2019年2月3日(日)晴れ 中潮 水面温度7度
ブッコミ釣りの置き竿用に取り回しのいい高すぎないけどいい感じの投げ竿がほしいな〜と思ってアマゾンで色々見てたら気がついたらリバティクラブ・ショートスイングをポチっていました
この竿に合わせたリールを買うなら何がいいかなーと色々見ていたら、去年ダイワ60周年で打ち出された革新的リール基準、LTコンセプトの入門機種レガリスLTが目に止まり、気がついたらポチっていました。
ダイワ レガリスLT3000-CXH
僕はいつも竿はダイワ、リールはシマノ派なんですが、今回買ったロッドとデザインが合いそうだったのと、レガリスLTの評判がいいので試しに購入してみました。
シマノだと実売1万円以下の廉価リールの最高峰、ナスキーに匹敵するとかいう噂があるリールなので楽しみです。
見せてもらおうじゃないかダイワのレガリスLTの性能とやらを…
※今回は既に使用している同価格帯同番手のシマノのリール、サハラと比較しながら見ていきます。実際ナスキーは一部に防水機構があるため、レガリスと同様の防水のないスピニングリールとなるとサハラが一番近いポジションかなと思います
①見た目
ハンドルノブが流線形にシェイプされていてカッコいいです。全体的に肉抜きがしっかりされています。色味はダイワお得意の黒金基調。黒金の多いダイワの竿にはマッチしそうです。本体の樹脂部はラメ入りで表面が滑らかでギラついてるので好みは分かれそうです
黒金の組み合わせは鉄板ですね
②重さ
Light Toughを謳ってるだけあって糸なしで220gという超軽量ボディ。実際手に持ってみても確かに軽いです。ナスキー、サハラは250gなので30gも軽いということになりますね。このサイズのモノで価格を抑えてかつ剛性を確保して1割の重量を削るというのは、本当にすごいことです。実際にレガリスLTを持ったあとにサハラを持つと、ちょっと重いな…と感じます。外してみると分かるのですが特にスプールが軽いです
③ベール
ダイワらしい太い中空構造のベール。ラインローラー周りのベール基部は高級リールにあるような一体成型ではないですが、継ぎ目がない設計になっているのでラインの引っかかりがしにくいそうです。これはシマノの廉価リールにはない特徴で強みだと思います。ベールの上げ下げ時、レガリスLTは作動音のみ、サハラは作動音とクリック音(カチッって音)がします。
レガリスLTのベール基部 |
サハラのベール基部 |
④スプール
ダイワの廉価リールは従来スプールのヒサシというかツバというかの部分の形状が薄く、ライントラブルにつながっていたイメージを持っています。今回採用されたLC-ABSでシマノのARCスプールに並んだ印象です。
レガリスのスプールツバ部 |
サハラのスプールツバ部 |
⑤ラインストッパー
パーフェクトラインストッパーという新規格の糸止めがついています。これは上からも下からも糸が止められるようになっていて、本当に糸止めしやすくてメチャクチャいいです。すべてのリールのストッパーがこれになればいいのに…と思うレベルです
完全にストレスフリーで最高! |
⑥逆回転レバー
現在マグシールドという機能のついたダイワのリールからは逆回転レバーが廃止されています。逆回転レバーはギア部の堅牢性とトレードオフの関係にあるため仕方ないことかもしれません。ちなみにサハラは逆回転レバーは付いていません。
レガリスLTには逆回転レバーが付いていますので、リールを巻きすぎた時や逆回転を利用した釣り(サビキ釣りなど)には魅力となるかもしれません。ただ、レバーがスリムすぎてちょっと強度に不安がありますね…
⑦ネジ
細かいところですが、レガリスLTのネジ止めはプラスネジと六角ボルトが併用されています。六角ボルトの方が締め上げが強いので緩みにくいため堅牢性が高いともいえますが…。サハラはプラスドライバー一本で分解できることを考えると、レガリスLTのほうが若干メンテナンス性が低いといえるかもしれません。ダイワの他のリールがどうなってるか分からないのではっきりしたことは言えませんが、素人は触ってくれるなというメッセージなのかもしれません
⑧ドラグ
従来ダイワの上位機種についていたATDというドラグが滑らかに出る機構がついているということですが、これは実際魚を釣ってみないと分かりませんね…ドラグノブは大きくて回しやすいです
⑨巻き心地
レガリスLT(3000CXH)はエクストラハイギアなので若干の重みがありつつもヌルヌルとした巻き心地です。ハイギアのサハラの方が断然軽快に回せます。イメージでいうと自転車の3段ギアでサハラが1段でレガリスが2段くらいのイメージです(巻き上げ量はほぼ同じです)この差は好みの問題かもしれません。
またハンドルノブを弾いた時の回転がレガリスLTは約1秒で止まるのに対して、サハラはプラベアが入っていて3秒くらい回るので使い心地に差があります(僕はサハラのほうが使いやすく感じました)
ともあれ、実際の使い心地は使ってみないとわからない!
