釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2023/07/20

2023年7月 久々のテナガエビ釣りは悶絶の展開!楽しい!

毎年恒例、梅雨時期のお楽しみといえばテナガエビ釣りです
7月に入ってやっと釣りに出かけてきました


みっしり

曇りの日を選んで釣りに行ったら意外と涼しくていい感じでした


毎年楽しみにしているテナガエビ釣りですが、エサにアカムシを使うため釣具屋に買いに行って、その釣具屋と反対方向にある釣り場に出かけないといけないのでなかなかタイミングが合いません

そんなわけで億劫がってしまって釣りに行くまで梅雨入りからだいぶかかってしまいました


涼感



久々にやってきた近所の釣り場は睡蓮がみっしりと茂っていて白い楚々とした花を涼しげに咲かせていました

普段ならタナゴ師やヘラ師でごった返しているポイントですが、前日かなり暑かったせいか早朝にも関わらずあまり釣り人が見当たりませんでした

場所は選び放題だったのでテナガエビ狙いのときに毎回入っているお気に入りの釣り座に入ることができました

水面にはトンボが飛び回り、睡蓮の周りをエビや小魚が群れをなして泳いでいて、豊かな自然を感じられるのでこの池はいいですね…

早速道具の準備をします



本日の仕掛け

テナガエビ釣り”池用”仕掛け


竿 ベイシックジャパン 振出万能小継90
道糸 ヤマトヨテグス トラスト磯 1.5号
ウキ ナカジマ 蛍光玉ウキ4号
ウキゴム 第一精工 ウキゴムV型
オモリ ヨーヅリ ガン玉5B
パイプ 東邦産業 絡みどめパイプ超!ケイムラ
ハリス止め ホチキス針 自作
針 オーナー 手長エビ2号 ハリス0.3号
  ささめ針 紅虹鱗タナゴ ハリス自作
餌 赤虫





テナガエビ釣りの道具や釣り方についての能書きは以前にも記事にまとめているのでこちらも参照していただけると幸いです



要点をまとめると
・釣り針以外はこだわる必要がない。他の釣りの余りなど安いもので十分
・竿は釣り場に合わせた長さを用意する(大河川ならば長め、池なら短めが使いやすい、ズームロッドなら両方対応できるがわざわざ買う必要はない)
・わざと重めの仕掛けにして仕掛けを持って行かせない
・針の予備は多めに持っていく
・エサはアカムシ一択

こんな感じですね

竿は置き竿にする関係上かなり傷つきやすいので良い道具は勿体ないです。二束三文の延べ竿で十分です。カーボンである必要もないのでグラスで十分だと思います

糸を見てくる獲物ではないのでどんな道糸でも良いと思います。ゴロタ場なら太めの方が良いくらい?視認性が高いイエロー系のラインがお気に入りです

針は日によってエビの食い気が違うので、乗りやすい針の形が変わります。なので3種類くらいの針を最低10本は用意しておいてローテーションでその日のエビの食い気にアジャストすると良いと思います。今の所オーナーの手長エビ針が一番万能かなと思ってます

エサは色々試してみましたが結局原点のアカムシが一番使いやすいです。生ハム、カニカマなどでも当然釣れますが、アカムシは外皮があるため針持ちが良いのが最大の強みです。やれば分かります


実釣

風情があるねぇ


そんなこんなで仕掛けをセットしながら竿を並べていると、早速ウキがぽくぽくすすーっと横に移動するのが見えました

最初の一匹が釣れるまでは毎回不安ですが、入れたそばからアタリがあると安心します

アタリはとりあえず無視して3本並べ終わったところで最初の竿を見てみると、エサだけ取られていました



テナガエビは基本的には当たってから横にエサを持って走って、お気に入りの場所で止まって食べ始めたところでアワセるのですが、このタイミングがかなりシビアです

早すぎても口に針がかりしませんし、遅いとエサだけ外されてしまいます。このエサ外しが天才的でエビにおちょくられているのではないかと思うほどです


基本的には複数本並べて順番にアタリを聞いていく、向こうアワセではなくこちらアワセの釣り方が効率がいいと感じています

そんなこんなで開始から10分ほど、スカを引き続けてやっとエビがノリました!



グッグッグッと小気味よくキックバックする独特の引きがたまりません

ちゃいちぃエビ



おそらくメスですが色がっぽいですねぇ…

テナガエビは旺盛な食欲を持つ肉食のエビですが、結構な頻度で共食いをします

泥抜きの時に観察していたのですが、共食いをした場合食べた側のエビの外皮が赤くなるように思います(エビの中に含まれるキチン質なりカロテノイド的なものを吸収するからか?)


そうはいっても手当り次第に共食いをするわけではないと思うので、釣れたエビが赤い場合はおそらく池の中にエビのエサになるものが少ない状態なのかなぁと思っています



その後もエサを取られながらも





ホイホイと釣れてくれます

ずれもメスばかりでなかなかお目当てのビッグアームは出てきません


梅雨時期に0テナガエビ釣りが盛んになるのは、彼らは普段は水の中でも深い場所に潜んでいるのが産卵行動のために岸寄りに寄ってきて釣りやすくなるため、と昔の釣りの本にも書かれていますが、当然ながら?メスの方が多く釣れる傾向があるように思います


他にも

ヌマチチブや


クチボソ


バッタの幼虫


などなど小物釣りの万能エサであるアカムシの集魚力は強く、様々な外道も混じりつつ…釣り続けていくと、アワセた瞬間に鈍重な感触と猛烈なキックバック!!

グラスの安竿を引き絞ってくる重量感!!これは…!!!!


キミを待っていた!

別角度でもう一枚



いやーデカい!いかつい!!カッコイイ!!手にした時の満足感が段違いです!!

わざとハサミに挟まれてみたりしてテナガエビの感触を味わいました(こんな細長い腕ながら意外と挟む力は強いです)



タイバラ様!


他にも急にいい色のタイバラが釣れたり(思い返してみると今年初タナゴです)


オスやら

片腕の男

オスが連続したりなんだりして3時間ほど釣りをして、10時半頃には暑くなってきたので納竿しました



本日の釣果


テナガエビ 約30匹
スジエビ  5匹
クチボソ  5匹
ヌマチチブ 4匹
タイリクバラタナゴ 1匹



まずまずの釣れっぷり




この日は若干食いが渋くて乗り切らない、エサだけ持っていかれる展開が多かった気がします

手が合っていればこの倍は釣れていたと思うのですが、ままならないのがテナガエビの面白さかなとも思うので満足です


簡単な仕掛けで悶絶するやりとり、エビ独特の引き味は他の魚ではなかなか味わえないものなので是非一度お試しください

オススメです





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