釣り好きオジサンのパックロッド片手の電車釣行&地元の川釣り blog

2020/05/28

2020年5月 東京ハゼの聖地巡礼③ 船堀新川・新左近川親水公園 初夏のヒネハゼを求める自転車旅 

2020年5月28日

例年であれば、北十間川のハゼ釣りが面白い季節なのでヒネハゼを狙って釣りに行ってみたのですが、そこでは釣れずせっかくだから新規開拓してみようと転戦から転戦をした記録です

まずは東京スカイツリーのお膝元の北十間川、川に降りる前に東武橋の上から(終わってると良いなと思いつつ)工事現場を見下ろしてみると、まあ絶賛工事中です

絶望しか無い

北十間川は隅田川と旧中川を結ぶ川なのですが、片方が堰き止められていては水が循環しませんから下流側は水質が悪化するのみです。一応申し訳程度にポンプで水を入れてますが、まあお察しですよね


元の流れの何万分の1なのだろうか


これは今年もダメそうだなあ…と思いながら川面に降りてみると、水面には油膜が張り、藍藻が浮かび、あたりには潮が滞って腐ったような匂いが漂っています。

ミズマチとかいう商業スポットを開発するためにスカイツリータウン側の川の水を腐らせてたら世話ないな…と思いつつ竿を出してみましたが、当然のように全く反応がありません。

ダボでもいいから釣れてくれと思いつつ釣り下っていくと、忍成橋の先でボラの子が群れているのを見かけました。一応こんな状態でも生き物はいるんだなと少しホッとはしましたが、魚信はまったくなく、通い始めて3年こんな北十間川は始めてだなあと悲しみを感じたり。



諦めて帰っても良かったのですがまだ10時前なので、せっかくだから今まで行ったことのない川に行ってみようと思い立って、荷物をまとめて電車に揺られてきました船堀新川(写真撮り忘れ)

橋の側に野良ランタナが咲いてました



本日の仕掛け 塙式アレンジ胴突き仕掛け

竿:ダイワ ひなた中継 32M

道糸:PE0.8号

ハリス:スーパーホンテロン0.8号

オモリ:0.5号/0.8号

針:袖1号

エサ:ボイルホタテ


初場所なので丹念に探りを入れますが、なかなか反応が得られません。

少しずつ移動していくと川岸に出っ張った足場があり、その周囲にアシが生えている場所が目についたので、そちらでアシ際を狙ってみると、待望の魚信!サクッとアワセると

身重にも程がある

信じられないくらいに腹パンのダボハゼが釣れました。お腹の卵が透けて見えますね…頑張れママ…


アカオビシマハゼ…かな?

その後もダボハゼばかりが10匹ほど釣れました。なんだここにはダボハゼしかいないのか?と思っていると、ダボハゼとは違うアタリ…

お前は何でも食べるな…

まさかのボイルホタテでブルーギルが釣れました。地元のご老人に聞いてみたところ、秋頃はわりとハゼが釣れるけど、今の時期はダメだねぇ…とのこと

また後から来たファミリーにも聞いてみましたが、最近はダボハゼしか釣れてないですねーとのことでした。

でもこの前行った新左近川でテナガエビ狙ってたら大っきいハゼ釣れましたよ”

と、耳寄り情報を頂きました!


新左近川といえば東京都内のハゼ釣りの聖地の一つで、前から行ってみたいとは思っていたものの縁がなくてなかなか行けていなかったスポットです

いまいち土地勘がなく地理を理解していなかったので”新左近川って近いんですか?”と聞いてみたところ、大体自転車で30分程度とのこと…

これは行ってみるしかない!と周囲で利用できるレンタルサイクルを調べると、江戸川区には都内によくあるドコモの電動のシェアサイクルがないのですが、区民でなくても利用できる江戸川区独自のレンタルサイクル制度がある模様。

新左近川に行く場合は船堀駅で自転車を借りて、葛西駅で返せるようです!しかも1日240円ととっても安い…!ということで、船堀駅の自転車置場兼レンタルステーションで手続きをして、颯爽とママチャリにまたがり移動を開始。


シーバス動画でよく見る、荒川と中川が並走している場所(の反対側)

ママチャリなので飛ばそうにも飛ばせないで無駄に体力が削られます!