ということでやってきましたいつもの晴海臨海公園
ほがらかな日曜日なのに釣りしてる人が全然いないですね〜 嫌な予感がしますね〜
日差しも暖かく爽やか
さーて釣るかー
空気が澄んでて美しいですね〜
…おしまい。
なんと釣り再開以来初のパーフェクトボウズでした\(^o^)/ヤッタ~
こんなことなら芝浦南ふ頭公園に試しに行ってみればよかった…orz
投げ心地はサハラとレガリスには大きな違いは感じませんでした。
レガリスはハイギアだからか巻きがサハラより重いので魚が乗ってるのかな?と勘違いしたりしました(笑)
今回残念ながら魚がかかった際のドラグ性能比較はできませんでした…
LTコンセプトのうちLightの方は実際持ってみて良く分かったので、今後使い続けてToughの部分を検証していきたいと思います。
レガリスLTのいいところをまとめると
・220gという圧倒的な軽さ
・パーフェクトラインストッパー
・ベール、スプールの合理的な構造
という感じでしょうか。
堅牢性、ドラグ性能は未知数です
価格と性能のバランスという点では個人的には17サハラが突出して素晴らしいと思いますが、軽さを求めるならばレガリスLTは十分にアリだと感じました。たかが30g、されど30gです。あとパーフェクトラインストッパーは本当に素晴らしいので一度体感してみてもらいたいですね。
3000円台の入門用リールからのステップアップや、むしろ初心者が使う最初の一台として間違いのない性能を持つこの価格帯のリールの選択肢が多いというのはとても良いことだと思います。
この価格帯のリールはそれぞれのメーカーのハイエンド機種に搭載されている機能の一部がお安く試せるというのも魅力ですね。
個人的にはダイワのLTコンセプトに対抗するシマノの新しいリールの展開が楽しみだったりします
新調したリバティクラブショートスイングは万能ロッドの評判通り使いやすい竿でしたが、ダイワの竿のご多分に漏れず竿尻キャップが最初めちゃくちゃゆるいので、初回にガッチリ閉めないと一回目で無くします。
鱗付けの初めての釣行のときには本当に注意してください…廉価竿だからこうなのか全体的にこうなのか…頼みますよダイワさん…
2021年5月追記
この記事を書いてから3年経ってますが、僕はレガリスLTを気に入ってその後3台購入しています。ありとあらゆるオカッパリの釣りに使ってきましたが、通常通りのメンテで特にガタが来たりはしていません
(供回り式のためハンドルのガタツキは最初からありますが…)
当然廉価機種なりの性能であることは間違いないのですが、ちょい投げやブッコミ釣りなどの置き竿の釣りにはもってこいの性能のため、初心者が買う最初の1台としては未だにナンバーワンの性能なのではないかなと思っています
(上記の使い方ならレブロスLTでも良いと思いますが、色などはレガリスのほうがかっこいいと個人的には思ってます)
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