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2022/09/26

2022年9月 自作ミックスエサの作成とお試し釣行

今回は在庫が切れた自作ミックス餌をまた調合したのでその記録と、それを使った釣行についての記事です




誰でも簡単に作れてそれなりに釣れる小物釣り万能エサです



僕の自作ミックス餌のベースはつり人で紹介されていた、東京タナゴ釣り研究会の成田氏の配合を参考にしたものです

”成田さんにはこれまでに工夫を重ねてきたオリジナルエサのレシピがある。主な材料はいずれもタナゴグルテンと同じマルキユーのヘラブナ釣り用グルテンエサだ。「野釣りグルテン」は寄せ効果に加えてハリ持ちのよさを重視したタイプ。「グルテン1」はさまざまな集魚成分を配合した万能グルテンエサ。「グルテン5」は甘い香りのするタイプでグルテン繊維が強い。ベースはこの3つを1:1:1でブレンドしたものになる”


引用元 つり人オンライン  ”タナゴ釣り/グルテンエサの使いこなしを名人に訊きました"

https://web.tsuribito.co.jp/seasonal/tanago-narita




このエサの利点はバラケ易く寄せ力が強いこと、針持ちがそこそこいいこと、グルテンが強すぎないこと、指にベタつかないことがあげられます。欠点は流れの中ではバラケ易く針持ちが弱いことでしょうか

ヘラブナ用のエサをベースとしているためか、タナゴグルテンと比べるとフナが寄ってきやすく、またクチボソがタナゴグルテンよりも穏やかに反応するのでクチボソを避けたい人には向いているかも?(かわせるわけではないです)

いずれにしてもタナゴグルテンと両軸で二色揃えてあると様々な状況に対応できて、雑食性の小物なら大抵の魚は喰ってくるので良いエサだと思います

僕の配合は上の成田氏の配合のほぼコピーで、マルキューのグルテン1、グルテン5、野釣りグルテン、冷凍チーズ蒸しパンをすべて1:1の割合で混ぜたものにスティックシュガーを2本追加した甘めの味付け(?)にしています

チーズ蒸しパンを入れる理由は、タナゴ釣りでは練り餌にマヨネーズやオリーブオイルを混ぜる方もいるのですが、これは練り餌がベタついて指にこびりつくのを防ぐ目的で油分を入れるのですが、この効果をチーズ蒸しパンの脂肪分で補うのが目的です(あと甘い香りがするので)

スティックシュガーは水中でバラケやすくするためです。あとタナゴは甘いのが好きらしいのでやや甘めにしてます

特にコツなどはないのですが、一応作り方をご紹介します


用意するもの

・マルキュー グルテン1
・マルキュー グルテン5
・マルキュー 野釣りグルテン
・ヤマザキ  北海道チーズ蒸しケーキ
・おろし金
・キッチンスケール
・フリーザーパック(M)



グルテン3種


チーズ蒸しパン

キッチンスケールとおろし金



唯一の注意点ですが、チーズ蒸しパンはそのままでは柔らかすぎて擦りおろせません。一度凍らせると擦り下ろしやすくなるので、冷凍庫で凍らせてからおろしましょう




後は他の粉を等量(今回は一番小さい袋の野釣りグルテンの19gを基準にしました)






全部を等量で混ぜたら完成です。簡単ですね


チーズ蒸しパンが入ってるため、常温保存ではなくフリーザーパックで冷凍保存します(ちなみにグルテンの劣化防止にも効果があるそうです)



あとは釣りに行くたびにスプーン2杯分くらいを水と等量で混ぜて持っていけばOK

グルテン餌の割合は自分で使ってみて好みのバランスに仕上げていくと良いと思います。個人的にはもう少し蒸しパンの割合少なめ、野釣りグルテンの量が多めでも良いかなと思ってます(全部等量だと好みよりも粒子が細かくてシルキーになりすぎる)

実釣編

ということで、餌のテストにフナの沢山いる池にやってきました





仕掛けはいつもの連動シモリ+プロペラの小物汎用仕掛け



エサは自宅で等量の水を含ませてきたミックス餌。

画像の状態だと僕の好みより若干水気がたりないのであとから水気を足しました

使い方のポイントは、水を足した後に練りすぎないこと(使いながら粘度を調整すること)です

このエサに限りませんがグルテンが入っているエサは、練ることで粘りが強くなり針持ちがよくなりますが、最初から練ってしまうとバラケにくくなって寄せる力が弱まります

そこで僕は家では水を含ませる程度に混ぜて釣り場まで持っていき、水の含み具合と釣り場の魚の活性を見ながら練ったり水を足したり微調整をして使っています

この辺は使っていくウチに自分の好みが出てくる世界だと思うので、色々試行錯誤してみましょう。それも楽しみのうち…のはず


こんな感じで少量ずつ指にすくい取って使いますが、写真の状態だとやはり僕の好みよりは水分量が足りてないですね。このまま水の中に指を突っ込んで水を含ませました(僕は結構ゆるゆるの方が好きです)


こんな感じで針でエサを引っ掻いてやや大きめにつけます。これで針の周囲のエサはバラけ、ミックス餌の中の線維分が針先に残るのでバラケとエサ持ちが両立します

まずは浮力調整をしようと仕掛けを振り込むと、沈む前に仕掛けが引っ張られました

カダヤシ~

相変わらずここの池の表層はカダヤシと子モツゴが群れているようです

しかし、このエサにはエビなど肉寄りの成分ははいっていないはずですが、肉食性の強いカダヤシでも奪うように食べに来るのは何故なんだろう…波紋に反応してるのかな?


表層は小魚の狩り場と化しているので仕掛けをやや重いものに替えて沈降速度を速くしました

足元のオダを探ってみると、モジっとしたアタリともとれないアタリ…これは愛しのあの子の予感

んまー♡

思わず顔がほころぶ、柿の種サイズのコブナちゃんが釣れました。かわいいですね…

その後は


モツゴ

手頃フナ

お兄ちゃんフナ

モツゴ

まあまあフナ


といった感じでフナとクチボソがホイホイと釣れました


小一時間でこの釣果


といった感じで、誰でも簡単に作れて手にベトつかず万能に釣れる自作ミックス餌、是非皆さんも試してみてください(考案者は僕ではありませんが)

肝心のタナゴ相手だとどうなんだい?と思われると思うのですが、僕の経験ではタナゴグルテンよりもミックス餌の方がタナゴは釣れると思っています。ただ日によって魚の好みも微妙に変わるのでやはりタナゴグルテンと自作ミックスの紅白二色使いが僕のオススメです


使い分けたり、混ぜてみたり…


今回の自作ミックスの配合バランスはやはり若干粒子が細く感じてシルキーな分バラケが強い気がするので、もう少し粗いほうがいいかなあ?と思うのですが、こちらのコダワリなど関係なく魚は釣れているのでこれはこれでいいのかもしれません

実際配合バランスははまだ発展途上というか、今回の配合の80gちょっとだと僕の釣行ペースだと一度作ったら消費し切るのに半年はかかるのでなかなか検証するのも難しいところ…今度は半分くらいの量で作ってバランスを見てみようと思います

(後日野釣りグルテンを10g追加してやっと自分の好みのバランスになりました)

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