船堀街道をずーっと南下して、首都高の下を通って体感30分以上かけてやってきました新左近川親水公園

雰囲気あるぅ~




釣りやってると釣れそうなところってなんとなく感じるようになると思うのですが、ここはいかにも釣れそうです。下流で止水になっていて若干水が赤みがかっているのが気にはなりますが、多分大丈夫でしょう。
テナガエビを狙っているオジサン二人組がいたので話を聞いてみると、”テナガはそんなに釣れないけどハゼなら居ると思うよ”とのこと
高鳴る期待を抑えながら竿を出してみると…反応がありません
あれぇ~?と対岸に渡って釣り歩いてみると…


どちらさま?




変わった模様の多分サビハゼ的なハゼが釣れました。
何ハゼかは分かりませんがハゼには違いないし、同じようなところにマハゼもいるだろうと、同じポイントを狙ってみると…

触るか触らないかの繊細な手応え


手首でビシッと合わせると


ズッシリ鈍重な反応!!


これこれ~!これを待ってた!!

美しいヒネハゼ


久々の綺麗なヒネハゼに思わずニッコリしてしまいます。この一匹を求めて何時間もさまよってきたわけですから、喜びもひとしおです。今日は食べる気分じゃないので早々にリリース

細身っぽい体型だけどヌマチチブかなあ…?


次に釣れたのはこれまた見慣れない体型のハゼ…胸鰭に明るいミミズ斑があるからヌマチチブかなあと思うのですが(船堀新川で釣ったのがいかにもヌマチチブな体型です)、ヌマチチブにしては細身なのでなんか違う気もします…。
細身のハゼといえばヨシノボリの仲間ですが、ヨシノボリ昔飼ってたことあるのですが、顔付きや口の付き方が違っていたような気がするのでなんともかんとも…
ハゼの仲間は分類が難しすぎるので専門家の登場を待ちましょう(昭和天皇とか


更に釣り続けるとドンッという重いアタリ、グッとアワセてしなりで浮かせて抜き上げると

多分ウロハゼ



ハゼの仲間は多すぎていまいち理解できてないですが、これは柄と全体的な雰囲気からウロハゼだと思います。
ウロハゼはフィッシュイーターでかなりでっかくなるハゼなので、成長を楽しみにリリース


橋の下のゴロタも雰囲気あっていかにも釣れそうな感じがありました



さすが東京ハゼの聖地に数えられる新左近川、色んな種類のハゼが釣れて、なるほど聖地だなぁといった趣。近所には団地があって、ここに住んでたら毎日釣り来ちゃうだろうなあと思いつつ、後ろ髪を引かれながら納竿しました。

今度はここ一点狙いでちゃんと釣りしに来てみたいですね。

帰りに葛西駅に向かいましたが、やたらに坂が長い歩道橋を渡るのが地味に難儀しました。



本日の釣果
ダボハゼ(分類不能) 多数
マハゼ 3匹
ウロハゼ 1匹
ブルーギル 1匹



今回思ったこと
・船堀新川は船堀駅から徒歩圏内で、釣れそうなポイントも多数あるためポテンシャルを感じる場所でした。他に比べるとハゼの層が薄いか成長が遅いかもしれなくて、もう少し季節が進んでからなら熱いスポットになる可能性があるなぁという印象です

・新左近川親水公園は車ならばアクセスがいいのかもしれませんが、どこの駅からも遠いため電車釣行向きではないかなという印象です。電車釣行するときはレンタサイクルの利用をオススメします。
ポテンシャルでいうとかなりハゼのストックが多い場所だと思いました。またテナガエビも結構いるようなので、テナガエビ狙いの人もいいかもしれません。
手前よりも気持ち深い流芯側に溜まってるような気がしたので、4m程度の長竿を持っていっても良いかもしれません(3mだとギリギリ駆け上がりが攻めれる感じでした)
賑やかな公園なので静かに釣りをしたいという人には向いていない場所かな~と思います




 

Location: 日本、〒134-0086 東京都江戸川区臨海町3丁目地先 新左近川親水公園

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