2021年6月1日 曇り 小潮(満潮:9時48分/干潮16時24分)
前回掴んだテナガエビ釣りの感覚をさらに研鑽するために…
というのは建前で、唐揚げが美味しかったのでまた食べるために釣りに行ってきました
前回と同様に始発に揺られて西新井駅に、西新井駅からレンタサイクルを借りて約20分で現地到着。
竿を出したのは大体午前6時くらいです。
本日の釣り座 |
前回のゴロタ帯と比べて小ぶりなゴロタです(物干し台の台座っぽい) |
本日の仕掛け テナガエビミャク釣り仕掛け
竿:1.8、2.4、2.7、2.8m
道糸:1.2号
ウキ:玉ウキ4号
オモリ:ガン玉5B
針:エビ針2号のち手長エビ針2号(共にowner)
エサ:アカムシ
本日は4本竿体制 |
本日の釣り座は足場が若干高いため、1.8mの竿だと竿尻より少し長い2m程度の仕掛けでないと底を取れない感じでした。
底取れないんじゃエビは釣れないなあ…と思いつつ、他の竿を全部出してから仕掛けを作り直そうとしていると、いきなり1.8mの穂先がビクンと揺れました
波に仕掛けが叩かれてるんだろうな?と思って放置しつつ他の竿を出し終えて、落ち着いて見てみると明らかに魚信です
底切ってるからなんか魚かな?と思って竿を上げてみると、エビ独特のビンビンビンッ!というキックがあり、抜き上げてみると…
ウェルカムエビ |
どうやら壁際に出していた仕掛けに壁に付いていたエビが食いついたようでした
”なんだよ今日は随分やる気じゃねえか…”とワクワクしながら順番にアタリを聞いていくと…
ものの20分程でバッカンが賑やかになりました
何故か片腕の個体が多かったです |
”早起きしてきた甲斐があったじゃーん♪”と釣り続けていたのですが、7時45分くらいからアタリがぱったりと止まりました。
満潮にはまだ時間があり、いうならば上げ8分から9分ですからそこまで悪くないタイミングのはずです…なんでだ…と色々やってみますが、どうもエサのみを取られる事が多いような気がしました
前回の釣行では、エビ針と手長エビ針を使い比べて、エビ針のほうが食いが良かったので、今回もエビ針で始めたのですが、どうも調子がよくありません
考えてみれば、この場所で釣れるテナガエビは前回よりも若干小型なようなので、同じ2号でも針のシルエットが小さく針先の形状が小さい手長エビ針に変えて様子を見ました
ヒントはエビのサイズ感? |
すると、手長エビ針に替えた仕掛けにはしっかりエビが乗ってくるという展開が3回くらいあり、”もしかして今日の正解はこっちなのか?”と残りの仕掛けも手長エビ針に替えたところ、エサのみを持っていかれることは少なくなりましたが、若干食いが浅く針に乗らないことが多くなってきました
釣り座が悪いのか?と思い少し移動してフレッシュな岩陰を狙うと、少しずつですがエビが釣れます。
”結局今回も拾い釣りになるのか~!!”
少しずつ移動 |
内心でボヤきつつ美味しそうな岩陰を探してみましたが、このポイントはゴロタの大きさが小さく、見るからにエビがいそうなポイントが少なく、あってもかなり入り組んだ構造になっていることが多かったです。
結果、かなり根がかりをしてしまい、針がどんどん消耗していきます。
ロスト前提の釣り方は好みではないので(好きな人はいないでしょうが)、諦めて元の釣座に戻って、見える範囲の美味しそうな岩陰を丁寧に探ると20分に1匹くらいのペースで釣れてくれました。
”釣れなくはないけどなぁんか思っていたのと違うなぁ~”
と思っているうちに、満潮潮止まりとなりました。そのあたりで釣り人が二人来て竿を出してましたが、挨拶がてら釣果を聞いてみましたが”全然反応がない…”とボヤいてました。心の裡で”潮止まりに来たらそりゃ釣れないよ…”と相槌を打ちつつ、頑張りましょうねと励ましました。
潮汐は小潮だけれど、天気はエビに向いているという曇り、満潮回りの上げ下げを狙っているのでタイミング自体は悪くはないはず…と色々自問自答しますが、釣れない時はどうしたって釣れません。
ただ、エビが全く居ないというわけではなく、いるけど口を使わないという雰囲気(エサ自体には何かしらの反応が見える)
仕方ないのでエサの付け方に凝ってみたり、アカムシ以外に持ってきたサシを付けてみたりと色々試しましたが、忘れた頃にポツポツと釣れる程度で、結局お昼になってしまいました。
昼過ぎにのんびりとコンビニおにぎりを頬張りながら川を眺めていると、大分下げが効いてきて、ゴロタの中間くらいに釣り座を作って沖目のゴロタを狙えそうだったので、”背に腹は替えられないし今回もやるかぁ…”とゴロタに乗る準備をしていたら、下流から釣り船が走ってきました。
船といえば、前回もボートが通った後の曳き波でドチャ濁りになるとエビの反応が出たのを思い出して、ゴロタに出しかけていた竿を持って急いで元の釣り座に戻って、手前祭りしないように仕掛け同士を少し離して投入し直すと、すぐに待望の曳き波が押し寄せて来ました!
フィーバータイムを迎え撃つ準備はできている! |
透明だった水があっという間に泥濁りになり、仕掛けも波に揉まれます…いや、波の動きじゃないぞこれ!とすかさず聞いてみると
ビンビンビンッ!
きぃぃたぁぁぁあ!!!!!
本日のビッグワン(小さい) |
やっぱり濁りか波かどちらかでエビの捕食スイッチが入るようで、濁りの出てる間に4匹追釣できました。それも比較的型の良いものが多く、やっぱエビがいないんじゃなくて、食いが立ってないだけなんだ…となんか確信めいたものを得ました。
続いて船が通ってくれればずっとフィーバータイムでウハウハなわけですが、平日の昼間では往来はなく、そんなこんなで1時を過ぎたので納竿としました。
本日の釣果
テナガエビ29匹(3匹死亡、リリース7匹)
ダボハゼ3匹
追記
三日泥抜きしたテナガエビを、今回は焼酎(芋)で絞めてから玉ねぎと併せてかき揚げにしました。
前回日本酒で絞めたところ、絞まり切るまでに10分くらいかかりかわいそうだったので、今回は焼酎にしてみました。
焼酎でも絞まる時間はさほど変わらなかったかも…?あとは味がどうなるかが問題ですね
カラッと揚がってます |
かき揚げうどんでいただきました |
日本酒と比べると、焼酎〆は焼酎の香りが残り、逆にエビの風味を邪魔するので、時間は多少かかってもかかりますが僕は日本酒〆を勧めます。
小ぶりのテナガエビはかき揚げ、大きい個体は唐揚げが向いているかなといった印象です。
次は鬼殻焼きをためしてみようかな?
今回思ったこと
・テナガエビは想像以上に潮にセンシティブで時合があるタイプの釣り物なのかもしれない
・前々日に雨が降って前日は濁って流速も早いだろうから釣り辛いだろうと思って雨の次の次の日を選んだが、もしかしたら雨の翌日のほうが反応が良かったのかも…
・前の経験を元に反応のよかったエビ針をチョイスしたが、結果的には前回振るわなかった手長エビ針が活躍した日だった。釣りは一筋縄ではいかない…
・テナガエビ、エサ取りがかなり巧いので針の鈍りはかなり致命的かもしれない
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