釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2020/03/01

2020年3月 あらしのよるに トリックサビキ

2020年3月1日~2日 小潮

なんとなくトリックサビキをしたい熱が急に湧いて出たので2時間電車に揺られて赤レンガ倉庫前に行ってきました

日本大通りっていつ見てもすごい名前だと思う

23時の日本大通り駅には人っ子一人いません。


街の灯りが全部消えたら停電~♪

釣り人の嗜みとして、前日にWindyで風予報を見てこの日の釣行を決めたのですが、最大風速6m(ギリギリ釣りができる範囲)と書いてあったので、まあまあ強いけど我慢できるやろ…と思っていたのですが、地下鉄出口を出た瞬間に爆風が吹いていて

「は?!」

となり、改めてWindyを見ると風速8m(最大16m)になっているわ、天気予報は曇りから小雨予報になっているわでもう帰ろうかな…という気持ちがモクモクと湧いてきました。

でもせっかくココまで来たんだし…と自分を奮い立たせて赤レンガ倉庫までテクテクと歩いて行きました

途中で派手なアメ車がパラリラいいながら横を通り過ぎていきました…同じ暴走族でも埼玉と横浜じゃ全然オシャレ感が違うなあと謎の感慨を感じたり

僕だけがいる街



夜の大さん橋は宇宙船みたいな感じがします


で、釣り場についたのはいいのですが、やはり人っ子一人おらず、昼間は暇な老人ベテラン釣り師でギュウギュウ詰めのひろーい釣り場を独り占めです!(爆風で雨予報なので当たり前です)
相変わらず爆風が吹いていて正直全然釣りになる気がしません。

が、負けじと竿を出しました



本日の仕掛け トリックサビキ

竿:ダイワ リーガル3号 53
リール:ダイワ レガリスLT3000CXH
サビキ:マルフジ トリックエース夜光 3.5号
オモリ:ナスオモリ3号→5号→8号
竿先ライト:富士灯器 こだわりワンタッチ竿先ライトM
エサ:冷凍アミエビ+アジパワー
餌つけ:もりげん 餌付け名人
ロッドホルダー:第一精工 受け太郎+ビニールスマホカバー
※現在は赤レンガ倉庫前はロッドホルダーの設置禁止になっています



海を覗くと波打ち際はバシャバシャいっててかなり荒れ気味…釣れるかなあ…と思いながらバッカンに入れた半解凍のアミエビに少量の海水を足して溶かし、そこにジップロックで小分けにしてきたアジパワーを足して丁度いい粘度に調節します
これをスプーンで餌付け器に盛ってサビキを通してから仕掛けをスルスルと落とすと爆速で仕掛けが横に流れていきました

コリャアカン!とオモリを5号に変えて、竿先ライトをつけて風に耐えながら様子見してるといきなり竿先が絞り込まれました!
おー!海は荒れてるけど魚は元気なのか?!いやでも3号竿こんなにしならせるアジはいないだろ…?!と巻き上げてみるとズシリと重い重量感…!こ、こいつは!!!


巨アジかと思った?ざーんねん!コノシロちゃんでしたー!!

はい。


まあでも僕はコノシロもおいしく頂いちゃう男なので普通に嬉しいです


その後もコンスタントに竿先が絞り込まれて調子よくコノシロがかかりますが、抜き上げバラし3回…

まあ、コノシロだし…悔しくないし…などと強がっていたらピタリとアタリが止まりました



それから2時間何も起こらず、風はますます激しくなり小雨がぱらついて来ました。

曇り予報だったので雨具は持ってきてなかったのですが、撥水ジャケットを着ているので上半身はなんとかなりました。下半身と靴はどうしようもありません。本当にありがとうございました。

カバンにはいつも雨避け用に大きなゴミ袋を入れているため、荷物は全部ゴミ袋に突っ込んで屋根の下に移動させて、小雨に打たれながら竿を見つめます

3月の夜とはいえ、風速が8m~12mで小雨でズブ濡れなので正直真冬の釣りと変わらない気持ちです

そんな寒さに凍える僕を見かねてか、竿先がブルッブルッと震えました。巻き上げてみるとかわいいアジが2匹ついてました


なんてこった天使かと思ったらアジだった…(びしょ濡れなのでスマホで写真撮れず)


すぐに仕掛けを入れ直すとまたすぐに一匹釣れました


時合か?!

