせるとは思いませんが、このリールで魚をかけた感覚を知りたかったので鱗付けでおろしてみました

使い始めてすぐにゲンプウと糸のマーキング間隔が違うので、替えてすぐはタナ取りに手間取りました(糸のカラーパターンの長さを控えておくのを忘れてました…)たしか一巻き80cmくらいだったはず…と思い出し、巻きでタナを取りました



実際に使って気が付いたゲンプウとの明確な差は、魚を乗せた状態での巻き上げがとにかく滑らか(ゲンプウはややシャリが出る)、メタルハウジングであるため巻き上げ時にボディのタワミがなくブレない(パワーロスがない)で巻き上げができるという2点

今回唯一のアジの一荷をアルファスで巻いた時も全然難なく巻き上げられてリールの性能の違いを感じました



実売価格で4倍くらいの差があるのでその差をどう捉えるかという話ですが、東京湾のオフショアだとリールの良さを活かせる釣り物(シーバスやタチウオなど)に向いているのかなぁという印象を持ちました

個人的にはLTアジはコマセを使う釣りで道具が汚れやすいので、そういう釣りに使うのは若干勿体ないというかゲンプウで十分かな…と感じました

アルファスは間違いなく良いリールですが、ゲンプウが特段ダメなリールというわけではないといった感じです


同価格帯だとシマノのオフショアリールにベイゲームというのがあるのですが、こちらはキャスティングにはそこまで向いてないですがやはりメタルハウジングでギアの噛み合いがよく巻き上げがシルキーなのが特徴です

ベイゲームと同程度の価格帯でキャストもしたいならアルファスは選択肢としてアリかもしれません




最後は扇島沖、鶴見つばさ橋下と回っていきましたが、荷物が多いので30分くらい早めに納竿しました




タコ釣りでも来たなここ…



ただいまベイブリッジ





今回も長靴の替わりにシューズカバーで行ったのですが、桶から水をジャブジャブかぶった割には蒸れはしても水が侵入してくることはなかったので、レンタルの長靴を使いたくなくてかつ手荷物を減らしたい人にはオススメかもしれません





そんなこんなで色々と大変な釣行でしたが無事に陸に帰ってこれました

帰り道、信号待ちしているといかにも船宿街らしいゴミが道に落ちていたので拾って帰路につきました

竿カバー…




本日の釣果

ご近所に配ってから写真を撮るクセが…


アジ20匹
イシモチ3匹
カタクチイワシ1匹
カサゴ2匹(リリース)


今回は小ぶりのアジから尺くらいのまずまずのアジまで色々、竿頭は37匹だったそうなので釣果としてはイマイチですね…一番釣れているタイミングで船酔いで死んでいたのが辛い…

捌いてみると脂ノリノリのとあっさり気味のが混ざっていて、魚の目利きって難しいなあと思いました

若干物足りない数ですが、家で料理するにはこれくらいが一番楽でいいですね…(強がり)


お料理


当日にしっかりと処理して一晩寝かせてからアジフライ、真空保存した魚は3日目でナメロウ、4日目に刺し身、5日目に天丼と色々と楽しませていただきました

アジの猛烈な旨味の強さはやはりたまらないですね!

自分で釣った魚だからちゃんと処理できるので寝かせられるのも釣りアジの良さだと思います






今回思ったこと


・黒川本家はクソ

・渡辺釣船店のコマセは比較的細かいのでテーパービシじゃなくても大丈夫そうでした(隣の方はヤマシタのプラビシでも撒けてました)


・大潮はやはり苦手かもしれない…ミヨシはやっぱり苦手(釣り物次第だけどアジは絶対トモ側の方がいいと思う)

・実はブラックレーベルも持ち込んでいたのですが、酔っていて釣れない時間に色々試す余裕がなかったのが心残り

3 comments:

  1. 私も電車釣行してますが、船宿選びにも制約があってなかなか大変ですよね。
    私は長靴はあきらめて履いていくことにしています。

    新山下の黒川本家はよくない評判をちょいちょい見かけるので、乗ったことないです。
    渡辺は船や設備がきれいなのはいいんですが、スタッフの対応はあまりよくないように感じました。

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    1. コメントありがとうございます
      おっしゃる通り船宿選びはなかなか難しいですね…
      私の家の場合始発でも新山下の午前便に間に合わなくて、浦安だとギリギリという感じなので結局午後アジになりがちです

      黒川本家は何もかも割り切れて分かっている人の選択肢としてはアリだと思いますが、経験値が低いうちに行くのは色々オススメできませんね
      渡辺釣船店は女将さんやご主人は朗らかなのですが船長がぶっきらぼうなので若干人を選ぶ気がします。でもこっちから声をかければちゃんと反応して貰えるのでまだマシかなぁと思ってます

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    2. 半日船ではなく、1日船になってしまいますが、『かみや』さん、『かめだや』さんはJR蒲田駅からの送迎バスが午前7時発なので間に合ったりしません?

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