このペースでバンバン釣れてくれれば濡れようが寒かろうがどうでもいいわい!


と釣りキチのハートに火が点きかけたのですが、風速は更に強まり雨もバラバラ降ってきて、ほとんど台風のような感じになってきたのでさすがに釣りしてる場合じゃねえ!と竿も回収して近くのトイレの屋根の下に避難しました(赤レンガ倉庫は綺麗な公衆トイレがあるので釣り場所として人気があるのもわかります※もちろん釣り師のために設置したわけではないでしょうが

その後雨をしのげる場所でゴミ袋を床に敷いて横になりながら(完全にホームレス)嵐がおさまるのを待っていました。

午前3時頃から風も弱まり、近所の常連さん達が雨ガッパに身を包みゾロゾロとやってきてサビキをはじめてましたが、僕はというと正直もう気力が尽きていて釣りをする気にならなかったので始発で帰ることにして納竿しました


雨は気合次第でなんとかなりますが、風はどうしようもありません


本日の釣果

コノシロ 1匹

マアジ 3匹






新鮮なアジだけに見られるレインボーカラー

でっぷりコノシロ

三枚おろし、上二匹分が現場で血抜きをしたもの、下は氷締め

アジは釣ってから生きてるうちに締めて血抜きをすると、体側部分の血が抜けてより白身魚っぽくなります。氷締めなどで血抜きをしないと血が残るので赤い色がはっきりと残ります。

血のあるなしで風味は変わりますが、結構好みが分かれると思うのでぜひ一度食べ比べてみてください。

そういう比較ができるのも自分で釣った魚ならではの楽しみだったりします。

コノシロの三枚おろし コハダ柄は結構素敵です
寿司ネタのコハダはコノシロの小さいものに与えられる名前ですが、おとなになってもコハダの模様は残っています

コハダ時代は結構な高級魚なのですが、コノシロサイズまで成長すると釣り人に嫌われて可哀想な扱いをされがちです

ちなみにニシンに近い魚なので小骨が多く味はクセがありますがおいしいですよ

食べる時はハモのように骨切りするか、酢漬けにして小骨を柔らかくすると食べやすいです

アジのお刺身

アジのナメロウ

コノシロの酢漬け

 


本日の反省

・釣りに行く時は前日はもちろん出発前にも最新の天気予報を確認すること


おまけ




サビキ釣りに欠かせない第一精工のロッドホルダー”受け太郎”には、丸い手すりに対応した”パイプ受け太郎”という専用商品があります。

しかし、わざわざ専用商品を買わないでも上の画像のように百均で売ってるような塩化ビニール製のスマホカバーなど厚みと柔軟性のあるゴムのような素材を噛ませることで丸いパイプにも固定できるようになります

またこれによって公共物である手すりを不用意に傷付けることも予防できるので、釣りのマナー向上が問題となっている昨今、竿置きでサビキをやる方々には是非ご検討いただければと思います

実際のところ赤レンガ倉庫の手すりは数々の竿受け跡によって(必ずしもそれだけが理由ではないでしょうが)塗装はボロボロで、結局最近ロッドホルダーの使用が禁止になってしまいました

禁止された後も直接固定しないでもあの手この手で固定できるようにすればよかろうもん!と相変わらずロッドホルダーを使用している常連の方々も沢山いらっしゃるようですが、そういうことじゃないだろ?と思わなくもないです。

Location: 日本、神奈川県横浜市

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